№6 鬼の居ぬ間に!傑作が《キャノンボール・アダレー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「キャノンボール・アダレー」のレコード紹介です。音符

 

のカリスマを外し、熱量急上昇で昇天!

フレキシブルなフレーズで、々プレイ!

VS.コルトレーン、ぐいぐい舌アルト!

 

一句

 “伸び伸びと の居ぬ間に 傑作が”

⑥『イン・シカゴ』(59)
《In Chicago/Cannonball Adderley》
キャノンボール・アダレー(as)、

ジョン・コルトレーン(ts)、ウィントン・ケリー(p)、

ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。
 

《Cannonball Adderley Blog紹介》

④『Portrait of Cannonball』(58)№4 都会っぽく!牙抜かれ

⑤『Things Are Getting Better№5 情けない!染まるキャラ

 

多く売れ・大ヒットの作品もあるが。
作と呼びたいのが、このレコード。

大好きな③『Sophiscated Swing』。

これは、開放的な明るさが強みの傑作だった。
当⑥は明るさを抑えフレーズが舌になった。
テクを活かしたフレーズで、抑揚豊かに唄い込んでいる。

彼はマイルスGに入団し、2年間在籍する。
『Kind Blue』等歴史的傑作にも参加している。
だが、明るく陽気な音は、このGに不合いだと思う。


当⑥はマイルスGのマイルス除きのメンバ。

のカリスマ・マイルスを外し、まさしく絶好調。

息の合ったコンビネーションを聴かすのは。
スピリッツ集中の「Limehouse Blues」。
比べると、他の曲はどうも今イチ。


コルトレーンのテナーの太さに劣らない。

「ごつつ」アルトでぐいぐい迫る。
アルトがうねる凄みは、コルトレーンに勝る。

又、バラードで奏でるゆったりアルトのの音。
以前のアルバムには無い、色彩の豊かさで魅せる。


枯れたピアノ、弾むドラムとベース。
主人除のグループで、レキシブルな音創り。

そんな伸び伸びプレイが、たっぷり味わえます。

 

 一句

 “伸び伸びと の居ぬ間に 傑作が”

 

音譜 コルトレーンとのバトルが聴き所、傑作アルバムをお楽しみ下さい。