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Let’s Do It
1928 Cole Porter
ミュージカル映画「上流社会」の中で使われていたこの
“Let’s Do It” はCole Porterの作品の中では
それほどヒットした歌ではありませんが、
コケットでちょっと思わせぶりな歌詞と、
それをジョークに聞かせてくれる軽快で明るいメロディーが魅力です。
Let’s Do It
Even educated fleas do it
Let’s do it, let’s fall in love..
(全歌詞は著作権の関係上掲載しておりません)
鳥たちもしてる、蜂もしてる
ノミだってしてる
私達もしましょうよ、
恋をしましょう
スペインの上流階級の人たちもしてる
リトアニア人やレット人も
だから私達もしましょうよ、
恋をしましょう
アムステルダムのオランダ人もしてる
言うまでもなくフィンランド人もね
サイアムの人たちだってしてるわ
サイアムの双子ってあるでしょ?
アルゼンチンでも普通にしてるし
ボストンでは豆だってしているんですって!
だから私達もしましょうよ、
恋をしましょう
電気ウナギも付け加えなくちゃね
多分電気ショックを受けるでしょうけれど
シャッド(*)人たちはどうなのって?もちろんよ
そうだ、ウェイターさん、ニシンの卵(*)をちょうだい!
浅瀬ではイギリス人たちもしてる
金魚鉢の中では金魚たちも
だから私達もしましょうよ、
恋をしましょう
* Shad人とShad roe(ニシンの卵料理)をかけている
「Let’s Do It」なんて挑発的なワードを連発しちゃって
「えっ?」と思わせるイタズラな歌詞です。
古い歌ゆえ、Chinks(中国人への差別的な言い方)や
Japs(同じく日本人)など、
差別的な言い回しがいくつか入っているので
今では歌詞を入れ替えたり、一部を変えて歌われています。
よく古い本の最後に書かれていますよね
「当時の世相や作者に悪意がない事などを考慮し、
原語のまま表記しています」的な。
昔ゆえそんな倫理観も今ほど重視されていなかったのでしょう。
Honeysuckle Rose でもご紹介しましたが、
これも映画「あなたに恋のリフレイン」の中で
クラブ歌手役のキム・ベイシンガーが超・セクシーに歌っています。
あまり色っぽく歌うとわざとらしいので
クイック目にさらっと歌うのが俺は好き。
ライブでリクエストして下さいね。
Let’s Do It!