№5 威勢 VS. 腰砕けテナー《フレディー・ハバード(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「フレディー・ハバード」のレコード紹介です。音符

 

テナーのJ.ギルモア、ざけてんのか!

乗りの反逆児、半端でないクシャク感!

威勢のラッパ VS. 真逆の「腰け」テナー!

 

ギクシャク・テナーで一句

 “相棒は ブチ切れテナーの 腰け”

⑤『ジ・アーティストリー・オブ~』(62)
《The Artistry Of Freddie Hubbard》
フレディー・ハバード(tp)、トミー・フラナガン(p)、

カーティス・フラー(tb)、ジョン・ギルモア(ts)、

アート・デイヴィス(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。
《Freddie Hubbard Blog紹介》

Hub Cap(61) №3 ハモる!初アレンジ

Ready For Freddie(61) №4 新主流派、揃い踏み

 

このテナー、ざけてる?

人をおちょくってる?

 

かなり風わりなフレーズなんだが。

間を空け、思わぬとこでフレーズを切る。

と思ったら、やたらとロングトーンが。

 

初めてジョン・ギルモア(ts)を聴いた。
グルーヴさせない、乗りの反児なのか。
このギクシャク感、半端ではない。
だが、異常な張感を食らわしてくる。

威勢の良いハバードのラッパ。
真逆をいく「腰け」テナーが面白い。

 

 ギクシャク・テナーで一句

 “相棒は ブチ切れテナーの 腰け”


ハバードは5枚目のリーダ作となる。
大御所Blue Noteを離れ、Impulseへ。
当⑤は移籍第一作目となる。


3年間で5枚目、ハバードの音に変りはない。
ブリリアントでイナミックなプレイ。

どれを聴いても定番・安定もの。

ただ、又もケジメのない・切れの悪い楽器が。
ユーホニュームに続き、トロンボーン。
アンサンブルに厚味を出すためだろうか。
ただ、ソロの音がどうにもらしなくて。

 

主人公は置いといて、珍しいチ切れテナー。

推しの曲は「Bob's Place」。

 

音譜 音場をしにかかるテナーの「ブチ切れ」アドリヴをお楽しみ下さい。