№4 拘り続け!真実に《オリヴァー・ネルソン(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「オリヴァー・ネルソン」のレコード紹介です。音符

 

以前のお下劣なブルース、哨戦・試作品!

ブルースを多角的に捉え、本領揮!

作曲・音楽理論、ここに大成が!

一句

“ ブルースや こだわり続け 実に ”

④『ザ・ブルース・アンド・ザ・アブストラクト・トラス』(61)

(ブルースの真実)
《The Blues And The Abstract Truth/Oliver Nelson》
オリヴァー・ネルソン(ts)、フレディー・ナバード(tp)、

エリック・ドルフィー(as,bcl)、ビル・エヴァンス(p)、

ポール・チェンバース(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。


《Oliver Nelson Blog紹介》

②『Soul Battle』(60) №2 バトル!真面目ジャズ

③『Screamin' The Blues』(60) №3 怯えた?象の遠吠え


1曲目「Stolen Moments」。
有名な曲だが、ネルソンのリジナルとは・・。

大学で作曲・音楽論を習得したことが納得出来る曲。
堂々としたメロディーとアレンジが巧い。
E.ドルフィーの「馬のいななき」は控え目に押さえ、

楽曲の良さをローズアップする演奏に仕上がっている。

当④は「ブルースの真実」と訳され、字塔の如く絶賛される。
③『Screamin' The Blues』はお下劣なブルースだった。

④は全く異なりブルース臭さを抑えハイセンスな仕上り。
以前のブルースは当④のための哨戦・試作品。

 一句

  “ ブルースや こだわり続け 実に ”

 

F.ハバードの芯のある太い音のラッパ。
遠慮がちな「馬のいななき」のドルフィー。
両者の個性と新な演出が一層アルバムの貴重性をアップする。

ブルースを多角的に捉えるネルソンの本領揮ってとこか。

 

音譜 アレンジの巧さ、ハバード&ドルフィーの性を堪能して下さい。