№12 野放図に、吹いて叩いて《ソニー・ロリンズ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ソニー・ロリンズ」のレコード紹介です。音符

 

やっと、放ロリンズが還ってきた。

ピアノレスのを埋める、凄テク・エルヴィン。

放図・ロリンズ VS 超絶技・エルヴィン 。

 

一句

 “野図に 吹いて叩いて ピアノレス”

 

⑫『ア・ナイト・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』(57)
《A Night At The Village Vanguard/Sonny Rollins》
ソニー・ロリンズ(ts)、ウィルバー・ウェア(b)、

エルヴィン・ジョーンズ(ds)、他。

《Sonny Rollins Blog紹介》
⑪『Newk's Time』(57)№11 挑発、暴れドラムで蘇る

《Elvin Jones(ds) Blog紹介》
⑥『Brother John
』(82)№6  トシには勝てんか??

 

やっと、放・豪快なロリンズが還ってきた。


⑪『Newk's Time』で、勢いを放ったロリンズ。
「ほっ」とさせる、大らかさもなく。

でメロディアスなフレーズに欠けていた。
 

当⑫は勢い&メロディアスな自由空間がある。
「サキコロ」再演、そんならかさが堪らない。

 

⑪『Way Out West』と同じくピアノレス・トリオ。
そして、初のライヴ録音であること。
リズムのハリケーンか、エルヴィンの凄テク。
こんな3つの環境が、豪豪快なスケールのロリンズに。

ピアノレスってのは、どっか間が空いたような。

ただ、ホーン奏者に自由度を与えるのか。
新たなロリンズの地が、観えた感がする。

⑦のピアノレスは、「ぽっかり・ぽっかり」。

フレーズに大きな間が空いたプレイだった。
間を感じさせない当⑫は、エルヴィンのビートがめ尽くす。

 

 一句

 “野図に 吹いて叩いて ピアノレス”


この頃、ビートのたるドラムは他に居ない。
ロリンズVSエルヴィンのバトル、これが聴き処の1枚です。

 

音譜 「ぬ~ぼ~」としたらかなロリンズ&ドラムのテクをお楽しみ下さい。