ピュア | インスタントジョンソン じゃいオフィシャルブログ『マルいアタマをぐちゃぐちゃにする』powered by Ameba

ピュア

劇的な再会をした。


以前ブログ「ゴール」で書いた、盲目のおじさんに再び出会ったのだ!


まぁ家が近所なので、そんなに偶然ってわけでもないが…


おじさんに再会したのは、都電(チンチン電車)のとある駅ホーム。


仕事の帰り道、夜10時頃。


JRから都電のホームに向かうときに前方に見覚えのあるおじさんが。


盲目の方が使うステッキを持っていたのですぐ分かった。


前回と違うのは盲導犬を連れているとこだ。



その盲導犬を見た僕は思わず吹き出してしまった!


赤いリボンを付けたポメラニアンなのだ!


しかも、ティッシュカバーくらい小さい!


明らかに室内犬にしか見えない!


果たして、ポメラニアンが盲導犬として使われているのかどうかは知らないが、僕のイメージではゴールデンレトリバーのイメージしかない。


とても訓練を受けた犬には見えない!


前に、雨の日は盲導犬は休み。って言っていた意味がちょっと分かった。


案の定、都電を待つ6、7人の列の最後尾に並ぼうとしたおじさんは


「あれ?最後尾はどこだ?最後尾はどこだ?」と、ステッキを左右に振っている。


並んでいる人達の脚にステッキがガンガン当たっている。


挙げ句の果てに、到着した都電の車両にまでステッキをぶつけている。


都電に乗るときにおじさんは


「ニキ!入れ!ニキ!」と、持っていたバッグを開き、ポメラニアンをバッグに入れようとしている。


汚いボストンバッグだった。


ニキは全然入らない。


「ニキっ!ニキっ!」と、結局無理やりバッグに押し込み、何とか乗車。


同じ駅で降りると、おじさんはバッグからニキを出し、


「ニキっ!家まで案内してくれ!」


と言い、歩き出す。


ニキはちょこまかとおじさんを、遊園地でテンションが上がった彼女に無理やり手を引かれる乗り気じゃない彼氏のように引っ張っていく。


ニキは道路の真ん中付近も平気で歩くので後ろから見てて危なっかしくてしょうがない。


ただ、その駅で降りた5人くらいの人の中で一番歩くスピードが速い。


それと同時にステッキの左右の動きも速さを増してくる。


もうほとんど小走りだ!

いつか事故に遭うんじゃないかと不安でしょうがない。


ニキは絶対自分が盲導犬だと思ってないと思う。

どう見ても、ただの犬の散歩だ!


「ニキっ!しっかり案内しなさい!」


と、ガードレールにぶつかりながら、ものすごいスピードで僕の前方を歩いて行った。


映画のワンシーンを見てるようだった。


ピュアな盲目のおじさんと盲導犬として活躍する室内犬のニキ。


水谷豊よりいい相棒かもしれない。