ハプニング
昨日の夜、ベットに寝ころびながら、携帯でブログを書いていた。
7,8割書いたところで、睡魔に襲われ眠りについてしまった。
目が覚めたころには、携帯の充電はなくなり、せっかく書いたブログも消えてしまった。
ハプニングを書いているときに起こったハプニングである。
ハプニングは予想だにしない突発的な出来事である。
明日、北海道で雪が降ったとしてもハプニングにはならないだろう。
しかし、アフリカの赤道直下の国で雪が降ればハプニングだ!
昨日、家に木村拓也と中居君が来た・・・これもハプニングだ。
でも、これが草薙君の家ならそんなハプニングにはならないだろう。
このように、同じ出来事でも人や場所、状況によってハプニングになったり、ならなかったりする。
あなたはこのハプニングを望みますか?
ハプニングはときに人を不幸にしたりする。
逆に幸運をもたらしたりもする。
何も起こらないのが幸せということもある。
ドラマや映画ではこのハプニングは必ず起こる。
何故なら、何も起こらないと面白くないからだ!
殺人事件が起こらない名探偵コナンはつまらないだろう。
毎回浮気調査とかをするしかない。
別にドラマみたいな恋や、映画みたいな人生を送りたいとは思わないが、多少のハプニングは人生に彩を加える。
昨日の朝、ガシャーンという音で目が覚める。
居間に行くと、窓ガラスが割れ、部屋には野球のボールが・・・
ついてないなぁと思っていると、チャイムが鳴る。
玄関にはユニホームを着た野球少年が立っている。
ひたすら「すいません、すいません」と言いながら。
考えてみたらうちは7階だ!
「君が打ったの?」と聞くと、「すいません」と。
僕はこの少年に将来のメジャーリーガーの夢を託し、許すことに。
ちょっとビデオでも借りに出掛けようとエレベーターに乗ると、5階で女の人が乗ってきた。
髪の長い綺麗な女性で、「こんにちわ」と挨拶をするが、彼女は無視。
すると、突然3階と2階の間でエレベーターが止まる。
僕はその女性と閉じ込めらるはめに。
エレベーターに閉じ込められるなんて初めてだ!
その女性は最初イライラしてたが、20分くらい経った時にいきなり泣き始めた。
何とか落ち着くように話をすると、彼女は僕と同じ歳で、一児の母だという。
このマンションの住人ではないらしい。
何とか彼女が落ち着いたころにエレベーターが動き始めた。
彼女と「また」と連絡先も聞かずに僕はビデオを借りに行くのだが、ビデオ屋の周りには消防車が数台と野次馬が20人くらい。
どうやらビデオ屋が火事になったらしい。
中にはビデオ屋の主人が残されているとのこと。
救急隊員が中に入り救出に向かう。
しばらくすると、担架に主人を乗せて外に出てきた。
主人の手には、数本のDVDが。
その中には僕が借りようとしていたDVDがあったが、さすがに貸してくれとは言えなかった。
しかたなく家に帰ると僕のマンションの周りにパトカーが数台。
僕のマンションの5階で殺人事件があったらしい。
警察に住民だと言って中に入ろうとすると、「何か見ませんでしたか?」と。
ふと、エレベーターの女性を思い出したが、何も言わなかった。
すると、一人のおばさんが「あの人です!あの人が女の人とエレベーターから出てきました!」と。
どうやら、死亡時刻と僕がエレベーターから出てきた時間が同じくらいらしい。
事情聴取と、部屋を調べられた。
割れている窓を不審に思った警察に理由を聞かれたので、野球少年の話をしたが、信じてもらえなかった。
僕は8時間ほど警察に拘留された。
帰りに通り魔と襲われている女性に遭遇。
一応助けようとしたが、僕は通り魔にナイフで傷つけられ、病院に運ばれる。
そして、また警察に色々聞かれた。
そして、やっと家に帰ると、窓の割れた冬の家は凍えるように寒く、直すまでは凍える夜を過ごさなくてはいけないのだ。
チャイムが鳴り、こんな時間に誰だ?と思いながら玄関を開けると、エレベーターで会った女性が。
どうしたんですか?と言うと、「私、自首します。この子をよろしく」と、横にいる少年を差し出す。
昼間の野球少年だった。
ここまでハプニングがあると第三者はいいが、本人はキツイ!
映画やドラマの主人公は、僕らを楽しませるために辛い想いをしているんだろうな。
楽しい想いもあるでしょうが・・。