月経の直前はちょっち暴力的になるEみさんの夢見た今朝は8時半に起きた。
朝食にオージー・ビーフのステーキを焼き、千葉産さつま芋をタジン鍋で蒸し食うて、デザートは熊本産デコポン。鼻水が止まらぬので花粉症の薬も飲む。
チャーリー・ヘイデンのベースをユーチューブで聴いた。
植物に水遣りしてから御徒町へ散歩に出掛け、昼食は「まぐろ人」で鮨摘む。
帰宅後牛乳飲み、風呂に一時間浸り考えとった。福島第一原子力発電所の事故から2年になるのを前に9日、フランスやドイツ、イギリスでも反原発や脱原発を訴えるデモや集会が行われたちゅう事が今日10日のヤフートピックスにあったが、福島第一原子力発電所の事故を発生させた責任と被害を拡大させた責任を問う東京電力の取締役と原子力安全・保安院の責任を追求する刑事裁判はその後どないなったんか?マスコミは果たしてその事を取り上げるやろか?
上がって、グレープフルーツジュース飲みながらマッコイ・タイナーとジョー・ザヴィヌルのピアノをユーチューブで聴いた。
夕食はチリ産銀鮭、北海道産ホタテ、神奈川産大根をタジン鍋で蒸し食うて、デザートは愛媛産伊予柑2個。
ケニー・ギャレットのアルトサックスをユーチューブで聴いた。
食料調達から住まいに帰って来たEみさんを座らせ詰問した。
「デパートの地階でまず思い出すのは何や?」
「何だろうねぇ」
Eみさんは首捻っとった。
{ぬけぬけと。隠しても駄目や}と思いつつ、「魂胆は見え見えやでえ、Eみちゃん」
「魂胆?悪い企みみたいに聞こえるねぇ」
察しとらんのか、それとも誤魔化そうとしとるんか、Eみさんは悪びれる様子は見せず堂々としとった。
「可笑しいなあ。悪い企みの意図あるの隠しとるやろ」
「いとおかし」
「駄洒落で逃れようとしてもあかん」
「逃げなくちゃいけない事なんか無いね」と、Eみさんはきっぱり云うた。
「ほほう、そやろか」
「気を付けた方がいいょ、人を疑っていたら人相が悪くなるからねぇ」
「実はお前様が戻って来る前にRちゃんから電話ありましたんや」
「え、Rちゃんから。何だってぇ?」
のんびり構えとったEみさんがちょっち慌てた様子に、ワテの心はニンマリやったがな。
「胸に手当ててよう考えるんやな」
「云っとくけど」云うて、わざとやろ、一呼吸置き続けた。「詰まらない事はすぐ忘れた方がいいね」
{何を追及しとるのか気付いたな}と思いつつ云うた。「詰まらなくない。Rちゃんと一緒に行ったデパートで買うたワテへのお土産があるやろ」
でも彼女、ここで表情変えんかった。
「バレンタインデーでもないしぃ、お誕生日でもないしぃ、S吉へのお土産は無いねぇ」
「店員に、007ジェームズ・ボンドが愛飲するシャンパンとして登場するもんや云われて買う気になったそうやないかい」
「シャンパンか、いいね。プレゼントしてくれるの?」
「まだ白を切るんかい」
「云ってるのは「テタンジェ・ドゥミ・セック」の事?あれはS吉へのお土産じゃなくて、別に使い道があるんだね」
「使い道?Rちゃんとふたりで飲む為やろ、それも聞いとる。ワテもご相伴に与るわ」
「S吉の分はあるのかなぁ。どう思う?」
{また小癪な云い方しよる}「ひょっとして、お前様はワテには飲ません気ぃか?」
「Rちゃんと半分ずつお金出したからねぇ」Eみさん、シラッと云うた。
「そない冷たい女やったんかい。いつも旨いもん奢ってくれとるの誰」
彼女はワテの顔ジッと見て云うた。「本当に飲みたそうだねぇ」
「飲みたいわ、そら、飲みたいに決まっとるやないか、ジェームズ・ボンドの愛する酒」
「分かったぁ、後でRちゃんの了解をとっとくょ。じゃあ、次の金曜日の夜ね」
「土曜日にしよ」
「駄目、金曜日に飲もうと決めたんだもん。聞かなかったの、Rちゃん土日は用事が入ってるんだってぇ。だから金曜日なのさ」
「ほな、再来週の金曜日に変更してくれんかなあ。そうRちゃんに電話してや」
「ねぇ、まさかまた燕の応援しに神宮球場へ行くんじゃないよね?」
鋭い指摘やった。
「男の付き合いや、大事な」云う声が小そうなった。
「やっぱりぱり。女との付き合いはどうするのさ。「テタンジェ・ドゥミ・セック」はどうするのさ。それより大事なの」
形勢逆転、Eみさん詰問口調やった。
「男の事情が色々あんねん」云うて云い淀んだ。
Eみさんは鼻先で笑うた。
「じゃあ、「テタンジェ・ドゥミ・セック」の話はもうお仕舞いでいいかなぁ」云うて、立ち上がり云い足した。「金曜日、球場で敵チームのファンを刺激して喧嘩しないようにしてょ」
「オウ」
ワテは生返事しか出来んかったわ。
こないいつも封じ込められるとるワテや。それなのにもかかわらず、相変わらず対抗策が立てられぬのはどうした事か。勝ち誇った顔して芸能情報喋るEみさんを眺めながら暫し考えとった。