千鳥ヶ淵 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

Eみさんの夢見た今朝は8時半に起きた。

ホレス・シルヴァーのアルバム「ソング・フォー・マイ・ファーザー」をレコードで聴いた。

朝食に山形庄内産つや姫でご飯炊き、くめ納豆、海苔で二膳。デザートは山梨産プラム3個。
日暮里から田端を散歩し、昼食はてんやで天丼。
日暮里図書館で新聞数紙に目を通した。
16時に帰ろう思うたら、雷伴う大雨で身動きできへん。17時に追い出される迄居ったが、小雨になりよかったがな。
スーパーに立ち寄り食料買うて帰宅した。

筋トレを小一時間した。
夕食は岩手産鶏肉、千葉産人参、長野産なめこをタジン鍋で蒸してご飯二膳食うとると、またしても大雨降り出した。デザートはプリン。
牛乳飲んでから一時間半ぬるい風呂に浸り、後先顧慮せぬ安倍晋三の見当違いちゅうか憲法違いとか、その安倍政権終わらせる事になる外形標準課税とか、都議会での時代錯誤であり事態錯誤な野次の事考えとった。
手紙来とったH世っちに返事の葉書認めた。
22時半になりラジオで「テイスト・オブ・ジャズ」聴きつつこれ記しとる。
H君との遣り取り二日続けるのも色気無いよって、夢に出て来られたEみさんとの遣り取りを昔のメモ書きから写しますわ。


Eみさんが千鳥ヶ淵へ行ってみたいとおねだりするんで、「桜の名所でっせ。その多くの人で賑わう時節に行くべき所や。この蒸し暑い時に行くのは止めとこ」云うたが、それでも行きたがるんで、仕方なく暑さ和らぐ夕刻に九段下駅で待ち合わせし、九段の坂汗かきながら上がって、インド大使館の所を曲がった。
「さっきの堀が牛ヶ淵、これが千鳥ヶ淵や」
「あっちが牛でこっちは千鳥かぁ」
北の丸公園眺めながらゆっくり歩いて、戦没者墓苑近くのベンチに座って缶コーヒー飲んだ。
Eみさんは、なぜあっちが牛でこっちが千鳥なのかと問う。「牛より千鳥の方が大きいょ」と云う。
「分からないの。江戸時代の事に強いでしょ」と、なぜか拘るんや。
「分からんなあ。ワテの知識の範囲超えとるわ」風呂なら別やが淵の大きさには関心無いワテや。
「お勉強しといてょ」
「この分野はお前様に譲るわ。知識を得て教えてえな」
「ズル~い」
「そない云われてもなあ」
「S吉いろいろ教えてくれてるじゃない、おバカな事が多いけど。だからねぇ」
「だからね、云うてもなあ。それに一言余計や」
「余計な事云わないようにするからさぁ、調べといてょ」
「宜しい、それならワテの弟子になるか?」
なんで、とか云うて即座に否定しよると思うたら、Eみさん「いいょ」と気軽に頷いた。
「それなら弟子よ、食べに行こう」
「もうお腹空いたんだぁ」
「そうでし。コーヒー飲むとお腹減るんや」
ベンチから立ち上がると、「ジーパンのそこ汚れてるょ」Eみさんが指差して指摘した。
「ん、んんん」
Eみさん覗き込み云うた。「あれぇ、もしかして」
「糞害や!」
「やられたねぇ」
「ワテ、憤慨しとる」
「駄洒落は分かったょ。この大きさだと鳩かなぁ」
「誰や、鳩を平和の使者とか云うたの。トイレへ行って落としてくるわ。ティシュ持っとる?」
「どうぞ、でも微妙な所やられたねぇ」そうティシュ渡してEみさんは哀れんだ。
糞は股間近くに落とされとったんや。
「運が付いたとか云うのはやめてや」と笑いながら云うたら、彼女はニコリともせず云うた。「運の尽きだね」