№2 がんがんピアノ、海に響け《エロール・ガーナー(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「エロール・ガーナー」のレコード紹介です。音符

 

作品は50枚以上、代表作となる字塔。

コンサートで、「がんん」ハッピープレイ。

B.パウエルに染まらず、づ~とンリーワンで。

 

一句

 “海に響け がんんピアノ コンサート”

②『コンサート・バイ・ザ・シー』(55)
《Concert By The Sea/Erroll Garner》
エロール・ガーナー(p)、

エディー・カルハウン(b)、デンジル・ベスト(ds)。

《Erroll Garner Blog紹介》

①『Erroll Garner』(53) №1 「がんごん」、轟く左ビート


こうも楽しくハッピーに弾かれると。

こっちが滅入ってしまうような。
 

左手で「がん・ん」食らわすハンマー打鍵。
個性で押し倒してくる、がんがんピアノ。

これが「ビハインド・ザ・ビート」と称される。

いくらオンリーワンの世界と、いっても。

マンネリが過ぎ、きもきてしまう。


当②は、タイトルどおりのライブ録音。

だからか、余計にハッピー感は長しまくり。
もうこらえてくれ、と言いたいほどのハッピープレイだ。

50枚以上の作品を残したガーナー。
当②は、代表作と称される。

ジャズ界で、ガーナーの字塔となった作品。
中古盤屋でも良く眼にするレコードでもある。

2枚続けて聴いていると・・。

ップス感のイメージがどんどん強まる。
 

強弱をダイナミックに使い分け、劇る。
意芸の左手コードの強烈な叩きっぷり。
そして、ハッピー過ぎる程の曲の展開。

聴く人を楽しませるポップス傾向が、益々強まっていく。

 

 一句

 “海に響け がんんピアノ コンサート”


H.バップでもなく、ビバップのカラーでもない。

バッド・パウエルの色にも染まっていない。

この時代に、づ~とンリーワンの存在だった。

これが受けたのだから、まさしく立派としか言いようがない。

 

音譜 この有名曲、こんなにハッピー「るんん」に弾くとは、ちょっと無いです。