★今日のベビメタ
本日9月6日は、2019年、ジョージア州アトランタ公演@Coca Cola Roxyが行われる日DEATH。ただし、アトランタは日本との時差13時間なので、開演は日本時間9月7日9:00AMとなります。
U18野球ワールドカップ、スーパーラウンド初戦の対カナダ戦は、今大会初登板の先発奥川が7回18奪三振の好投で、1点先行されたものの5回に逆転、7回に3点を追加し、5-1で快勝した。他のチームはアメリカがオーストラリアに勝ち、台湾が韓国に勝ったので、5日終了時点で、勝ち数で4チームが並ぶが、対戦成績から台湾が首位、日本は2位。得失点差では台湾が±0点、アメリカが-1点、日本は+11点で断トツなのだが。次は韓国戦。
神バンドの正体が判明しつつある。
まず、「Kagerou」のソロを担当したのは、Galactic Empireのダーク・ベイダー。
使用ギターが同じだった。上手ギターは、同じくGalactic Empireのシャドー・トゥルーパー(黒)。これも使用ギターから。

そして問題の5弦ベースだが、これは腕のタトゥーから、Galactic Empireのインペリアル・ガード(赤。普段は上手の7弦ギター使い)だと判明した。これでピック弾きの謎も解けた。
ドラムスも、同じくGalactic Empireのボバ・フェットと思いきや、現地の情報ではGalactic Empireと親交のあるAnthony Baroneとの説が有力。確かに青山神とはドラムスの配置が違い、叩き方も激しかった。
Galactic Empireは昨年の幕張やSSAで、そのテクニシャンぶりで、YUIちゃん脱退ショックをカバーしてくれた。今回、ついにBABYMETALは日米合作となったのだ。
BABYMETAL全米横断ツアーの合間に、ロック/メタルを含む音楽活動の基盤となる「自由の価値」をテーマに書き継いでいこうと思う。
9月4日夜、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、「逃亡犯条例改正案」の正式撤回を表明した。これが習近平の指示を踏まえたものなのか、北京に逆らって彼女が自主的に判断したのかは、今後の成り行きを見ないとわからない。
香港デモシストの周庭(アグネス・チョウ)さんは、「条例の撤回は喜べません。遅すぎました。これまでの3か月間、8人が自殺、3人が警察の暴力によって失明、2人がナイフを持つ親北京派に攻撃され重傷。1000人以上逮捕。100人以上起訴。怪我した人は数えきれないです。私たちは5つの要求を求めています。これからも戦い続けます。」
とツイートした。
ぼくら日本人は、自由と人権を空気のように当たり前のものとして生きている。
日本では、「安倍政治を許さない!」「独裁者安倍を打倒しよう!」と叫んでデモや集会をしても、武装警官に暴行を受けたり、逮捕・監禁されたりすることはない。
事実を捻じ曲げ、捏造した記事で世論を誘導しようとする新聞があっても、発行停止にされることはない。それは、言論の自由という基本的人権だからである。
その基本的人権は、法律によって保証されている。
日本では、行政も司法も、すべて法律に則って行われる。法律に規定されていないことは、政府も警察も軍も、やってはならない。その法律は、国民の代表として普通選挙で選ばれた国会議員によってしか作れないし変えられもしない。
なぜ、こういう仕組みになっているのか。
それは、かつて強い軍事力を持った王様が、好き勝手に行政や裁判を行い、自分に都合の良い法律を作って対抗する者をつぶし、国を動かして、大多数の国民を苦しめていたからだ。
18世紀にヨーロッパで起こった市民革命によって、国民が主権を持つ政治のしくみが発明された。それが民主主義だ。
高校で習ったことのおさらいだが、まず、国民は何人にも侵されない生存権や財産権を持ち、自由に経済活動を行い、政治的意見を表明したり、信仰をもったり、芸術的表現をしたりできる権利を持つ、とする。これが政治の出発点でありゴールだ。
だが、個人個人がお互いの権利を主張しているだけでは利害がぶつかることがあるので、「やってはいけないこと」を予め決めておかなくてはならない。それに、個別政策のいちいちを全国民が議論して決めていたら、みんな仕事ができなくなってしまう。
そこで、議論して政策を決め、法律を作ったり改正したりする国民の代表者=代議員を、国民が一人一票投票できる選挙で、公正に選ぶことにする。
選挙権は、かつては男性だけ、一定の税金を納めた者だけ、という制限選挙だったが、今ではほとんどの国が、成人国民全員が選挙権を持つ普通選挙になっている。
つまり、あくまでも国民一人ひとりが譲れない自由と人権を持ち、かつ主権者であることを認め、国民が選んだ代表者が作った法によって行政や司法が機能するというのが、ぼくらの社会=間接民主主義である。
このしくみが正常に機能していれば、個別に問題が起こっても、大きくは誤らずに国や社会が運営できる。人類は、長い歴史の中でそのことを学び、実現してきた。
そのおかげで、ぼくら日本人は人間性の深奥に根差していれば、たとえ保守的な公序良俗とは違っても、自由な表現活動をするだけでパクられることはない。バンドやアーティストの生活基盤は、ファンが付き、作品が売れるかどうかだ。その大前提の上にあらゆるバンドやアーティストが存在している。
だが、自由や人権が保証されない国では、そこに行政や警察が介入する。反体制的な歌詞や表現をすればたちどころに逮捕され、監禁され、時に命まで奪われる。
こういう国で演奏していい音楽は政府公認の「体制礼賛歌」か、人畜無害な「アイドルソング」だけだ。「紙芝居」がいう「アイドル以外の音楽はすべて禁じられた世界」だ。
冗談ではなく、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアンなど複数のメディアによる共同調査で、中国に旅行してウイグル人自治区に入ろうとすると、携帯を預かられ、「Fengcai」というスパイウェアをインストールされるほか、コンテンツとしてUnholy Graveという日本のバンドの楽曲が入っていないかチェックされることがわかった。Unholy Graveは、名古屋出身の政治的なメッセージを発するグラインドコアバンドで、「Taiwan-Another China」という曲や、中国政府によるウイグル人弾圧をテーマにした楽曲もある。
ぼくらは、こういう国が未だに存在しているという事実から、目を背けてはならない。
(つづく)

