池袋のジャズピアノレッスン -33ページ目

池袋のジャズピアノレッスン

ジャズの初心者向けのお役立ち情報について書いております。
記事では、主にジャズピアノの練習方法、簡単なジャズ理論、ジャズの歴史についてご紹介しております。

● ジャズの世界~クールジャズ

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

今回は、黒人主体のビーバップに対し、白人テイストの強いクールジャズをご紹介したいと思います。

クールジャズはこれまでの即興性の強いビーバップに対し、アレンジが重要視されているジャズになります。

その中でも代表的なアーティストがこの方になります。

・George Shearing - East of the Sun (West of the Moon)



とても精錬されたサウンドですね。

クールジャズと言えば、この方も有名です。

・Stan Getz - Here's That Rainy Day



哀愁の漂うサウンドですね。

そして、クールジャズと言えば、この帝王の存在も忘れてはいけません。

・Miles Davis - Sketches Of Spain




マイルスのこのアルバムは有名ですが、アレンジャーとしてのギル・エバンスの存在も忘れてはいけません。

ジャズにも色々な表現があるのですね。

● ジャズの世界~ビーバップ

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

今回は、ビーバップの世界をご紹介したいと思います。

ビーバップと言えば、僕の中ではこの人です。

・Blue Monk, Thelonius Monk



セロニアス・モンクです。

動画の3分くらいから、当の本人がピアノの演奏を止めて、なぜか突っ立っています。

かなり笑えます。

モンクは、かなりエクセントリックだったと言われ、彼の作品は独創的なものが多く、僕は個人的に大好きです。

さて、ビーバップと言えば、この人も忘れてはいけません。

・Dizzy Gillespie & Louis Armstrong - Umbrella Man



デイジーガレスピーです。

動画の途中では、サッチモとソロの掛け合いをやっていますが、明らかにソロのアプローチの仕方が違います。

でも、どちらも個性なのでOKなのです。

そして、ビーバップと言えば、このお二人の大御所ははずせません。

・Charlie Parker With Miles Davis - Ornithology





● ジャズの世界~スウィングジャズ

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

今回は、ニューヨークで栄えたスウィングジャズのご紹介したいと思います。

経済的な不況で、ニューオーリンズを離れたミュージシャンたちはニューヨークへ渡ってきます。

こうした黒人のミュージシャンたちの音楽に目をつけたのが、当時のユダヤ人、白人たちでした。

ニューヨークの白人階級に受け入れられるよう、黒人の音楽を精錬されたサウンドにしたのが、スウィングジャズです。

・Duke Ellington - Satin Doll



ビッグバンドの中で、ここぞとばかりのオシャレなフレーズを入れていますね。

デュークエリントンは「ミュージシャン'ズ ミュージシャン(音楽家の中の音楽家」と呼ばれ、非常にアーティスティックな楽曲やアレンジを残しています。

次の曲では、特に、ディミニッシュコードの使い方が、すごいです。

・Duke Ellington - Caravan



デュークエリントンは、アーティスティックな作品が多かったため、商業的には、カウントベイシーオーケストラの方が成功していたと言われています。

先ほどのサテンドールを、カウントベイシーオーケストラのアレンジで聞いてみましょう。

・Count Basie -- Satin Doll



さて、スウィングジャズと言えば、現代でいうところの、SMAPやAKBと同じくらいのポピュラー音楽でした。

若者が、ビッグバンドの演奏に合わせてダンスを踊る、というのが当時の若者の憧れだったといわれています。

次の動画には、そういった当時のダンスの様子が映っています。

Benny Goodman - Sing Sing Sing (with a swing) 1935



僕がアメリカで、スウィングジャズの演奏をしていると、シニアのカップルがよく踊っていました。^^

さて、ニューヨークで花開いたスウィングジャズも、世界大戦の影響で、少しずつビッグバンドが解散したり、ミュージシャンたちが兵役に行くようになったりして、廃れていくようになります。






● ジャズの世界~ニューオーリンズジャズ

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

今回から、ジャズの様々なサブジャンルについてご紹介していきたいと思います。

ニューオーリンズと言うとジャズの発祥の地として有名です。

そのニューオーリンズのバーボンストリートにあるプリザベーションホールで演奏されている音楽がこちらです。

・Preservation Hall Jazz Band - "Tailgate Ramble" at Preservation Hall



初期のニューオーリンズジャズの特徴は、ハーモニーが「ポリフォニー」であることです。

モダンジャスのように、ソロイストに対して、コードがバッキングするスタイルのハーモニーを「ヘテロフォニー」と呼ぶのに対して、ニューオーリンズジャズの特徴は、それぞれの演奏者が複旋律を演奏しています。

さて、ニューオーリンズジャズといえば、忘れてはならないのがこの方。

・Louis Armstrong - Hello Dolly



本当に見ていてるこちらまで幸せになってくる素敵な笑顔ですね。^^

この後、ジャズの主流はニューヨークに向かうことになります。

●ジャズのジャンルあれこれ

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

池袋のジャズピアノレッスンの体験レッスンにいらっしゃる生徒さんでから、よく「ジャズのおしゃれな演奏ができるようになりたいんです!」と伺うことがあります。

ところが、レッスンでよ~くお話を伺うと、ジャズではなく、じつはファンクだったり、フュージョンだったりすることがあります。

クラシックピアノをされてきた方には、漠然とクラシック以外の音楽がをジャズととらえていらっしゃる方もたまにいます。

日本レコード協会が発行している統計によると、日本で聞かれている音楽の1割がクラシック音楽、そして8割がジャズを含めたポピュラー音楽になります。

なのでポピュラー音楽と言っても、様々なジャンルがあります。

ジャズ以外にも、ラテン音楽、ソウルやR&B、ファンク、ゴスペル、ブルース、カントリー、ロック、レゲエ、ボサノバといったジャンルがポピュラー音楽の中にはあります。

また、ジャズの中にも、細かいサブジャンルがあります。

ニューオーリンズジャズ、スウィングジャズ、ビーバップ、ハードバップ、クールジャズ、モードジャズ、フリージャズ、さらにラテンジャズ、スムースジャズ、ジャズロック、アシッドジャズ、クラブジャズなど。

大事なのは、こうしたジャズのサブジャンルでも、アドリブのアプローチが異なっていて、よく使われる音階やハーモニーにも違いがあるということです。

つまり、ジャズのアドリブのアプローチには、どれか一つが正解ということはない、ということです。



●耳コピは大事ですが、〇〇の視点を忘れるとただの真似で終わってしまう法則

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

ジャズのアドリブが得意になるために、よく好きなアーティストの耳コピをしたらいいですよ~とアドバイスされるときがあります。

耳コピは大切ですが、その時に忘れてはいけない「大事な問いかけ」があります。

それは・・・

何故?

という問いかけです。

たとえば、ビーバップの演奏、特にセロニアスモンクの演奏には、よくオルタードドミナントスケールが使われます。

ところが、サッチモのソロにはオルタードドミナントスケールは出てきません。

何故でしょうか?

モードジャズの有名な曲「So What」では、普通のコードが使われていません。

なぜ、特殊なコードが使われて、それがどのような意味をもっているのでしょうか?

こうした問いかけが大事になってきます。

こうした問いかけをすることで、さらに深く掘り下げて考えることができるようになるからです。

アーティストも、その時代時代ごとに流行った理論や表現手法の影響を受けて、アドリブを行っています。

中には、クールジャズのように、アドリブ主体ではなく、アレンジ主体のジャズ表現もあります。

常に「何故?」と問いかけることで、当時のジャズメンが追及していた表現手段の根底にある考え方を学ぶことができます。

アドリブの「フレーズ」をまねるのではなく、「フレーズの背後にある考え方」を学ぶことで、自分らしい新しい表現手段を手に入れることができるようになります。

● ブルース進行とジャズブルース進行から分かるジャズのハーモニーの考え方

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

世界で一番演奏されている音楽と言っても過言でない音楽があります。

それが、ブルースと呼ばれる音楽です。

ブルースは元々、アメリカ大陸に連れてこられた黒人奴隷の人たちの間で生まれました。

ブルースの音楽の中に含まれている日常生活の悲しさや苦労に、世界中のミュージシャンたちが共感し、現在では、ジャンルを超えて演奏されています。

ブルースマンだけではなく、ロックやラテン、R&Bやソウルのミュージシャン、またゴスペルやカントリーのミュージシャンたちもライブでは、必ずと言っていいほどブルースが演奏されます。

さらに、クラシック音楽の世界でも、ブルースが演奏されています。

クラシックで演奏されているブルースについては、こちらの記事でご紹介しております。

クラシック音楽の作曲家で、黒人はいるのですか?という質問を受けました。

さて、ブルースには基本的な様式があり、定型のコード進行があります。



このコード進行は、世界中のミュージシャンたちの共通言語になっているので、是非覚えておきましょう。

また、コードの中でも重要な「3コード」で、構成されているため、コードを覚える際にも役立ちます。

さて、このブルース進行も、ジャズミュージシャンたちの手にかかると、以下のようにコード進行が変化します。



普通のブルース進行よりも、コードの変化が細かくなっています。

モードジャズ以前のジャズの特徴として、簡単なコード進行を、より複雑にして、ハーモニーの変化を楽しむというのがあります。

これは何も複雑なコード進行を作るのがカッコいいというだけではなく、自分だけのユニークなコード進行を作り出して演奏するという「遊び心」から生まれています。

たとえば、先ほどの典型的なジャズブルースのコード進行を、僕なりに変えると、このようなコード進行になります。



これは、あくまでも一例で、これ以外にも様々なコード進行を作り出すことができます。

さて、こうした新しいコード進行を作り出すことを「リハーモニゼーション」と言います。

池袋のジャズピアノレッスンに通ってくださる方から、よく「童謡や唱歌におしゃれなコード付けをしたいです!」というリクエストをいただきます。

もちろん今すぐにできる簡単な方法もありますが、よりお洒落なリハーモニゼーションを行うためには、ジャズの高度な音楽理論の学びも必要になってきます。




●ジャズを特徴付けている表現手段について

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

ジャズの音楽を特徴付けている表現手段がいくつかあります。

これはジャズのアドリブだけでなく、コンピング(バッキング)、リズム表現など、ジャズの会話をする上での基礎になりますので、覚えておくことをお勧めします。

・コール&レスポンス

だれかの掛け声に対して、反応をすることです。

関西でいうところの「ボケ」と「ツッコミ」みたいなものです。

誰かが面白い表現をしたら、それに反応して、こちらも面白い演奏表現で答えてあげる。

これがコール&レスポンスの醍醐味になります。

・即興演奏

即興演奏は、なにもアドリブだけではありません。

リズムも即興演奏で表現することができますし、モードジャズになってくるとコード進行すら即興になります。

つねに何かを即興で対応する。

即興演奏を鍛えることで、こうした柔軟な発想をもつことができるようになります。

・シンコペーション

シンコペーションとは、リズムのアクセントをわざとずらすことを意味します。

リズムのアクセントをわざとずらすということは、いつものアクセントに飽きたので、何か面白いことはできないかな・・・という発想が大事になります。

いつものアクセントの位置を8分前とか、8分後にもってきて、どうなるかな~という冒険心が大事になってきます。

・ポリリズム

ポリリズムは、2つの異なるリズムが同時進行することです。

たとえば、4拍子のリズムと3拍子のリズムが同時進行したり、ジャズやキューバの音楽には欠かせない要素です。

ジャズの上達には、このポリリズムの練習が不可欠になります。

さて、以上ジャズを特徴付けている表現手段を簡単にご紹介しましたが、じつはこれらの表現手段は、すでに西アフリカの音楽に存在していました。

詳細はこちらです。


●ロックの起源について

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

ロックの起源について、日本では色々な諸説があります。

ロックの起源はプレスリーだとか、はたまたイギリスがルーツになっているとか・・・

アメリカの大学では、「Jazz to Rock」というポピュラー音楽史の授業があります。

そこでは、ロックの起源についてしっかり教科書に書かれています。

ロックの起源は、コンボと呼ばれるジャズの小編成のバンドが、映画「暴力教室」で演奏した音楽としています。

「ビルヘイリー&ヒズコメッツ」の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」という曲が起源とされています。



音源を聴いていただくと、バンドの編成にウッドベースが使われ、リズムもスウィングであることに気づきます。

プレスリーやブリティッシュの影響は、もっと後のことなのです。

ジャズをしっかり勉強すると、こうした歴史背景もしっかり学ぶことができますよ。^^


●カッコいいウォーキングベースを手に入れるためのちょっとしたコツ

こんにちは。ジャズピアノ講師のヨッシー佐藤です。

今回はウォーキングベースをピアノで演奏するときのコツをご紹介したいと思います。

ウォーキングベースは、コードに対して使えるスケールを当てはめれば、四分音符を弾くだけなので、基本は難しくありません。

ただ、カッコいいサウンドにするには、ちょっとしたコツが必要になります。

では、早速そのコツをご紹介したいと思います。

1.四分音符はテヌートで弾く

ウッドベースの音をよーく聴いてみましょう。

ウッドベースの音は、発弦してから弦がボディーと共鳴して、残響が響いています。

そして、この残響が鳴っているうちに次の音が発弦されます。

このように連続的に音がつながっているのが、なるべく四分音符をテヌートで弾く理由になります。

2.ウォーキングベースは、少し走りぎみに弾く

ジャズのアンサンブルでは、ウォーキングベースがアンサンブル全体を引っ張る駆動力になります。

それに対し、ドラムが手綱を握って、全体が走らないようバランスをとっています。
なので、ベースがオンタイム(拍にぴったり合わせる演奏)だと、アンサンブル全体がもたってしまいます。

つまり推進力のない、緊張感のない、ダサい演奏になってしまいます。

3.スウィングの3連の3拍目にゴーストノートを入れる

ウォーキングベースは基本は四分音符の演奏ですが、時々ゴーストノートを入れることで、スウィング感を演出することができます。

入れるポイントは、スウィングの3連の3番目の音になります。

|ブーン、ブーン、ブーン、ブーン|ブーパ、ブーン、ブーン、ブーン|

2小節目の1拍目にゴーストノートを表現しました。

こうした、ほんのちょっとしたポイントに気をつけるだけで、ウォーキングベースの演奏が、圧倒的にカッコよくなります。