やっぱりMONOが好き | 晴耕雨邪図(せいこううJAZZ)

晴耕雨邪図(せいこううJAZZ)

早期セミリタイアを満喫すべく千葉県外房の某所に移住しJAZZレコードと自家焙煎珈琲に興じる日々

と、三谷幸喜の奥さんの大昔のTVドラマの様なタイトルになってしまったが(笑)、残存する(した)我が家のMONOカートリッジ一覧。
(備忘録:ESLのConcertは昔ebayで2度買ったけどいずれも不動品だった。。僕には縁がないMONO針なのか? それとGEのバリレラ、あれは酷い音だったので即処分したなぁ。尤もTANNOYのバリレラは良い音らしい、試した事無いけど)

個人的にはMONO針はこの会社一択でもOKと考えてる名器の殿堂「FAIRCHILD」。
元々は航空会社なんだけど、例えば自転車のシマノもそのギア技術をリールに応用して日本の釣り具業界の大手に君臨してるので、FAIRCHILDのそれも特段不思議な事ではない。

さて、Fairchild モノ針4兄弟の誕生日順に紹介。


先ずは長男坊の215A。

4兄弟で唯一の丸針、且つ針圧6gという事でズ太い音かと思いきや、陰影ありながら最も繊細なサウンド。
持ってても良いんだけど僕の目指す方向性とは違うので、先日出品し無事に嫁いで行った。

で、次男はコレ!

型番消えてるけど220A(と思う)、単身赴任先のプレーヤーアームに固定装着だったので一番聴いたMONO針。
次に紹介する三男坊と比してもモダンジャズなら右に出る物は無い程の音楽性!
※と、後述する13年前に書いたブログ見ると、これもしかして三男坊かも( ;∀;)
赤文字じゃないので220Aと思ってたけど、13年前は購入当時だもんな。。。

そして4兄弟中の最高傑作どころか世界のMONO針の超傑作とも呼ばれる三男坊!


昔やってたブログの13年前の記事発見、その後にミント状態の個体だけ残して他は売却。


新築後に実家から3年ぶりに搬入したメインシステムのGARRARD301HT(ハンマートーン)+281Aを調整し試した所、原因不明で故障してた( ;∀;)
何度アーム調整しても横滑りするので心機一転、アームと共に処分しORTOFONのRMG-309購入しCG25Di付けていたのだが、ようやく先日eBayで買い直す事出来た!

最初はGシェル装着考えていたのだが、先日売却した215Aを装着していたFRシェルに計画変更。
このリード線は15年前位にベルデンのエナメルワイヤーで作成したMONO用リードで当時は数セット作ったけど、その細さで断線続きでストックはもう無し。。
老眼故に今後はこの組み合わせで行く予定。

さて今回初めて同空間で220Aと225Aを聴き比べたのだが、225Aの完成度はモダンジャズでもヴォーカルでも何でもこなす優等生。
今後のメイン使用はこれら2本で決定( `ー´)ノ

そして末っ子の230だが、未所持。。
例えばこんなレコード、純正MONO針でプレイするの躊躇してしまうのは僕だけ?



「~モノ針でも再生可能~」って書いてても、基本ステレオプレスだろうし、純然たるモノ針で再生したら音溝破壊が怖いかも。
230は0.7milダイヤ針でカンチレバーは縦横双方向にも対応するので是非欲しい!
どなたか6万円位で譲ってくださいm(__)m

と、230購入までの暫定で新居引っ越し後に導入したのはコレ!


SPU-MONO-Gだが、その時点でWEBサイトで検索すると1個、再発のMK2がヒット。
新品未使用品からシェルだけ抜いた、つまりシェルだけ欠品。その人シェルだけ欲しかったらしい。。
「MK2かよ。。まぁMONO-GもDENONの102同様に完全MONO針じゃないし、安いし、今試したいし、物は試しに..」

シェル無し以外は元箱他全て完備の商品到着。
幸いESLアームの専用ヘッドシェルが1個残っていたので、15年前位にWEのヴィンテージ単線ワイヤーで作ったシェルリード装着してプレイしてみた。

針が良いのかWEの自作リード線の効果か、聴けない音ではない。
Fairchild230までのつなぎで考えてたけど聴き比べる価値はあるな。
尤も230が次男&三男坊のイナタさを少しでも引き継いでいれば敵う相手じゃないのだが(笑)

という訳で、JAZZレコード好きにはステ/モノ針でなければ感涙しない逸品を紹介!




昔は二束三文で買えたけど、昨今のレコード再ブーム下では結構な値段になってんだな(;'∀')
これLTシリーズの「Congo Lament」と凡そ同内容。
しかしA,B面とも曲の配列が「単に寄せ集めしました!」的なCongo Lamentに比して、このアルバムB面の「むせび泣くダンディーなザ・マン、ケベック」!!
「曲配列の妙」ここにあり!!

このバラッドブルースのテナーワンホーン演奏は、センター出力での凝縮具合が濃厚なモノラル再生でしか感涙しないと断言出来る超名作!!
これを当時のBN社の4000番台ハチナシ(8無し、つまりモノラル)プレスで正式発売していれば、確実に大名盤になった事間違いなしの秀逸内容!!

そして最後に、僕が生涯初めて買ったMONO針を。



前記したORTOFONのCG25Di。
只今2023年なので凡そ27年前位の僕のダイナミックオーディオ勤務時代にジャストタイミングでリバイバルされたモデルで、元祖モデルはヴィンテージ機器によくある冬季には凡そ横スライドする仕様と聞き購入敬遠。
ダイナ退社後にあえてこのインプルーブド購入。

導入当時はFR64-S(ユニバーサルアーム)でステレオ針(SPU-GE)ととっかえひっかえ、つまりステレオシステムでMONO再生してたんだけど、某レコードをこのMONO針で再生してから所有のステレオ盤レコード(米オリジナル盤、国内再発盤関わらず)をモノorigに買い替える転機となった。
そのモノラル開眼盤がコチラ↓


HARRY EDISONのラッパが前にズンズン迫って来る様には腰を抜かした!

でもやはり個人的には↓コッチがベルソン最高傑作!(このA面は完璧な出来!)



・・尻切れとんぼの様になったけど、長文過ぎたので今回はこの辺でm(_ _)m