『2ガンズ』 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

『2ガンズ』☆+

0.5ヶ月やけどボーナスが多分今年中には出るんで、それ当てにして酒屋を三軒巡り何を買うたろかと楽しい思案をして帰宅。
夕食にくめ納豆と長野産ぶなしめじで納豆茸パスタをつくり食うて、デザートは静岡産みかん3個に蒜山ジャージーヨーグルト。
グレープフルーツジュース飲んでから風呂に小一時間浸り、国家のナンバー2を処刑しよった北朝鮮金王朝が今後どないなるんかとつらつら考えとった。中国共産党の対応次第やろが、金王朝は属国化強められんようにする為にも核兵器開発に勤しむはずや。
風呂から上がって、牛乳飲みながらケニー・バロンのメロディアスなピアノをユーチューブで聴いとった。


一昨日に新宿で間も無く仕舞いの映画を観て来たわ。
人生、リスクテイクしていかな大金は得られぬが、どこに大きなリスクが潜んどるか分からん。そないなはずじゃなかった、と思うた時はもう遅い。
監督はバルタサール・コルマクールちゅう人や。
バディ・ムーヴィちゅうやつで、4000万ドル巡るドタバタ劇ですわ。
冒頭のシーンがダイナー台無しにしドーナツとんのやと、ワテには理解出来んかったし、後々まで不快やった。
不快やったのは、主人公達が汚ちまった悲しみの自覚に乏しいからや。
主人公はデンゼル・ワシントンが演じる麻薬取締官ボビーでメキシコマフィアを潜入捜査中。
彼の相棒役スティグ演じるのはマーク・ウォールバーグで、やはり同じマフィアに入り込んでおるんやが、こちらは海軍情報部の下士官。
このふたり、示し合わせて捜査しとるんやなく、互いの身元や狙いを知らんのやから、互いの事も信じられず行動するんや。
それでな、実はふたりとも騙されとるんやが、誰が嵌めとるかがミソなんですわ。
そのふたりがメキシコマフィアのボスで顔がアインシュタインに似とるパピが悪事で得た金を貸金庫に預けとる銀行へ押し入ると、そこには聞いていたより十倍以上多い4000万ドルがあってん。
その4000万ドルは何とCIAの裏金で悪党共からの上納金ちゅう事実をパピから聞いたふたりが、麻薬捜査局に追われ、CIAと海軍情報部の悪党とメキシコマフィアから狙われるんやが、その図が分かってしまうともう今市日光や。
それに、ポーラ・パットンが演じとるボビーの任務の監視役しとる麻薬取締官のキャラの掘り下げがどうにも浅くてあかん。
汚れた金などは無く、金を汚すのは人や。人の組織や。
汚れた組織は恐ろしいが、この作品は女の性の怖さと愚かしさを見せたいんやろか?
興行収入よかったら続編作るんやろなあ。
ハイリスクやがハイリターンに味占めたふたりの今後が心配でんな。
ちゅうよりも、身を守る策をしっかり練らねば、ふたりはいずれ組織守ろうとしよるCIAに消されるやろね。