№1 しゃくり上げ!勢いのデビュー作《フランク・フォスター(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「フランク・フォスター」のレコード紹介です。ルンルン

 

26歳・リーダ作、威勢・勢いで迫る
しゃくり上げる力強さ、少し暴だが

ブリリアントな音、リバリ吹き迫る

 

一句

 “ しゃくり上げ 勢い余る ビュー作 ”

①『ヒア・カムズ・フランク・フォスター』(54)
《Here Comes Frank Foster》
フランク・フォスター(ts)、ベニー・パウエル(tb)、

ギルド・マホーネス(p)、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)。

随分と勢がイイ。
しゃくり上げる力強さは少し乱暴にも聴こえる。

 

温厚なテナー屋という評判。

だが当①ではリリアントな音でバリバリ吹込む。
録音のせいか、音質が硬くギラギラと輝く。

だからか、少々耳が痛い。
 

フォスター、26歳でのリーダ作。
アレンジが巧く、オリジナルも5曲。

 

 一句

 “ しゃくり上げ 勢い余る ビュー作 ”

 

53~64年までC.ベイシー楽団に在籍。
リーダ作が少ないのは、10年以上在籍したから。
バラードの演奏は勇ましいがちょっと

ベイシー楽団でのソリストとは思えない。

このレコードは、マホーネスのピアノに注目したい。
54年とは思えぬ斬新さとつい音がグイグイと乗せてくる。

 

音譜 26歳での初リーダ作、リリアントな音のフォスターをお楽しみ下さい。