「初孫 魔斬 生酛純米本辛口」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

延期になっとった大学時代のJAZZ友達との昨夜神楽坂での飲み会のアルコールがちょっち残る今朝は8時前に起きた。

M夫ちゃんに葉書認めた。

朝食に北海道産ゆめぴりか米でご飯炊き、くめ納豆、海苔で二膳。デザートは熊本産早生みかん4個。
掃除洗濯をした。

アストル・ピアソラをユーチューブで聴いた。秋はピアソラ聴きとうなる。
昼食は「光栄軒」でレバニラ炒め定食650円を食うた。

腹一杯になって、このところ土曜日の図書館行脚を怠ったので、食後に区立荒川図書館へ行き、新聞各紙読んだ。スポーツ新聞は念入りにな。
スーパーで買い物して帰宅。

夕食は岩手産鶏肉、北海道産ブロッコリー、群馬産ほうれん草をタジン鍋で蒸しご飯と食うた。デザートはフィリピン産バナナ2本。
牛乳飲みながら燕軍と虚人のクライマックス・シリーズを江本が緩い解説務めたラジオで聞いとったが、燕軍が日本シリーズ進出を決めたんで、お祝いをせなあかんと「初孫 魔斬 生酛純米本辛口」を出し、スーパーに刺身買いに行って来た。
それで、ラジオ「テイスト・オブ・ジャズ」聴きつつ、半額になっとった刺身盛り合わせで飲みながら祝い出したところなんですわ。


「初孫 魔斬 生酛純米本辛口」を飲んどる。刺身盛り合わせを食いながらな。
一昨年の秋に酒田市へTあき君に会いに行った時、彼と酒田市十里塚字村東山125番の大きな蔵元「東北銘醸」へ行ったんや。そこの銘柄は「初孫」で、孫が出来たお祝いに使われる事の多いお酒や。
そこで、いろんな「初孫」を試飲して飲み比べたんやけど、一番気に入ったのが「初孫 魔斬 生酛純米本辛口」なんですわ。辛口ちゅうても、乾いた感の辛口ではないのがええんや。切れ味ええし、後味もすっきりしとるんや。
これ、多くの和食に合うが、刺身にはごっつ合うんですわ。魚の旨さを引き出すんや。
「北の日本海に面する港町-山形県・酒田市。魔斬とは、酒田に伝わる、主に漁師などが使う切れ味鋭い小刀です。魔を斬ることから、魔除けの縁起物とされています」裏ラベルにそう書かれているんですわ。
また、化粧箱には、「生酛とは、空気中の乳酸菌を活用した天然の酵母育成法。純米の旨味とコクを生かし、くどくないすっきりとした味わいの辛口酒です」と、昔ながらの技法とその特長が書かれとるが、その通りの「初孫 魔斬 生酛純米本辛口」ですわ。
そう云えば、先週、高校迄の同窓生IK君とNっぺと三人で「Bflat」でジャズ聴きながら酒飲んだ時、初孫が居る同窓生も少なくないちゅう話も出たなあ。IK君も居る云うとったがな。
初孫ちゅうのは、眼の中に入れても痛くない程可愛いもんらしいわ。
あ、ちっとも可愛いらしゅうないNっぺが繊細なワテの心を傷ついた事思い出した。
先に来て席取りしとったワテを指し、NっぺはIK君に「変わっただろう。面影が無いだろう」云うたんですわ。そして、「もう一年以上無職なんだ」と専務に紹介しますんや。それだけでは足りず、「この齢で独身だよ」云いまんねん。それでも不十分と、おバカ者やと嬉しそうに何度も云いますねん。そらま、云われれば確かにワテはNっぺ同様おバカな気がしないでもないでえ。
でもな、NっぺはIK君と同窓会で何度か会うて喋っとるんやが、ワテとIK君はその時高校卒業後初めて会うたんや。それなのに、IK君に歪めた見方を吹き込むのはどうか?IK君はワテを高校時代の儘の物静かで思慮深いタイプと思うて会うたはずなのに。
それにワテかてNっぺ同様にいつもおバカな事しとるんやない、たまにや。にもかかわらずNっぺ、目覚めてから眠る迄アホな事し続けるおバカ者扱いして、IK君に伝えるんですわ。
酷いやろ。しかもNっぺ、娘のFカちゃんも「おバカのSちゃん」とワテを呼んどる云いますのや。
彼のパートナーのCHIちゃんがそう云うなら分かるでえ。Nっぺと共におバカな事して来たワテを実際目の当たりにして来とるんやからな。
ところが、云うとるのはFカちゃんやて。ワテは彼女が赤ん坊の時から知っとるが、会うた際は常に紳士たる態度で接しとったでえ。それなのに、おバカとは・・・

躾がなっとらわ。
けど、よう考えてみれば、父親のおバカな姿をつぶさに見て育って来た娘が、ワテをおバカとは、よっぽどあからさまに余人をもってかえ難いおバカな振る舞いしとった事を知っとるちゅう・・・
それはつまり、Nっぺがペラペラとワテの振る舞いを濃縮して娘に喋っとるからに他ならない。何たる父親や!日本の父親の風上に置けない。
ワテもな、嘗てガールフレンドやったEみさんに、烏賊に蛸にNっぺがおバカかちゅう事を具体例でなんやかや話しておったでえ。けど、それは彼女の胸の内に仕舞われた儘でいつの間にか消えとる。
しかし、だが、でも、娘はあかん。二代に亘りワテのおバカな様が生き続けるちゅう事になり、Fカちゃんの子にも語り伝えられる可能性があるんやさかい。そして、以降代々伝承されて行く・・・
あり得る、大いにあり得るがな。
ワテが思い詰めて世をはかなんだらどないすんねん?ワテなんかいつもNっぺが酒飲み過ぎて路上で寝込んで野ら猫に尻かじられたりせんかと身を案じとるちゅうのに。
人非人や!
魔除けの縁起物に、Nっぺの魔を斬って欲しいなあ。切に望みます。


原材料: 米・米麹   山形県産米100%使用
アルコール度数: 16度
精米歩合: 55%
日本酒度: +8.0
酸度: 1.5