僕のブログをまだチェックしてくれている方々は、結構世の中の基準で言うと「マニアック」な部類だと思うんですが(失礼!
、フィル・アップチャーチというギタリスト知ってますか?
あのDonny Hathawayの名盤『ライブ!』でも弾いている名ギタリストです。
シカゴ出身で、ギターの他にベースも名手。
ダニー以外にも、Curtis Mayfield、George Bensonにも重用されました。
ソウル/R&Bの他にも、ジャズ(Dizzy Gillespi, Stan Getz, Cannonball Adderleyなど)、スタンゲッツ、キャノンボールアダレイ)、ブルース(Muddy Waters, Howlin' Wolf, BBKing, Albert King, Buddy Guyなど) 、ゴスペル(Staple Singers)と、アフリカンアメリカンのオールジャンルをカバーしてました。
突っ込むようなブルースベースの演奏の他に、コーダルなジャズ的アプローチ、多彩なコードワークとソロギターも堪能なテクニックで、様々な表情をみせてくれます。
また、ベースもフレットレスを使ったり(ベンソンのTake Fiveのベースは彼の演奏です)多才。
また、若い頃から先進的なアーティストに重用されて来たのもあって、作曲も非常にユニークです。
自身のアルバム収録の「Midnite Blue」「Almost Five」、ベンソンの「6 to 4」や、「No Sooner Than Done」のように変拍子が混ざった曲が多いですね。
いかにも、シカゴという音楽がごちゃ混ぜに楽しまれている土壌から出て来た音楽家という感じがしますね。
今回MoriMusicTVのライブ配信では、フィルについて色々演奏も混ぜつつ語ってみました。
興味を持った方は是非見てみてください。