№7 しゃくり上げ!ウッズ節《フィル・ウッズ(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「フィル・ウッズ」のレコード紹介です。音符

 

「もう、パーカーもどき」とはばせない!
グループ結成2年目、益々キサイトに!

アルトが吠え、「しゃくり」上げるウッズ節!

一句

 “ウッズ節 パーカーもどきと ばせない”

⑦『アット・ザ・モントルー・ジャズ・フェス』(69)
《At The Montreux Jazz Fes./Phil Woods》
フィル・ウッズ(as)、ジョルジュ・グルンツ(p)、

アンリ・テクシェ(b)、ダニエル・ユメール(ds)。
《Phil Woods Blog紹介》

⑤『Warm Woods』(57) №5 あれもこれも飽きられて

⑥『Alive And Well 』(68) №6 渡欧!天空の竜巻スパイラル


⑥『A Live And Well』の年の演奏。

メンバは同じリズムマシーン、モントルー・フェスのライヴ収録。


「もう、パーカーもどき」とは呼ばせない。
と、言わんばかりにアルトが吠える。
当グループ(⑥⑦)でミディアムテンポの曲を披露。

 

まったりと聴くテンポの「I Remenber Bird」。
だが、とてもつろぎの演奏ではない。

中盤から倍テンでガンガンと、いつもどおりに。

 

そして、やたらと「しゃくり」上げ・吠える。
これは渡欧後の特徴ではある。
「こぶし」の効いたウッズ節でかましあげる。

少々「品が無い」とも思えるが。

押し込んでくる抑揚は、まるで「はるみ」のコブシ。

 一句

 “ウッズ節 パーカーもどきと ばせない”

 

グループ結成2年目となるリズムマシーン。

よりフレンドリー感が増したようだ。
初作品⑥以上にドラムのインタープレイが増し。

アルト・ピアノとの絡み、テンションはグイグイり詰めていく。


推しの1曲は最もキサイトなB#2「Riot」。
 

音譜 グループ結成2年目、益々キサイトするウッズをお楽しみ下さい。