(続)№3 異種混合音場空間に響け《ペッパー・アダムス(bs)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。

 ジャズサックス「ペッパー・アダムス」のレコード紹介です。ルンルン

 

D.バード(tp)の研ぎまされた音

H.ハンコック(p)のエリート臭さと鮮さ

異種混合の音場、アダムスの裂音が響く

③『アウト・オブ・ディス・ワールド』(61)
《Out of This World/Pepper Adams》
ペッパー・アダムス(bs)、ドナルド・バード(tp),

ハービー・ハンコック(p)、レイモン・ジャクソン(b)、ジミー・コブ(ds)。


《Pepper Adams Blog紹介》
①『Critics' Choice』(57)№1 河馬爆走!爆音響くバリトン   

②『10 to 4 At ~』№2 テナーの極低音?特急リズムで走る

 

歌い過ぎ・飲み過ぎで、をやられた。

そんな江戸っ子が、撒くし立て・がなり立てる。
バリトンをあたかもナーの如く吹きまくる。
バリトンにありがちなリズムの遅れ・もたつきは全く無い。

ドスの効いた・喉をれたガナリ声で吹荒らす。
ダイナミックに唄い上げるアダムスがイイ。

 

バードの研ぎ澄まされた1音1音を大事にするメロディー。
ハンコックの鮮な香り漂う世界観。

その中で、アダムスのメロディ豊かなガナリ音。
種混合音場空間でのスイング、乗りは抜群。


H.ハンコックは、まだまだ々しい新人。

他のピアニストには無い新鮮なメロディー・空気感がある。
エリート臭さはあるが、今後のジャズ世界を切り拓く。

若きリーダのオーラが漂っている。
 

音譜 タイトルどおり世界のジャズを切り拓くメロディーが聴こえる