夢

「将来の夢は何ですか？」



「将来の夢はプロ野球の選手です！」



30年前にはそう答えていた。



今は違う。



今、「将来の夢はプロ野球選手です！」



と答えたら、ボケだと思われる。



何故だ？



現実的じゃないからだ！



となると夢なのに現実的な部分も必要ってことだ。



それと、年齢を重なるに連れ、幼少期の頃に比べると、夢の選択肢が狭まっているのだ。



30代、40代になって、パイロット、宇宙飛行士、Ｆ１レーサー、総理大臣なんて言えない・・



「はぁ？」



となるだろう。




まあ僕も昔はお笑い芸人になるなんて夢にも思わなかった。



最近では、将来の夢がお笑い芸人っていう子供も結構多いらしい。



宇宙飛行士に比べれば遥かに現実的だ。



なるだけなら誰でもなれる。



まあ頑張ってください！



一方、女子は保母さんとか、



○○君のお嫁さんとか！



可愛いもんだ。



女性の方が現実的なのかもね。



「アイドル！」っていう女子も多いかな？



これは、「なれる！」って人と「おいおい！身の程知らずか！」という人と別れるだろうね。



中には、幼少期の頃の夢を実現させる人もいるだろう。



しかし、ほとんどの人が叶わぬ夢となるのが現実だ。


「将来の夢は？」



「石油王」



「世界征服！」



「AKB48を全員抱く」



高望みし過ぎ！



幼少期でさえ現実実がない。



「魔法使い！」



「鳥になって大空を飛びたい！」



「海賊王になる！



メルヘンチックで子供らしいではないか。




「強盗」



「痴漢」



「ホームレス」



「答えたくない」



将来より今が心配だ。



ボケならいいが・・・



「ペラペラに薄くなりたい」



「相関図の上で眠りたい」」



「レンゲに乗って水路を行き交いしたい」



イッちゃってる。



そう考えると、



「将来の夢は？」



と聞かれた小学生が、



「リストラのない公務員になり、結婚して、二人くらいの子供が出来て、温かい家庭を作り、いずれ孫も生まれ、年金を貰いながら、のんびりした老後を過ごし、苦しまずにこの世を去りたいです」



ワオー！



現実的！



大人ー！



ただ、夢ねぇー！