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ジャズピアノ「フィニアス・ニューボーンJR.」のレコード紹介です。
最高傑作④から、8年間の長～い時を経て！
天才故にか、精神障害・療養期間の後！
ダイナミックに・強いタッチに激変！
療養後の演奏で一句
“療養は 鍵盤叩く エネルギー”
⑤『プリーズ・センド・ミー・サムワン・ツー・ラヴ』(69)
《Please Send Me Someone To Love/Phineas Newborn JR.》
フィニアス・ニューボーンJR.(p)、
レイ・ブラウン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。
《Phineas Newborn JR. Blg紹介》
③『We Three』(58) №3 喧嘩ごし！VS.乱暴ドラム
④『A World Of Piano!』(61) №4 はやすドラム！最高傑作を
最高傑作の④『A World Of Piano』。
Contemporaryに移籍し、第一作目となった。
天才と称されるフィニアスであったが。
当⑤の演奏は、前作から6年後の演奏となる。
長いブランクは、精神障害による療養期間。
天才故に、限界まで追い込むのだろうか。
待ちに待った6年後のリリースである。
コルトレーン他界後のエルヴィン(ds)の登場。
パワー・ドラム効果を期待したいところだが。
スローな曲が多く、エルヴィン効果は薄い。
バラードでも、ダイナミックな展開をみせる。
評論家は賞賛するが、騒々しくて私には頂けない。
療養後の演奏で一句
“療養は 鍵盤叩く エネルギー”
速いテンポでせめぎ合う「He's A Real～」。
両手が叩き出すユニゾンのアドリブ。
速いテンポで弾くオクターブ以上離れた音。
エルヴィンのシンバルに気を取られず全集中したい。
強い鍵盤タッチとダイナミックな展開。
6年間の療養で得た新たなサウンド。
④と比較し、リズミカルな楽しさは消えた。
騒々しい音に、一抹の寂しさを感じるのだが。
強い鍵盤タッチでダイナミックな展開、療養後の世界をお楽しみ下さい。
