ヒトカケラ失ってしまったことには とっくの前に気づいていたのです 肉体と精神のどこか核に近いところが ヒトカケラ死んでしまったことは知っていたのです その上で生きているから 虚無を感じずにはいられない たまに自分が生きている事実を疑う そしてその疑いがはれる度に涙 生きていくのは間違いもなく己の意志だけれども ヒトカケラを取り戻せないのは己の意志ではないのです 虚を埋められない苦痛と生きていたいというどうしようもない事実