№3 &クィル!苛つき隠せず《フィル・ウッズ(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「フィル・ウッズ」のレコード紹介です。音符

 

強さ・勢い&スピード感を、イメチェン!

ゆったりクィル&スリルのウッズ、共演!

イメージウン? ウッズらしさは・・

一句

 “相棒に らつき隠せぬ フィル・ウッズ”

③『フィル・アンド・クィル・ウィズ・プレスティッジ』(57)
《Phil And Quill With Prestige/Phil Woods》
フィル・ウッズ(as)、ジーン・クィル(as)、

ジョージ・サイラン(p)、テディー・コティック(b)、

ニック・スタビュラス(ds)。
《Phil Woods Blog紹介》

①『Woodlore』(55) №1 ぶっ飛べ!免停覚悟だ

②『The Young Bloods』(56) №2 結婚!C.パーカー未亡人と

 

強さと勢い、そしてスピード感のウッズ。
それではワンパターンと、少し工夫が。

このセッションは、ブル・アルトで登場。


今後のアルバムで有名となるクィルとの共演。
ところが、バトルに至らない良しセッション。
以前の特急テンポ・免停覚悟のスピード狂ではない。

ミディアムテンポ中心のビートで々と。

 

ウッズのイメチェンは失敗?ダウンしたか。

どうも面白さに欠け、腰けのようで・・。

アルト2本揃うとどっちがどっち、となるが。
以前と変わらないウッズ、両者の違いは歴然。


クィルのプレイは少し人し目。

ウッズのように畳み掛けてこない。
間を置き・長いトーンを挟んでくる。

 一句

 “相棒に らつき隠せぬ フィル・ウッズ”


以前の勢いとスピードの演奏とは異なる。

ゆったりとクィルを聴き、ウッズでスリル・刺激を受ける。
甘さ・辛さ、酸味渋味の味が楽しめる1枚といえる。

 

音譜 以前の強さと勢いから「ゆったり」のウッズをお楽しみ下さい。