№1 道半ば、天才ピアニスト《リチャード・ツァージィク(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「リチャード・ツァージィク」のレコード紹介です。音符

 

白人の才ジャズピアニスト、と称される。

14歳でプロ活動、2の音楽で作曲を修得。

術っぽく・小ざかしく、インテリ臭を。

 

一句

 “天才の 薬中ジャズは 道ば”

①『トリオ』(54)
《Richard Twardzik Trio》
リチャード・ツァージィク(p)、カーソン・スミス(b)、

ピーター・リットマン(ds)。

 

《B面収録のラス・フリーマン ブログ紹介》

 

①『Russ Freeman Trio』(53)№1 粋に洒落おつ、リーダデビュー

白人の才ジャズピアニスト、と称される。
こんなキャッチフレーズを眼にすると。

大概、乗るに乗らない白けたピアノ。
と、思ってしまう。

B.エヴァンスをちょっとロディアスな乗りに。
L.トリスターノをもっと明るくした感じ。
まぁ~、聴いてるとそんなイメージを受ける。


14歳の若さで、プロ活動を始める。

2つの音楽で、ピアノ&作曲を修得。
こんな経歴と演奏がマッチはする。


B面に以前紹介のラス・フリーマン(p)を収録。
プレイスタイルはまさしく、A/B面の表/裏のようになる。


西海岸らしさ&インテリ臭を振りまく。

スウィングとか、乗り感覚はない。
色気もなく・淡々と、術っぽく・小ざかしい。

そんなスタイルで魅せつける「Just One of~」。
54年のプレイとは思えぬ、ク&センスを放つ。
好みではないが「天才プレイ」一聴の価値はある。

当①は、ツァージィク最初で最の作品となる。
A面収録後、C.ベイカーのグループで渡欧。
帰米後、B面収録予定であったのだが。


55年10月のパリで、麻薬ショックで急する。
情けない奴だと、思うんだが。

天才と称されるジャズマンの生き様、ってやつか。

 

 一句

 “天才の 薬中ジャズは 道ば”

 

音譜 色気もなく・術っぽく、ちょっと小ざかしい、そんな天才プレイです。