ギリチョコ | インスタントジョンソン じゃいオフィシャルブログ『マルいアタマをぐちゃぐちゃにする』powered by Ameba

ギリチョコ

2月14日、バレンタインデー…。


年に一度、女性が男性に愛を告白出来る日。


チョコをあげるのは日本だけらしい。


小学校、中学校のとき、バレンタインデーの日には、チョコをもらえるんじゃないか、告白されるんじゃないかと、ソワソワしながら学校に行った。


本当はドキドキしているくせに、あたかもバレンタインデーなんか知らないという顔をしながら。

女子に話しかけられる度にビクッとする。


「マッチとトシちゃん、どっちが好き?」


そんなくだらないことをバレンタインデーに問いかけるな!


内心思いつつも「マッチ」と答える。


休み時間の度に下駄箱をチェックしに行く。


何度見に行っても上履きしかない。


2月14日が休みのときは自宅のチャイムがなるたびにドキドキした。


一時間に一度、ポストをチェックする。


チャイムが鳴っても宅急便の人。


もちろん、チョコじゃない。


ポストにもチョコは見当たらない。


夕刊を父に届けるだけ。

結果、9年間、女子からチョコはもらえなかった。


もうこんな想いはしたくないという理由で、高校は男子校を選んだ。



何故、世間的に浮かれているはずのバレンタインデーに落ち込むはめにならなきゃいけないのか?

モテないだけならまだしも、チョコが大好きな僕はチョコも食べれない。

モテる男子が食べているチョコを指をくわえてみているしか出来ない。


そして、いつ頃からだろう?


僕のような男達に救世主が現れた!


義理チョコというシステムが出来たのだ!


好きな男性でなくても、お世話になっている人などにチョコをあげるってやつだ。


そのおかげで、チョコレート業界は潤い、モテない男もチョコを食べられる可能性が増えた。


ところがだ!僕はこの義理チョコすらもらったことがない。


モテないし、お世話もしてない僕にチョコは一向に回ってこない!


ただチョコが食べたいだけなのに…。


いっそ、チョコが嫌いになれたらどんなに楽か…。


僕をチョコ好きにした神様を恨んだりもした。


バレンタインデーなんて楽しそうに思えるが、残酷な日でしかない!


バレンタインデーはシステムの変更をすべきだ!

好きな男性に愛の告白する。


しかし、チョコは告白する男性以外に、


「ゴメンナサイ」


という意味を込めて、同情チョコを配るというシステムにしたらいい。


告白はされなくてもチョコは貰える!


チョコは貰えなくても、告白される!


チョコレート業界も潤う!


みんな幸せ!


もしくは、バレンタインデーはチョコじゃなくてホワイトアスパラをあげるシステムにすればいい。


それなら貰えなくても全然OKだ!


ホワイトアスパラ嫌いだから。