オーディオの世界でよく言われていることは、

 

「音の入口と出口が重要」ということですが、

 

やはり音の出口であるスピーカーをどのように選ぶかというのは

 

誰でも悩むところだと思います。

 

オーディオで「出力音圧レベル」または「能率」という言葉がありますが、

 

ここがポイント。

 

1mで1Wをインプットして、出力を測定した数値で単位はdb(デシベル)ですね。

 

この数値が3db変わると、同じアンプでも出力が2倍、または2分の1相当となり、

 

同じ大きさの音を出すための負担が変わる。

 

これを言い換えると、出力音圧レベルの数値が高いほど、小出力でも大きな音が出せるという解釈になります。

 

まあ大型のスピーカーだと部屋が狭くて置けないということもあるでしょうが、

 

実際に小型と大型のスピーカーの音を比較してみると、音の違いがよくわかります。

 

 

私がいま、持っているスピーカーを2機種、並べてみました。

 

写真手前がB&W685S2(87db)で、後方がテクニクスSB-6(93db)です。

 

能率が高いスピーカーは音に勢いがあり、レスポンスも優れている印象ですね。

 

特に女性ボーカルなどを試聴してみると、よくわかります。

 

あとはやはり、低音の響きが違います。

 

ジャズでウッドベースの音を少し、音量を上げて聴いてみると、パワフルな感じでよいと思います。

 

大型はいわゆるアンプの負担が軽いので、音質アップにもつながるという印象です。

 

今回、試聴したCDです。