№2 上品に・軽く!アレンジを《ラムゼイ・ルイス(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ラムゼイ・ルイス」のレコード紹介です。音符

 

イナミックなピアノトリオ、捨て去り!

翌年・一メンバーのプレイなんだが!

テクを誇示、アレンジの品で魅せる!

 

一句

 “上品に ライト・レンジ テク魅せる”

②『アン・アワー・ウィズ』(59)
《An Hour With The Ramsei Lewis Trio》
ラムゼイ・ルイス(p)、エル・ディー・ヤング(b)、レッド・ホルト(ds)。

 

《Ramsei Lewis Blog紹介》

①『Down To Earth』(58)№1 はみ出す枠!ポップス界


随分と控えめに、品なピアノに変わった。
①『Down To Earth』はダイナミックだった。
当②は「ちま・ちま」小じんまりな音創りに。

「グォオ~ン」と喰らわしたベース。
「ガツ~ン」叩きめぐようなドラムの打撃音。
①のそんな音創りは何にもない。


音楽院卒業の53年以降、じメンバーで活動。
あえてクールVer.のスタイルを試みたのか。
それ程①の演奏とは段違い。

ヤング(b)は当グループで起用され、陽の目を見た程。

ポップス風アレンジともいえるイトな感覚。
そんなフレーズは①と変わらない。
ただ、大きなうねりに巻き込まれる音創り。

ダイナミックな演奏が聴けないのは残念である。

多くのピアノトリオが選曲する「Love For Sale」。
通常、スピード&力で勝負してくるのだが。
ルイスはテクを誇示し、レンジで楽しませる。

 

 一句

 “上品に ライト・レンジ テク魅せる”


面白くもなく・好きではないが。

この曲創りがアルバムトータルを現している。
大袈裟な①より、品の当②を好む方が多いのでは。

 

音譜 アルバムの音創りを現すレンジの工夫で聴かせます。