ソチ | インスタントジョンソン じゃいオフィシャルブログ『マルいアタマをぐちゃぐちゃにする』powered by Ameba

ソチ

こんなに冬季オリンピックを観てるのは初めてだ。

日本人のほとんどが日本を応援している。

ロシア人はロシアを応援している。

各国、自分の国を応援している。

オリンピックに限らず、ワールドカップ、世界水泳、どんなものでもそうだ。

郷土愛というのだろうか。

これは恐らく人間の本能に植え付けられたもののようだ。

クラス対抗なら自分のクラス。

学校対抗なら自分の学校。

甲子園なら自分の県。

プロ野球、Jリーグなどは微妙に違うが、

大阪の人に阪神好きが多いのも、郷土愛からなるものだろう。

この人間のメカニズムにはどんな意味があるのだろう?

郷土愛があるからこそ、敵が生まれる。

みんなで見ていたスノーボードで外国人選手に

『こけろー!』と言っていた人がいた。

日本人選手にメダルを取らせるためには、外国人選手がどうなってもいいということだ。

外国で飛行機が落ちました。乗客に日本人はいませんでした、いませんでした、いませんでした。(ジャム/イエローモンキー)

阪神ファンの巨人ファン対する敵対心。

黒人を差別する黒人はいないだろう。

これも郷土愛から生まれるものだ。

ここに疑問を感じた。

抗争、戦争、派閥、これらは郷土愛が生んだ歪みなのだ。

これは危険だ。

もっと垣根を越えて応援すればいいじゃないか!

日本だろうが、アメリカだろうが、ヨーロッパだろうが、アフリカだろうが、みんな同じ人間じゃないか!

しかし、実際僕も日本を応援しちゃってる。

そんな自分が嫌であえてカーリングとかで日本対アメリカでもアメリカを応援しようとしたりする。

それでもやっぱり日本を応援しちゃってる。

でもそれでいいのかもしれない。

全ての国を応援するのは応援じゃないのかもしれない。

ひいきにしているチームがないとスポーツは盛り上がらない。

サポーターやフーリガンがいるから盛り上がるのだ!

ホームとかアウェイがあるから面白いのだ!

よし!恥じることなく日本を応援しよう!

しかし、外国人選手もいいプレーをしてもらった上で日本人選手のメダルを期待しよう!

地球という郷土愛があるのだから。