グラストンベリー大勝利! | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

 ★今日のベビメタ
本日7月1日は、2014年パリ公演@ラ・シガールで、YUIがヘドバンギャー2番を歌った日DEATH。

昨日日本時間6月30日22:35~23:15、BABYMETALは初めて英国最大の音楽フェスであるGlastonbury Festivalに出演した。


セットリストは以下のとおり。
1.    メギツネ
2.    Elevator Girl
3.    シャンティ
4.    Distortion
5.    PAPAYA!!
6.    ギミチョコ!
7.    KARATE
8.    Road of Resistance
メンバー:SU-METAL、MOAMETAL、+RIHOMETAL
神バンド:下手ギター大村神、ベースBOH神、ドラムス青山神、上手ギターLeda神
BBCの配信によるライブ映像を再現してみる。
広大なグラストンベリーの丘。陽光がまぶしい会場にSU-METALの「メギツネ」のアカペラによるマイクチェックが流れ、スクリーンに「Are you ready to headbanging?」の文字。
「♪キーツーネー、キーツーネー」というSU-の歌声に続いて、Cmのヘヴィリフと電子音が響き、神バンド、そしてBABYMETALが登場してくる。
横アリからイギリスに帯同したのは、RIHOMETAL。
下手ギタリストは大村神に変わった。
MOAMETALとRIHOMETALによる狛キツネポーズが決まり、「メギツネ」のイントロが始まると会場は一気にヒートアップする。
「♪ソレ、ソレ、ソレ、ソレソレソレソレ!」と踊る三人の動きは、過酷な移動にも関わらずダイナミックだ。観客はニコニコ顔で体を動かしている。
間奏部。SU-METALは、「Hey! Glastonbury! We want to have an amazing time with you! 」と叫ぶと、会場はやんやの大歓声。「Are you ready to jump? I can’t hear you. Are you ready to jump?1,2,1,2,3 jump!」
で、いくつものモッシュが起こり、お祭り騒ぎになる。
2曲目「Elevator Girl」。
BBCの映像はめちゃめちゃ音がよく、下手大村神のDjentな速弾きリフが全編に流れ、気持ちいい。本来の「Elevator Girl」はこうなんだ。三人のダンスもきっちりと決まり、コケティッシュなBABYMETALの魅力を放っている。
正面スクリーンに横アリと同じ黄色やピンクの万華鏡のような映像が映る。
3曲目の新曲「アシャンティ」である。
熱帯アジアを感じさせるイントロに続いて曲が始まる。
エスニックなメロディなのにギターのリフが前面に出ていて気持ちいい。横アリとは違ってシンプルなステージ上でSU-の周りをクルクル回るMOAとRIHOのダンスも、エスニックさとメタルの迫力を併せ持ち、観客の目を釘付けにする。「♪ライララライララ…」という部分は、やはり耳に残る。


4曲目「Distortion」。
会場に不穏なギターリフが響き渡る。これもすばらしく音がいい。三人が後ろを向いたまま「♪Woh Woh Woh Woh…」というコーラスが響き、イントロに入ると会場は、またも熱狂の渦に叩き込まれる。
間奏部、よくディストーションのかかったギターのリフが響く中、SU-が「Everybody clap your hands! And Scream!」と叫ぶと、会場は大歓声で応える。
この頃になると会場は数万人に膨れ上がっている。「♪この世界が壊れーてもー」と歌いあげたところでピタリと三人のポーズが決まる。やっぱりカッコイイな。
5曲目はやっぱりアジアンメタルの新曲「PAPAYA!!」。
SU-は裏拍で「ンJumpン Jumpン Jump!」と煽る。歌い方もこぶしが入り、迫力たっぷり。
MOAとRIHOもニコニコ顔で踊りまくる。観客席もタオルを振り回し、ニコニコ顔。いやーまさにお祭りメタル!
ラップパートでF.HEROは登場せず、三人がステージ上でクルクル踊った。
「Give me…Give me…」というグロウルから、おなじみの6曲目「ギミチョコ!」。
「PAPAYA!!」からの「ギミチョコ!」。これは反則だ。熱狂チューンの連続で、場内は休む間もなく踊り狂う。グラストンベリーは、メタルフェスではないから、初めてBABYMETALを見た観客もいただろうが、和風、アジア風、Djent風、ハードコアなどこれだけふり幅が広く、しかもバンドの演奏が滅法上手く、Kawaii日本人であるというBABYMETALは、やっぱり衝撃的で、好きにならずにはいられないと思う。
静かなピアノのアルぺジオから三人が斜めに腕を広げるポーズへ。
7曲目「KARATE」。
RIHOMETALの両手の先までピンと張っている。気合が入っているのだ。
グラストンベリーファンで、初見の英国人には歌詞の内容まではわからないだろうが、倒れても、心折られても立ち向かっていくという大和魂みたいなものは知っているだろうし、それを、三人の少女たちがメタルで表現していることも理解できるはずだ。
間奏部。SU-は「Hey Glastonbury! How you feeling today. How you feeling today, guys!」
と煽る。久々の2016年バージョンだ。
「Let us hear your voice. Could you hands in air」から、アドリブのシンガロング「♪Woo woo woo…」と歌いあげる。会場も「♪Woo woo woo…」と唱和する。
見ていて涙があふれた。過酷なスケジュールの中、BABYMETALはグラストンベリーに立ち、横アリの感動を一夜にして塗り替えるほど超クオリティのライブを行っている。
「♪Everybody Jump!」で、グラストンベリーの丘は地鳴りのようなジャンプで揺れた。
戦国SEの流れる中、SU-、MOA、RIHOの三人がBABYMETALロゴの旗を担いで並ぶ。
旗の角度はピッタリ平行。8曲目「Road of Resistance」である。
イントロが始まると、会場にはいくつもサークルモッシュが巻き起こっている。
SU-が「♪レジースタンス」と歌うと「♪レジースターンス」とScreamするMOAの声がよく通る。
終盤、SU-は「♪君が信じるなら進め、答えはここにある」とステージを指さす。
そのとおり、どんなに過酷なスケジュールでも、ライブで観客とともにあるのがBABYMETALである。
「We are?」「BABYMETAL」C&Rのあと、「Get your FOX hands U----P!」で終了。
三人はキツネサインを掲げたまま、立ち尽くす。
その背後のスクリーンに、巨大な地球が映り、「A NEW ERA will continue and advance onto the next stage」の文字。その上にBABYMETALロゴが翻る。
そう、戦いは始まったばかりなのだ。
グラストンベリー出演後、二人は『NME』のインタビューに答えている。二人とも達者な英語で受け答えしている。
「大人カワイイメタル」を目指すという。すばらしい。
https://nme-jp.com/news/75211/
グラストンベリー大勝利!
明日はロンドン公演である。