№1 大学教授風!顔付が演奏に《ビル・エヴァンス(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
ジャズピアノ「ビル・エヴァンス」のレコード紹介です。音符

 

大学教授風・理論派、だから嫌いった

ンタープレイ」、を産んだトリオ

テク&信頼、即興表現の張感

一句

 “教授風 ジャズを現す 付で”

①『ポートレイト・イン・ジャズ』(59)
《Portrait In Jazz/Bill Evans》
ビル・エヴァンス(p)、スコット・ラファロ(b)、

ポール・モチアン(ds)。

このピアニストがいだった。
見たとおり「大学教授」風・理論派の顔付き。

演奏は見た目をそのまま映している。


「良く乗ってるネェ~」何て、演奏はあり得ない。
正座し・しい顔で聴くジャズ。と、思ってた。

だが、数10年振りにじっくり聴くと中々イイ。

 一句

   “ 教授風 ジャズを現す 付で ”


ジャズの醍醐味「インタープレイ」の極致。
1人の演奏を他の者が「追従」する形ではない。
お互いにンプロヴィゼイション(想像)する。

 

エヴァンスにはそんな強いポリシーがある。
こんな演奏を「ンタープレイ」(掛合い)と言う。

その由来は、エヴァンスのトリオが切っ掛け。

当①を有名にした「Autom Leaves」(枯葉)。
ピアノとベースのインタープレイはお見事。
まさしく「新的」演奏と言われた。

 

ベースにピアノが絡む。

即興だから「異常な張感」を生む。
各自の最高のテクと信頼関係が創るトリオ。

このトリオは「ファースト・トリオ」or「オリジナル・トリオ」と呼ばれる。
第一作目の貴重且つ有名なレコードである。

 

音譜 「枯葉」、ピアノとベースのインタープレイ(掛合い)をお楽しみ下さい