いよいよ明日から連休突入。台風の進路が気にかかりますが、ベビメタウイークエンドですね。
1stアルバムの10曲目は「Catch me if you can」。2ndアルバムの10曲目は、「No Rain No Rainbow」だが、SU-ソロ、それもしっとりとしたバラードなので合いの手はない。11曲目の「Tales of the destinies」は未披露。12曲目は「The One」になるが、これは最後に取っておきたい。1stの11曲目は「悪夢の輪舞曲」で、SU-ソロのため、これも合いの手はない。そこで、ラス前の今回は1stの12曲目「ヘドバンギャー!!」を取り上げる。
●Catch me if you can
<楽曲解説>
作詞EDOMETAL 作曲NARASAKI
初披露は、2013年2月1日Legend ”Z”だった。CDではドラムのリズムに三人の歌から入るが、ライブでは、神バンドのインストソロから入る。メタル専門のソニスフィア2014で、「BMD」→「ギミチョコ」→「メギツネ」で、Kawaiiダンスとへヴィな楽曲に圧倒され、「なんじゃこりゃ」感満載になったところを、この「CMIYC」で神バンドの超絶テクを見せつけられ、6万人の大観衆が、「凄え!本物のメタルじゃないか!」と完全に魅了された。
翌2015年、メキシコから転戦したカナダのHeavy Montrealでは、1曲目がCMIYCで、いきなり超絶テクを見せつけ、BABYMETALって何者?という観客を引きつけることに成功した。
途中から「ハイ、ハイ、ハイ…」と三人が入ってくる瞬間、BABYMETALは、天才少女三人と、現代の日本では決して脚光を浴びることのなかった、それでも楽器が好きで好きでたまらず、プロ演奏家として生きる道を選んだ四人の男たちとの、奇跡的なコラボレーションなのだという事実に、ぼくはもう、心が震えるのだ。
<合いの手>
ドラムのリズムとギターのシンプルなリフに、観客は、「オイ、オイ、オイ、オイ…」と合いの手を入れながら、下手ギターの神(藤岡神またはLeda神)→上手ギターの神(大村神)→ベースの神(BOH神)→ドラムの神(青山神)と続くアドリブソロを堪能しよう。
ドラムのアドリブソロが終わると、三人が「ハイ、ハイ、ハイ…」と入ってくるので、一緒に合いの手を続ける。
三人:ワン!ツー!ワンツースリーフォー!
デス声:おーい!もういいかい?もういいかーい!?
三人&観客:まあだだよ!
デス声:おーい!もういいかい?もういいかーい!?
三人&観客:まあだだよ!
YUI:あっちかな?こっちかな?
MOA:さて鬼さんどこでしょう?
YUI:絶対に見つからない
MOA:とっておきの場所を発見!(SU-の股下を潜り、ひめたんビーム)
デス声:おーい!もういいかい?もういいかーい!?
三人&観客:まあだだよ!
デス声:おーい!もういいかい?もういいかーい!?
三人&観客:まあだだよ!
YUI:みぎひだり?きょろきょろり?
MOA:やだドキドキとまんない!(二人が舞台中でほっぺをつける)
YUI:いいよ!見つけられるもんなら
MOA:見つけてみなさい、みなさいな!(さいな…さいな…のエコー)
デス声:おーい!もういいかい?もういいかーい!?
三人&観客:まあだだよ!
デス声:おーい!もういいかい?もういいかーい!?
三人&観客:まあだだよ!
SU-:鬼さんこちら
YUI、MOA&観客:鬼さんこちら!
SU-:手のなるほうへ
YUI、MOA&観客:手のなるほうへ!
SU-:鬼さんこちら
ドラムのフィルインから、
YUI&MOA:もういいよー!
SU-:wow wow wow…ぐるぐるかくれんぼ 回ってます
観客:ヴォイ!
SU-:回ってます
観客:ヴォイ!
SU-:足元ご注意?
YUI&MOA:ほら捕まえて
SU-:wow wow wow…ぐるぐるかくれんぼ 赤い靴
観客:ハイ!
SU-:履いちゃダメ
観客:ノン!
SU-:デンジャラスだもん
ここからは、今年欧州ツアーで開発された煽りが始まる。SU-様が巨大サークルを見たいとおっしゃるので、観客が狭い会場でも必死でぐるぐる回るが、それを一瞥して「鬼さんこちら」に入ってゆく放置プレイだ。
ただ、東京ドームは椅子席なので、サークルモッシュはできまい。たぶん、サマソニ大阪のようにビッグ・ウェーブを所望されるのだろう。だからここは想像ね。
SU-:Everybody crap your hands! I wanna see a big wave!
MOA:みんな、ウェーブをやるよ!
YUI:ウェーブだよー!
SU-:Are you ready?(可愛く)
観客:Yeah!
SU-:A---re Y---ou Read----y?(ドSっぽく)
観客:Yeah!!!
YUI:上手からー!いくよー、せーの!(1塁側観客席からウェーブ、Yeah!)
SU-:真ん中ー!(バックネット裏観客席ウェーブ、Yeah!)
MOA:下手ー!(3塁側観客席ウェーブ、Yeah!)
MOA:いいよ、いいよー!
SU-:Everybody raise your hands!
MOA:みんな、いっしょにやってー!
YUI:今度は反対側から行くよ!せーの!
MOA:下手ー!(3塁側観客席ウェーブ、Yeah!)
SU-:真ん中ー!(バックネット裏観客席ウェーブ、Yeah!)
YUI:上手ー!(1塁側観客席からウェーブ、Yeah!)
三人:ありがとー!!!
SU-:鬼さんこちら
観客:鬼さんこちら!
SU-:手のなるほうへ
観客:手のなるほうへ!
SU-:鬼さんこちら
ドラムのフィルインから、
YUI、MOA&デス声:見ーつけた!(SU-だけI found you!)
SU-:wow wow wow…ぐるぐるかくれんぼ 赤鬼さん
観客:ヴォイ!
SU-:青鬼さん!
観客:ヴォイ!
SU-:ステップ!ステップ!
YUI&MOA:ワンツーワンツー!
SU-:wow wow wow…ぐるぐるかくれんぼ 転んでも
観客:ハイ!
SU-:泣いちゃダメ
観客:ノン!
SU-:強い子さんだもん
YUI&MOA:まだまだいくよー!
SU-:wow wow wow…ぐるぐるかくれんぼ×2回
SU-:赤い靴、履いちゃダメ、デンジャラスだもん
ここは合いの手を入れない。あとは、三人のダンスを見ながら終了。
●ヘドバンギャー!!
<楽曲解説>
作詞江戸メタル、ナカメタル 作曲NARASAKI
BABYMETAL単独名義のインディーズデビュー曲で、リリースは2012年7月4日。初回限定版には、ヘドバン養成コルセットが付属していた。初披露は2012年6月23日Pop’nアイドル02(Zepp TOKYO)だが、大阪、名古屋と限定版購入者を対象とした「ヘドバン行脚」を行い、7月21日には、X-Japanもインディーズ時代にライブを行っていた”メタルの聖地”目黒鹿鳴館で、Legendコルセット祭りを行った。骨バンドのカラオケながら、SU-の迫真の歌唱力、YUI、MOAのツインテールを振り回す激しいダンスは、本物のメタルライブのように観客を熱狂させ、ダイブ禁止なのに、クラウドサーフも出た。
「いちごの夜」には、15歳、少女を象徴する苺、一期一会の3つの意味が重なっている。
また、「もう二度と戻”ら”ない」という歌詞が、最後には「もう二度と戻”れ”ない」と変わるのは、いい子ちゃんだった少女が、メタルにハマって自我を確立していく、切なくも決意に満ちた瞬間を描いている。
2014年の初欧州ツアーでは、メタルの洗礼として、パリでYUIが、ケルンでMOAがこの曲の2番を歌った。いわばBABYMETALの「成長」を象徴する曲であり、しばしば「ド・キ・ド・キ☆モーニング」から「ヘドバンギャー!!」のあと、ゴングを鳴らす流れとなるのは、「次の段階」に進むことを意味している。
<合いの手>
運命を予感させるようなSEからSU-が「伝説の~」と歌いだす。前奏が始まり、三人が「ヘドバン、ヘドバン…」と前にせり出して来たら、「オイ、オイ…」をやってもいいが、むしろ
YUI、MOA&観客:バンバンババン!×3回
の方がいい。
SU-:さあ時は来た もう迷わない 握りしめたの18きっぷ 東へ西へ南へ北へ…
は、SU-の歌の迫力にしびれたい。
SU-:今日もドセンに突撃 上手
YUI、MOA&観客:こいやー
SU-:下手
YUI、MOA&観客:こいやー
SU-:直立不動のけぞり 逆ダイ
YUI、MOA&観客:からのー
SU-:柵ダイ
YUI、MOA&観客:からのー
SU-:コロダイ
YUI、MOA&観客:からーの
SU-:折りたたみ
SU-:イチゴの
観客:(ジャンプして)トイ!
SU-:夜を
観客:(ジャンプして)トイ!
SU-:忘れは
観客:(ジャンプして)トイ!
SU-:しない
観客:(ジャンプして)トイ!
SU-:泣き虫な
観客:(ジャンプして)トイ!
SU-:やつは ここから消え失せろ(ジャジャッジャジャッジャジャ、ジャジャジャジャジャ)
SU-:伝説の黒髪を華麗に乱し
観客:ットイ! トイ!
SU-:狂い咲くこの花ははかなく消える もう二度と戻”ら”ない わずかな時を
観客:ットイ! トイ!
SU-:この胸に刻むんだ イチゴの夜を ひらり宙に舞う ヘドバンギャー!!
ここから、かつてはYUI、MOAの煽りパートだった。
YUI、MOA:ヘドバンヘドバン!
観客:(ヘドバンしながら)ヘドバンヘドバン!
YUI、MOA:ヘドバンヘドバン!
観客:(ヘドバンしながら)ヘドバンヘドバン!
日本武道館の初日「赤い夜」では、この煽りの最中にYUIが舞台から転落した。2016年は、「ヘドバンギャー!!」で移動しながら煽ることはなくなり、CDどおり
三人:頭、頭、頭ーっ!
で、ギターのアドリブの間、観客は頭を左右に振る横降りヘドバン、もしくは、土下座ヘドバンをやる。
SU-:(幼い少女のように)イチゴの夜を忘れはしない 泣き虫な奴はここから
観客:キ・エ・ロ!
SU-:(別人のような迫力で)イチゴの夜を忘れはしない 邪魔をする奴は即座に消え失せろ
(ジャジャッジャジャッジャジャ、ジャジャジャジャジャ)
SU-:伝説の黒髪を華麗に乱し
観客:ットイ! トイ!
SU-:狂い咲くこの花ははかなく消える もう二度と戻”ら”ない わずかな時を
観客:ットイ! トイ!
SU-:この胸に刻むんだ イチゴの夜を
SU-:伝説の黒髪を華麗に乱し
観客:ットイ! トイ!
SU-:狂い咲くこの花ははかなく消える もう二度と戻”れ”ない わずかな時を
観客:ットイ! トイ!
SU-:思い出に刻むんだ イチゴの夜を(アルペジオ)ひらり宙に舞う ヘドバンギャー!!
あとは、「ヘドバンヘドバン…」から、キツネの憑き物が落ちて、人形ぶりでうずくまるまでの三人のダンスを堪能しよう。