デスフィールドの使者 | インスタントジョンソン じゃいオフィシャルブログ『マルいアタマをぐちゃぐちゃにする』powered by Ameba

デスフィールドの使者

「で、何で僕が?部屋が隣だから?」


「君だけじゃないんだ」


「えっ?」


「今回シノハラについて調べてもらったのは君だけじゃない。これは我々にとっての試験だったんだが、受験者は全部で五人いた。」

「五人・・・」


「いずれもこのマンションの住人だ」


「でも、隣は僕だけですよね。どうやってこの部屋に侵入するんですか?」


「それも君だけじゃないんだ。それぞれの隣の部屋に701号室の入口を作った」


「で?」


「我々の予想外のことが起こった」


「予想外?」


「まず今回の計画はエジェットの死から始まった」


「死って、生きてるじゃ・・・」


僕が不思議そうにエジェットを見ると、エジェットが淡々と


「一週間前に僕の寿命が残り一ヶ月だと知りました。僕はデスフィールドの使者ですから」と。


「ですからと言われましても・・」


「エジェットは君と同じこの世の人間なんだ」


「デスフィールドの人じゃないんですか!」