「木内梅酒」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時に起き、くしゃみ4連発。鼻水は治まっとったので、花粉症の薬は飲まず。朝食は山形庄内産つや姫でご飯炊き、くめ納豆、紀州産梅干で三膳。デザートは青森産りんご。
ランディ・ウェストンのアルバム「カーニバル」とマッコイ・タイナーのアルバム「サマ・ラユーカ」をレコードで聴き、昼食摂るんで湯島天満宮すぐ傍の「ビストロ タカ」へ歩いたんや。燕軍が昨夜でセペタも加わった読め売れ虚人軍に三連勝したんを東京ドームで見届けての気持ちええ帰途、見つけたのがこのビストロで、今日が初訪問やった。立て看板に書いとる料金見てちょっち躊躇したが、時間からして本郷「アバ」は満席やからと入った。シンプルランチでも1600円也とプータローやし普段は敬遠する値段やけど、初失業手当が入金されたので、プチ贅沢してもええやろと思うたんや。注文したのは勿論シンプルランチで、豚のソテーを選らび、パンとサラダとコーヒーが付いとった。意外やったのが、客が帰る度にシェフが厨房から出てきて挨拶をしとった事。一人で切り盛りする「アバ」とは違い、三人でまわしとるらしいので出来る事やが、小体ゆえ経営は大変やろなあ。味は料金なりやし雰囲気も悪くなく、金が入ったらまた行くわ。
それから、三社祭見に浅草へ向かったが、びんざさら舞はまだ先の時間やったさかい、新聞を読もうと中央図書館へ入った。スポーツ紙で燕軍勝利の追体験と全国紙で集団的自衛権の行使に意欲満々な安倍晋三の会見内容確認したかったからな。
全国紙は人気で、二紙しか見られんかったが、それぞれの論評は別として、安倍らしく情緒的な会見した内容が詳しく報道されとった。
三社祭見て帰宅後、風呂に一時間浸って、{読売も朝日も相変わらずな書き様で、立場は違えどどっちも現実遊離しとるなあ}思うた事反芻しながらつらつら考え、安倍晋三の問題は相変わらず憲法ちゅうもん理解しよとせんところや、と結論付けた。いずれ行使容認するにしろ、憲法解釈の変更でしよるのは決して認められぬが、そもそも今、集団的自衛権行使の容認を議論する時期やなかろ。時期吟味せいちゅうの。


風呂から上がり、燕軍の昼尼恥軍との戦いをネット観戦前に、暗所から「木内梅酒」を出し、インド産ブラックタイガー海老、徳島産人参、栃木産アスパラ、北海道産椎茸をタジン鍋で蒸した。燕軍応援しつつ、ご飯二膳食い、「木内梅酒」をロックで飲んだが、今日もまた燕軍勝ったんでちと飲み過ぎてしもた。
ワテは梅酒が好きや。理由ははっきりしとって、お祖母ちゃんが長年梅酒つくっとって、高校になった時から飲ませてくれとったからや。それがワテの初アルコール体験や、多分。
材料はホワイトリカーと焼酎雑ぜとって、今から思えば素朴な味ではあったが、甘酸っぱく飲み飽きせぬなかなか旨いもんやった。
近年、健康ブームで改めて人気が出とる梅酒やが、ワテが年に一度は購入するのが「木内梅酒」なんや。
「木内梅酒」は、常陸鴻巣にある蔵元木内酒造の梅酒で2009年大阪天満天神梅酒大会で日本一を獲得し天下御免の称号贈られて以来、あちこちの酒屋やスーパーに置いてあるんやけど、木内酒造ちゅうと欧州のコンクールでいろいろな賞を得とる地ビール「常陸野ネストビール」の方が呑み助には知られとる。却って、ワテは文政六年創業以来造っとる清酒の方を知らんかった。その「菊盛」の名は最近知ったばかりなんや。
さて、「木内梅酒」やが、ビールを蒸留して造ったスピリッツがベースちゅうのが特徴や。「常陸野ネストビール」を蒸留したスピリッツに梅を漬け込んで造り上げとる。他にビールを蒸留して造ったスピリッツがベースの梅酒あるんやろうか?
香り爽やかで口に含むとホップの香りが鼻に抜ける。軽い甘味と控え目の酸味が上品や。
後口もまた爽やかなんで、アルコールが苦手な方も水割りとかソーダ割りにすれば抵抗無く飲めるやろ。アルコールが旨いと云う方には、ストレートでもええが、ワテのお薦めはロックで、氷が刻々水と絡み合う味わいの変化を楽しんでみて欲しいんや。
暑い時ならバニラ・アイスクリームやかき氷に掛けても旨いでえ。

 アルコール度数:14.5度
 原材料名:梅・糖類・スピリッツ
500ml 本体価格1000円也。
ナイトキャップに一杯もええかもな。