前回
https://ameblo.jp/jazz3625/entry-12822858320.html
からの続きです。

譜面ソフト Musescore を使うメリットについてです。

⑤作成途中で調号(キー)を変更しても正しく微修正してくれる
例えば「Candy」の譜面を作るとします。黒本記載のキーはBb(フラット2つ)ですが、最初のコードがEbなのでキーはEbだろうと思い、調号をEb(フラット3つ)で譜面作成を始めたとします。
ここで「Ebの音符」を入力する場合、音符にフラットは付きません(調号でEにフラットになっているから)。
途中でキーがBbだということに気づき、調号をフラット3つから2つに変更したとします。
そうすると、あら不思議!さっき入力したEbの音符には自動的にフラットが付きます。
こんなこと手書きでは絶対無理です。

⑥譜面の実音を確認できる
この機能に初めて触れた時には驚きました。
譜面は「見る」「印刷する」だけでなく「再生」もできるんです。
動画と同じように再生ボタンを押すだけで該当部分が再生されるので、何か月も前に書いて頭に残っていないような記譜でも再生すれば瞬時に記譜内容が再現できます。

⑦共有が簡単
バンド用でもセッション用でも自分個人の練習用としての譜面ではなく、他人に渡すことが必要な場面というのもあります。
Musescore以外の譜面ソフトは知りませんが、Musescoreの場合、
・譜面の必要部分(一部)だけを切り取った画像(jpgなど)
・譜面全体のPDF
どちらも簡単一発出力できるので、他のメンバーとの共有も容易です。

⑧見やすい
手書き譜面だと他人がみやすいように清書が必要なことも考えられますが、ソフトならだれもが見やすい譜面を作成できます。

⑨データをMIDIエクスポートしてDAWに持っていける
ちょっとマニアックな使い方ですが、譜面ソフトで作ったデータをMIDIデータとしてエクスポートして、DAWソフトにインポートすることができます。
そんなことをしてどんなメリットがあるのか、長くなるので別の機会があれば書きたいと思います。