ジャズピアノの練習には譜面がつきもの。

私はもうかれこれ3年以上、譜面ソフトMusescoreを愛用しています。

Musesocreを使うメリットを書きたいと思います。

 

①無料

これは大きな利点です。

譜面ソフトというと、FinaleとかDoricoなどもありますが、無料バージョンは機能制限の多い体験版のようなもので、数万円の料金を払わないと実用性は全くありません。

Musescoreなら無料で細かいレイアウトを含めて、見やすい譜面が作れます。

 

② 編集・追加・削除が簡単

例えばイントロを8小節追加したい、ソロパートのフレーズの順序を変えたい、など手書きだと大変な場面でも、譜面ソフトなら一発です。

一度完成しても後日再度修正したくなる場面も頻繁にあります。

例えば、8分音符で記載したフレーズを16分音符にしたい場合などで、手書き譜面だと「スペースがないので16分音符を書けない」なんてこともありますが、譜面ソフトならソフトが自動配置してくれるので便利。

ワープロの編集機能をイメージするとわかりやすいでしょう。

 

③転調が簡単面

ジャズの練習で転調が必要な場面って意外に多いです。例えば、251の練習で気に入ったフレーズを他のキーでも練習したいとか。

ボーカルさんの場合、黒本を自分の好みのキーに転調することもしばしばあるそうです。

また、管の方から聞いた実話ですが、耳コピなどをするときはキーボードを使って譜面(管のキーではなくピアノのCキー)を作り、それを管のキーに移調する、という作業をしている方もいらっしゃいました。

 

転調を手書きでやろうとすると頭の中で変換して再度記入し直す必要があり、ミスも起こりがちです。でも譜面ソフトならば、一発で転調が可能。

しかも、コード記号(Am7b5など)も自動的に転調し変換してくれるので、文句なしです。

 

④勘違いによる誤入力がない

私の場合、音符はデジタルピアノから入力してます。マウスで音符を置くよりも「直感的」「性格」「速い」からです。

 

手書きでの譜面づくりでよくやりがちなのが、「誤入力」です。例えば、Abのキーの曲だと、調号(ト音記号など)には「♭」が4つ付きます。ここにDの音を入力したい場合には、Dの音符に「♮」をつけなければなりませんが、手書きだと付け忘れることがよくあります。

同様に、「音符には同一小節内にある直前の同じ音符の♯や♭がそのまま適用される」という記譜のルールがあり、こちらも誤記入の宝庫となります。

 

せっかく苦労して作った譜面が再現して弾くと「何かおかしい?」となり使い物にならなかった経験が何度あることか。

デジタルピアノからMusescoreに直接音符入力すれば、このようなミスは100%防止できます。

 

(まだまだあるので続きます)