№1 断固許せず、ケジメ無さ《ハロルド・ダンコ(P)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズピアノ「ハロルド・ダンコ」のレコード紹介です。ルンルン

 

ダンコ(p)&チベリ(ts)、耳の

ら~」と、ケジメの無い演奏

一種独特・乗りの悪さ、「ラ・イラ」感が・・

一句

  “ 「だら~」とし 許せず けじめ無さ ”
①『コインシデンス』(79)
《Coincidence/Harold Danko》
ハロルド・ダンコ(p)、フランク・ティベリ(ts,bassoon)、トム・ハレル(tp,flh)、

ルーファス・リード(b)、ジョー・ラバーベラ(ds)。

ら~」としたけじめの無い演奏。
買った狙いは初物テナーのフランク・ティベリ。

 

初のジャズの演奏? と、思う程リズムに乗らない。
「バ~・~」タンキングが効いてない。

だからダラ~とし、アクセントが無い。

1人だけ他の演奏をしてる? と思う程リズムに乗らない。
バスーンも吹くが、「ボ~・ドォ~」まるでジャズに成らない。


ピアノのダンコの演奏もめて聴く。
この人もけじめが無い。
シングルトーンもブロックコードも濁って音の頭がぼける。
「だあ~・あ~」とした音がリズムに乗らない。

 一句

   “ 「だら~」とし 固許せず けじめ無さ ”


一種独特の乗りの悪さは「ラ・イラ」感がつのる。
その中で無難にこなしてるのは、ラッパのトム・ハレル。
丸味のあるフリューゲルホーンはらだらメンバに同化し、

気だるさだけが残る。

少々真ともに聴けるのは1曲目「Tidal Breeze」。
切れの良いドラムが効き、一丁前のジャズに仕上がってる。
やみくもに初物を買うと、こんなレコードを掴む羽目に。

 

音譜 別なアルバム、一種独特「ら~」としたダンコのピアノをお聴き下さい。