遺産相続でもめない工夫は?
残念ながら相続は、負債しか見込めないサトウです。
さて数日前の日経新聞に以下の記事がありました。
相続でもめるケースが増えてきているそうです。うらやましい(?)
記事の中でもめるパターンとしてあげられていたのが、生前贈与。
例えば、被相続人(財産を持っている人)と、長男一家が二世帯住宅を建てた場合、やはり財産のある親が多く負担するのが人情。いくつになっても子供は子供、とここまではいいんですが、問題は、親が亡くなった後です。
他の兄弟がいる場合、その兄弟からしてみたら、生前贈与、もしくはそれに近い形の親からの援助は、面白くない。やれマイホーム資金を出してもらっただろう、普段から色々出してもらっていた、などといちゃもんもつけられ、親族の間で骨肉の争いが始まることに。。
FP講義で相続の担当だった税理士の方曰く、特にもめる条件は以下の通り。
ポイントは、他の兄弟の配偶者。
男兄弟の奥さんが、激しい性格、
特に法律に詳しい、もしくは経営者ならテッパンだそうです。笑
やはり財産を残す人が、亡くなる前にきちっと決めて、周りに宣言するのが一番ですよね。
なので、記事の中でも家族で話し合い合意形成が重要だとあります。
しかし、今は目先の生活にもアップアップながら、自分が遺産を残す時はどうしよう、やはり遺言書は重要だよなーと妄想ばかりが広がります。
次回は遺言書についてまとめてみます。
インデックス投信 若者が存在感
2/15 日経新聞より
最近インデックス投信を利用し、国内外の株式、債券に長期分散投資する投資家が増えてきているとの記事。
実際、「投信ブロガーが選ぶFund of the year 2009」でも、(当然ながら)ほとんどが、インデックス投信。
ライフネット生命によって、保険の手数料(保険会社の取り分、付加保険料)が公開され、自分に本当に必要な分だけ保険に加入するスタイルが提案されたように、やはり投信も、運用会社に払うコストを中心に比較して選ぶ人が増えてきている。
もちろん、手数料が高いものが全て悪いわけではないが、シンプルな運用(保障)に限定し、その分安いコストで提供される商品を求めるニーズは今後も大きくなっていくでしょうね。
よく言われるが、ネットを介した情報の爆発的増加で、売り手側と買い手側の情報格差は確実に小さくなっていく。当然ながら、元売り手の暴露ネタ、というのは一番盛り上がるし(笑
残念ながら、今までの金融商品は、売り手側の都合のみが優先され、消費者が必要するから商品を作るという感覚はなかったのでしょう。しかし、これからはそうも言ってられません。
消費者は、マーケティング感覚を持った金融機関はどこなのか、じっくり見ていかないといけませんね。