米西海岸・白人ギタリスト&白人テナー!
「キレ&リラックス」織成すギター・ジャズ!
「粋」な! ウエスト・コースト・ジャズがここに!!
一句
“ 粋なさま キレとリラックス ギタージャズ ”
①『ザ・ライト・アプローチ』(58)
《The Wright Approach/Dempsey Wright》
《YouTubeリンク: https://youtu.be/_drYUC7aT_E 》
デンプシー・ライト(g)、リッチー・カミューカ(ts)、ベン・タタッカー(b)、スタン・リーヴィー(ds)。
このジャケット、「ライト」兄弟繋がりで「複葉機」?! ギャグったか?
さておき、白人ギタリストD.ライトと白人テナーR.カミューカ。
米西海岸の白人コンビが奏でるキレがあり・ゆったりのギター・ジャズ。
これが、このレコードの特徴。
ただ、カミューカのテナーは黒人も一目置く程の力量がある。
同じ西海岸・白人バド・シャンク等とは異なる少し黒さを秘めた力感。
一音一音力強く「スパッ・スパッ」と断ち切るタンキングはフレーズに強さがある。
太さ・大らかさ・歌心の豊かな音は、アクを強くしたS.ロリンズか?
ライトのギターとの相性がイイ。
シッカリと弦をピッキングする太い音、クールで歌心タップリなフレーズ。
まさしくリラクゼイション。
白人特有の「スカッ」としたギタースタイルと白人テナーが織り成すギタージャズ。
ビル・ホルマンのアレンジが随所に活き、「粋」なウエスト・コーストジャズが楽しめる。
一句 “ 粋なさま キレとリラックス ギタージャズ ”