モンタージュ | インスタントジョンソン じゃいオフィシャルブログ『マルいアタマをぐちゃぐちゃにする』powered by Ameba

モンタージュ

欠陥人間と自信満々に胸を張って言える私ですが、その中でも苦手なのがモンタージュである。


仮に僕が犯人を目撃したとして、どんな人でしたかと聞かれたとしてもおそらくほとんど答えられない。

性別くらいは分かる。


服の色や種類も覚えようと思えば覚えられる。


車のナンバープレートも覚えられる。

ただ、顔は無理!


よく、モンタージュ写真や似顔絵など、本当にそっくりなものがあるが、よく描けると思う。


見ながらなら描けるかもしれないけど…。


あれは、描く人が凄いのか?


犯人の顔も見て的確に伝える人が凄いのか?


僕の永遠の謎だ!


よく顔と名前が一致しないと言うが、僕の場合は顔も名前も記憶してないことが多い。


だから「久しぶりー!」と言われても「はじめまして!」になってしまう。

さすがに口には出来ず、僕も「久しぶりです」と言いながら、込み入った話しにならないようにと願いながら、適当に話しを合わせる。


その中でも一度しか会ってないのに、小一時間くらいしか会ってないのに、鮮明に覚えている人がいる。

15年前に出会った女性、クンちゃんである。


その日、男3人で遊んでいて、そのうちの一人が女友達に電話して、その女の子に2人呼んでもらい、3対3で会うことに。


会う前に「ちょっと顔が大きいけど平気?」と言われたが、特には気にならなかった。


待ち合わせ場所で待っていると3人の女性が向こうからやってくる。


いや、正直僕にはクンちゃんしか見えなかった。

30メートル先にいるのに、僕は目の前にいると錯覚してしまった。


そう、顔の大きさが尋常ではないのだ。


一般の人が月ならクンちゃんは地球だ!


一般の人がウズラの卵ならダチョウの卵だ!


一般の人がピンポン球ならバスケットボールだ!

ちょっと引力さえ感じたくらいだ!


体の方はどうかというと、その巨大な顔を支える為、岩のように力強く形成されている。


とりあえず6人でファミレスに行った。


ファミレスの店員がザワザワしてるのが分かる。

クンちゃんが座ると、顎がテーブルに付きそうになる。

クンちゃんが頷くと顎はテーブルに当たっていたかもしれない。


Tシャツが着れないので、Yシャツしか着ないらしい。

というか、前か後ろにボタンがある服しか着れないのだ!


性格はというと、大物政治家のように肝が据わっていて、言いたいことはズバズバ言ってくる。


男を紹介してくれたら10万円、上手くいったら20万円あげると言っていた。


それ以来クンちゃんには会っていないが、クンちゃんのモンタージュなら作れる!