BMWT 2018 in JAPAN雑感(2) | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ

本日114日は、2013年、Japan Pop Culture Carnival in松戸にSU-がソロ活動として出演し、2014年にはBABYMETAL Back to US/UKニューヨーク公演@ハマースタイン・ボールルームが行われた日DEATH

 

MOAMETALの存在感

幼い頃からの「ライバルと親友の顔を持つ」YUIが脱退したことを誰よりも悲しんでいるのはMOAだと思う。

2012年、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でのメジャーデビューと中元すず香のさくら学院卒業を前に、KOBAMETALはメンバー3人に、重音部=BABYMETALを「課外活動」として継続するかどうかの意思確認をした。その際、最後まで悩んだのは菊地最愛だった。(「さくら学院日誌」テーマ:BABYMETAL 201324)

2013年、神バンドを帯同した「5月革命」、全国フェス修行、サマソニ、LOUDPARK13を経て、2014年の日本武道館2Days、そして海外進出と、BABYMETALは予想もしなかった世界的スターに上り詰めていった。

つらい時も楽しい時も、常に三人は一緒にいた。勝手なイメージかもしれないが、2学年上とはいえ日常生活ではどこか抜けているところのあるSU-、おっとりしているようにみえて実は意志の強いYUIの中にあって、MOAは機転が利き、気配りもできる、まとめ役的存在だったと思う。

圧倒的な歌唱力を持つ天才のSU-に対して、YUIMOAの二人はアイドル的なBBMとしてファンを惹きつけた。

漏れ聞くところによると、今春、高校を卒業した二人は大学進学を選択した。

野球選手と違って、大学へ進学したからといって、そこで表現者としての才能が伸びるわけではない。

だが、アミューズの方針は学業優先である。芸能人は不安定な職業だから、専門知識や教養や学歴や資格を身につけることは、長い目で見て人生にプラスになる。

YUIMOAが高校を卒業した2018年度は、いよいよ本格的なワールドツアーが始まる!というのはファンの希望的観測に過ぎなかった。あと4年間、BABYMETALのツアーはこれまで通り学業と平行して行われる。

そのことも含めて、本来、Chosen 7とは、“準メンバー”的なダンサーの増員によって、YUIMOAの負担を減らし、三人それぞれがソロ活動を含め多様な展開をする構想だったとぼくは考えている。

ところが201712月の広島でYUIの疾患が表面化し、欧米ツアーで激しいダンスがこなせるまでには回復しなかった。だが、最終的決断に至る直前まで、YUIは復帰を目指していたし、責任感の強いMOAは、YUIの分まで頑張るつもりで今年のツアーに臨んでいたと思う。

菊地最愛は、2014年度さくら学院卒業式で、「菊地最愛としてさくら学院に戻ってきたい」と述べた。それは、BABYMETALMOAMETALではなく、菊地最愛としてソロ活動へと進む日がくるかもしれないということである。

それは中元すず香にも言えることで、BABYMETALSU-METALではなく、中元すず香あるいはSUZUKAとして新しいバンドを率いる日がくるかもしれないということである。

これだけの世界的名声をもつ二人なら、日本の「アイドル」グループを「卒業」した「今日からアーティスト」とは違って、ある程度のファンベースを維持したままソロ活動をスタートできると思う。

だが、それが長続きするかどうかは、楽曲、コンセプト、アートワーク、プロモーションなど、BABYMETALがやってきたのと同等以上の手間と才能の動員が必要である。

古今東西、大人気だった母体のバンド/グループが継続している状況で、そこから離れてソロ活動で成功した例は少ない。リッチー・ブラックモアズ・レインボーは成功したが、イアン・ギランバンドは3年しか続かなかった。両者ともある時期、ディープパープルに復帰した。人気バンド/グループのメンバーは、ソロ活動するにしても母体につかず離れず在籍していた方が圧倒的に有利だ。メンバー個人のセルフイメージや「やりたいこと」と違って、ファンは一度好きになった黄金時代のバンド/グループのイメージを絶対に忘れないからである。

そんな計算より、「誰かの笑顔の理由になりたい」を座右の銘とする菊地最愛は、水野由結脱退という事態の中で、改めてMOAMETALであり続けることを選んだのだと思う。

BABYMETALは本来、中元すず香のソロプロジェクトだという人がいるが、それは間違いである。

本来も何も、キツネ様=ウカノミタマは、御食津=三狐(みけつ)の神である。SU-YUIMOAという三人のキツネ少女を召喚したのはキツネ様の意志である。三人は対等であり、ライバルとして、親友として支え合ったからこそBABYMETALは大きく飛躍できた。

YUIが傷つき倒れた今、その分も背負ってMOAがいることは、BABYMETALBABYMETALであることの存在証明である。だからこそ、BMWT 2018を通して、MOAの顔笑りは、ぼくらメイトの救いであり、希望だった。

このブログで何度も書いてきたように、MOAMETALの声質は、SU-METALに匹敵するシグネチャーボイスである。ピッチの正確さ、表現力の豊かさも、ステージ度胸も「アイドル離れ」している。すでに広島以来、BABYMETALの新曲は5曲になった。3rdアルバムのリリースも間近と思われる。是非、MOAMETALソロ曲を入れてほしい。Scream & Danceでなく、Vocal & DanceとしてのMOAMETALを前面に出してほしい。

彼女自身、TVKの「Saku Saku」(2013311日~15日)に出演した頃から「最愛のソロ」を望んでいたではないか。

ピエロ1号が新メンバーとなり、かつての3人組のBABYMETALみたいになることも望ましいが、SU-MOA2プラトンのボーカリスト+ピエロ13号の5人組構成も捨てがたい。いや、これにMINAKO女神、MINAMI女神が加わった7人体制も含めて、会場や楽曲や状況に合わせて多様に展開するのが、BABYMETALの新体制ではないか。それにはソロ・ボーカリストとしてのMOAMETALが不可欠である。

菊地最愛が新たな歌の女神として降臨するのは、201974日。「Legend-M-洗礼の儀」である。会場はZepp Nagoyaじゃ狭すぎるから、日本ガイシホール(10,000名)だな。これも希望的観測かもしれんけど。