『Bewitched』  JAZZ お薦めの1曲 | 持病は全快!ギターを背負ったへっぽこライダーのブログ

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≪JAZZ、今回のお薦めの1曲≫音譜

今回は、優しいメロディのラヴソング。今日のお届けはビックリマーク

『Bewitched』

検索エンジンで「Bewitched」と検索すると、何んと一番最初に出てくるのが
「奥様は魔女」ビックリマーク1964~72年まで、放送されたアメリカの人気ドラマで、
二コール・キッドマン主演で映画にもなっています。
実は、「奥様は魔女」の原題が「Bewitched」だったんです。
でも、今日ご紹介する曲は、「奥様は魔女」と何の関係もありません。

作曲は、数々のミュージカルを作曲し、多くのスタンダートを残したリチャード・
ロジャース、作詞は、リチャード・ロジャースと組み、数々のスタンダードの歌詞
を作詞したローレンツ・ハート、この二人これからも何度か名前が出てきます。
この曲は、1941年に、ミュージカル「パル・ジョーイ」で歌われた作品です。

この「Bewitched」は正式な曲名ではなく、本当は、「Bewitched,Bothered
And Bewildered」が正式です。
意味は、「魅惑られて、悩まされて、困惑されて」という意味で、それだけあなたに
夢中という内容の、ラブソングです。

とても綺麗な曲で、アップテンポでゴリゴリ演奏しまくるというよりは、バラードで
じっくり聴かせるのに良い曲だと思います。
そんな訳で、やはり、ヴォーカル物が光る様な気がします。

曲とメロディについて・・・
KeyはDm、AA'BA''という流れの32小節の曲です。
Aの部分は、メジャー。Bで一瞬マイナーのカラーが顔を出しますが、すぐに
メジャーの流れへと戻ります。
全体に、とても優しいメロディとコード進行によって作られている作品です。


さて、では歌詞を早速訳してみようと思いますが、この作品にもヴァースが
ありますので、ヴァースから訳してみたいと思います。
※ヴァース(Verse)
 本来は、詩とか節といった意味の言葉ですが、ここではテーマへの導入と
 なる、前置きや前振りのような物をさします。
 ミュージカル等では、このヴァースを介して、本題の歌へと繋げたのでは
 ないでしょうか。
 ジャズの演奏では、使われないことが多いのですが、歌詞の内容を見た場合、
 ヴァースから読まないと、本当の様子が掴めない事もあります。


ヴァースの歌詞は・・・
「彼は愚か者だけど、私には分からない。
 でも、その愚かさが彼の魅力かも。
 恋をしている時は、まるで赤子を抱いている様で、
 気が付かないわ。
 
 恋は、古くて物悲しい感じと一緒。
 このところ、私は、この大した事無いまがい物が、
 私の調子を狂わしてから
 一睡もできないの。」


なんだか、愚か者だとか、まがい物だとか言っていますが、
その相手に恋をしている様ですね。

テーマの歌詞は・・・
「私は、また荒っぽくなって、また騙されて。
 また作り笑いしたり、しくしく泣く子供みたいになって。
 私は、魔法を掛けられて、悩まされて、困惑させられちゃった。
 眠る事ができない。眠ろうとしても眠れない。
 恋人がやってきて、寝ちゃダメって言ってから。

 私は、魔法を掛けられて、悩まされて、困惑させられちゃった。
 心を見失っちゃた。でも、それがどうだっていうの?
 彼は、冷たい。私もそう思う。
 彼は、笑う事もできるのよ。
 それが、たとえ私の事を笑っているのだとしても
 私は、彼が笑うのが大好き。
 
 私は、彼に歌を歌うの。春が来るたびに彼に。
 そして、彼に抱きつく日を待ち焦がれてるの。

 私は、魔法を掛けられて、悩まされて、困惑させられちゃった。」


と、これは、かなり重症ですね。すっかり心を奪われてしまってますね。
自分の事を笑われても、その笑顔が好きだなんて。
本当に、恋人の恋の魔法に掛かってしまった様です。

こんな歌詞か、メジャーの優しいメロディに乗っかると、とても
可愛らしい歌が出来上がります。

さて、今回のミュージシャンは、どんなラヴソングを歌ってくれるでしょう。


ジャズの面白いところキラキラ
  同じ曲でもミュージシャンが変わると全然違う演奏になる為、
  聴き比べる楽しみがありますグッド!


今回は、優しいメロディを持つ、ゆったりしたラヴソングです。
リラックスして聴いて頂けます。



1、エラ・フィッツジェラルド (Live映像)
  ジャズ・ヴォーカルの歴史に名を残す、偉大なジャズ・ヴォーカリストの
  ひとり、エラ・フィッツジェラルドの歌をお聴き下さい。
  「ザ・ナット・キング・コール・ショー」に出演している時の映像だそうです。
  古い素材ですので、当時の雰囲気をお楽しみください。


2、ベニー・グッドマン (Live映像)
  スイングの王様・ベニー・グッドマンが再登場です。
  1980年に、オーレックス・ジャス・フェスティバルで来日した時の映像の
  様で、ギタリスト、エディ・デュランとのデュオによる演奏です。
  テーマだけの演奏ですが、さすが、味わい深い演奏を聴かせてくれます。
  エディ・デュランのギターも渋いバッキングを聴かせています。


3、セリア(Silje Nergaard)(静止画)
  さて、可愛らしいヴォーカル・ヴァージョンが見つかりました☆
  セリアは、1990年に、パット・メセニーが1曲参加し、高く評価をした
  アルバムでデビューしたノルウェー出身のヴォーカリストで、そのアルバムは
  日本でもヒットしました。
  デビュー後2作品をリリースした後、母国ノルウェーでアルバム制作後、
  エマーシーと契約し、ポップなジャズ(ジャズっぽいポップ?)を発信して
  います。
  この曲は2000年リリースの「Port of Call」からの音源です。
  キュートでコケティッシュなヴォーカルは、とても魅力的です。
  こんな、可愛らしい声で歌われたら、男性はメロメロですね。


4、Gonzalo Bergara(Live動画) 
  アルゼンチン出身のギタリストですが、名前の読み方が解りません。
  16歳の時、母国アルゼンチンでプロ活動を開始した後、2000年に渡米。
  シルヴィ・バルタンをはじめ、多くのミュージシャンのバックを務めたり、
  共演し、各国のツアーにも参加しました。
  Gonzalo Bergaraと彼のカルテットは、母国アルゼンチンのサウンドとオーソ
  ドックスなジャズと、フランスの名ギタリスト・ジャンゴ・ラインハルトの
  フランス・ホット・クラブ・クインテットが持つジプシージャズのスタイルを
  取り入れた演奏スタイルです。自己のアルバムもリリースしており、今、注目の、
  ジプシージャズスタイルのギタリストの一人だそうです。
  (私は、YouTubeで見付けるまで知りませんでした)


5、ポール・デスモンド(静止画)
  このコーナーのトリは・・・
  柔らかい音色と優しい語り口が人気の、ウエストコースト系のサックス・
  プレイヤー、ポール・デスモンドのアルバムからの音源です。
  バックのジム・ホールの演奏も素晴らしく、全体に、ゆったりとリラックス
  した演奏を聴かせてくれます。


音源を使わせて頂いた皆様ありがとうございますビックリマーク

さて、今日の曲はいかがでしたでしょうか。
今回のラインナップは、派手さはありませんでしたが、ゆったり聴くには
持って来いの内容ではありませんでしたか?
楽しんで、頂けたとしたら幸いです☆

※他の楽曲を探すなら・・・下↓へ♪

≪「THE STANDARD JAZZ全集」(編集中)≫

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