昨日は、また午前中お休み
でも、今日は朝からちゃんと行きましたよ
って、サラリーマンならあたりまえですよねσ(^_^;)
なんだか、会社に行けたか行かれなかったかって・・・
「へっぽこちゃんは、今日は、ちゃんと幼稚園にいけたの?」ってレベル
この文を書いているうちに、ふっと思ってしまいました
そういえば、前に休みが続いた後に出社した時、
上司に、「来られたじゃない」って誉められました
誉められると、無条件で喜んでしまうので何とも思わなかったのですが、
考えたら、妙ですよねf^_^;
会社に行って、仕事をしてお給料もらってるんだから・・・
う~ん・・・仕事に出られたからって、あんまり良い気になるのはやめよう(^^ゞ
今日は、無事、出社して仕事して来たんですから、この勢いで明日も頑張ろうっと
で、ここからはジャズのコーナー*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆☆
レギュラーの、スタンダード・ナンバー・お薦めの1曲は、ただ今、絶賛制作中!!
歌詞が沢山あるので、訳詞に梃子摺ってます(^^ゞ
代わりといっては何なんですが、また、ミュージシャンのご紹介です♪
というか、ご紹介するまでもない、ポピュラーな大物の登場です☆
繋ぎに、こんな名人を使ったら怒られそうですが、前から特集を組みたいと
思っていたギタリストです。
今夜は、名人のプレーを聴いて、明日に備えようと思いますp(^-^)q
≪JOE PASS(ジョー・パス)≫
ジョー・パス(1929年1月13日 ~ 1994年5月23日)
バップ以降の、オーソドックスなスタイルを持つ、ジャズ・ギタリストの頂点と
いっても過言ではない、名手ジョー・パスの登場です。
ジョー・パスは、10歳になる前頃からギターを弾き始め、14歳の時に、フランス
のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの演奏に衝撃を受け、独学でギターをマスター
し、10代のうちから活動を始めました。
地元ニュージャージーのローカル・バンドで活動した後、ニューヨークに出ますが、
麻薬に手を染めた事により、表舞台に出るのが、グッと遅くなりました。
麻薬に溺れた事で、逮捕され3年もの間入院しますが、それでも麻薬と手を切る事が
できず、チャールズ・E・デデリッチが、1958年に設立した厚生施設「シナノン」
に、1960年入院します。
もう、この時点で30歳を越えており、ギターすら手元に無いという有り様だった
そうです。
しかし、この「シナノン」に入った事により、ジョー・パスの前に道が開けて行きます。
「シナノン」には、ジョー・パス以外にも、ミュージシャンが何人も入っており、
施設内でバンド演奏をしていたところ、「シナノン」のスポンサーの一人で、パシ
フィック・ジャズのオーナーのリチャード・ボックの耳に入りました。
そして、1961年に、レコーディングの話が持ち上がり、実質上のジョー・パスの
デビュー・アルバム「サウンド・オブ・シナノン」を、シナノンの仲間達と録音します。
そして、パシフィックと契約をしたジョー・パスは、1963年に「キャッチ・ミー」
をリリースし、実力が認められ、様々なレコーディング・セッションに駆り出される
様になり、アイドルだったジャンゴ・ラインハルトに捧げた名作「フォー・ジャンゴ」
を、1964年に発表します。
(「サウンド・オブ・シナノン」では、自分のギターを持っていなかったジョー・パスは、
施設にあった、フェンダー・ジャガーを使って演奏しています。YouTubeに
あった、64年の映像でも使っていたところと、「キャッチ・ミー」のジャケットを
みると、そこまでは、ジャガーを使っていたのかもしれません。
「フォー・ジャンゴ」からは、フルアコースティック・ギターの様です。)
その後のジョー・パスの活動は、70年代に入ると、パブロ・レーベルと契約をし、
エリントンの作品集、ボサやサンバの作品集のリリース、オスカー・ピーターソン
のコンボへの参加、エラ・フィッツジェラルドとの共演、同じギタリスト、ハーブ・
エリスとの共演、そして、ジャズ・ギターの可能性と、ジョー・パスの魅力と実力を、
一杯詰め込み、名人の名を欲しいままにしたアルバム「ヴァーチュオーゾ」シリーズの
制作など多岐にわたり、ジャズにとどまらず、幅広い層に支持されるミュージシャン
になりました。
ジョー・パスのプレイは、正確でタイトなピッキングにより、シャープな演奏をする
ところが特徴で、フレーズも、バップ以降のジャズのフレーズのお手本の様な演奏を
聴かせてくれます。
アイドルは、フランスのジャンゴ・ラインハルトだと語っていますが、実際にジャズ
を演奏する上でのお手本としては、チャーリー・パーカー等を始めとしたバップ系の
ホーン奏者の名を挙げており、彼等の演奏から独学で学んだそうです。
チャーリー・クリスチャンからの影響もありますが、他の同世代のギタリスト達の比べ、
テクニカルでストレートなバップ色の濃い演奏の背景には、ホーン奏者からの影響が
強いのかもしれません。
(以上、アルバム「サウンド・オブ・シナノン」「キャッチ・ミー」のライナーノーツを
参考にしました。)
それでは、ジョー・パスの演奏を聴いてみましょう。
1.C.E.D
この作品は、アルバム「サウンド・オブ・シナノン」の1曲目の曲で、「シナノン」の
設立者、チャールズ・E・デデリッチに捧げた作品だそうです。
ジャガーを弾いていても、サウンドは典型的なジャズ・ギターですし、シャープで
テクニカルな演奏は、既に身に付けています。
2.ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー
続いては、ジョー・パスのソロ・ギターをお聴きください。いとも簡単そうに
演奏しているのですが、凄い事をさりげなくやっています。
デューク・エリントンのナンバーを、ソロ・ギターで、どんな風に料理するか
お楽しみ下さい。
3.サムタイム・アゴー
次は、ベースとのデュオによる演奏で、デンマーク出身の名手、ニールス・ペデルセン
との共演です。ジョー・パスもペデルセンも、オスカー・ピーターソンのコンボでも共演
している仲で、二人の名人が、余裕たっぷりで上質の演奏を聴かせてくれます。
ここでは、なんとビル・エヴァンスの作品を、ゆったりと美しく演奏しています。
4.クライ・ミー・ア・リヴァー
ここで、ヴォーカリストに登場してもらい、伴奏者としてのジョー・パスの粋な演奏も
楽しんで頂きたいと思います。
幾つかの作品でも共演しているお馴染みのヴォーカリスト、エラ・フィッツジェラルド
との歌と演奏です。
曲は、以前「JAZZ 今日のお薦めの1曲」コーナーでも取り上げた「クライ・ミー・
ア・リヴァー」です。
途中、譜面を手にとって見ながら歌う様子はご愛嬌ですが、エラの歌は最高です。
もちろん、サポートするジョー・パスのギターも渋い!
5.オール・ザ・シングス・ユー・アー
次は、ベース、ドラムとのトリオでの演奏です。だんだん人数が増えて来ました。
曲は、これも以前お薦めの1曲で取り上げた、人気の高いスタンダード・ナンバー、
オール・ザ・シングス・ユー・アーです。
演奏の途中で指示を出して流れを決めたり、目を見合わせたり、いかにもジャズの
ライブらしいステージを楽しむ事ができます。
6.ソフト・ウィンド
本日最後の演奏は、オスカー・ピーターソン・カルテットでのご機嫌な演奏を
お聴き下さい。
オスカー・ピーターソンは、ナット・キング・コール・トリオに触発されて、ギター
を加えたトリオを結成し、これまでも、ハーブ・エリス、バーニー・ケッセル等の
錚々たるギタリストが起用され、素晴らしい演奏を残していますが、何と言っても
ピーターソンが持っている、テクニカルでシャープで煌びやかなスタイルと同じ
テイストを持っているのは、ジョー・パスではないでしょうか。
ジョー・パスが加わったピーターソンのコンボの演奏を聴くと、ジョー・パスの位置
が、ピーターソンと対等とまでは行きませんが、一番近いところにいる様に思えます。
ここでも、ピーターソンとジョー・パスの演奏がミックスされ、より豪快な演奏に
仕上がっている様に聴こえます。
YouTubeの音源をお借りした皆様、有難うございます。
ということで、本日は、またもやジャズの番外編で、
ギタリストのジョー・パスをご紹介しました。
しかし、いつ聴いても、その鮮やかな演奏には参ってしまいます。
どうもジョー・パスを聴くと、リラックスして楽しみながら聴くというより、
フレーズを聴き逃すまいと、お勉強モードになってしまうのが残念です。
さて、次回はスタンダード特集に戻れるかな…
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