2023年 日本 全130分
ナレーション : 窪田等
監督・撮影 : 三木慎太郎「侍の名のもとに」
制作 : J SPORTS / NPBエンタープライズ
配給 : アスミック・エース / J SPORTS
協力 : 日本野球機構 / World Baseball Classic, Inc.
あの感動の日々から早三ヶ月が経とうとしています
期間限定で公開された本作品、どんな映画になっているのかなと期待に胸を弾ませながら、昨日映画館に行きました
土曜日のせいもあるのか、ほぼ満席
老若男女問わずの客席でした
映画は大会の1年半前、栗山監督がWBCの監督として歩き始められるところから始まりました
気心の知れたコーチ陣とは、阿吽の呼吸
テキパキと段取り良く選手の人選、行程が決められて行きます
これは以前テレビで見た時の事ですが、栗山監督はアメリカの地でアメリカに勝利して世界一になってこそ、世界一の価値があると言われていました
その時、栗山監督の本気でメジャーに勝つんだという堅い決心がテレビを通して伝わって来ました
投手の登板予定が最初から大方決まっていたのには驚きでした
完全アウェーの中、ダルビッシュ投手と大谷投手で締めるのは当初からの案だったんですね
アクシデントは起こってほしく無いけど、野球には付き物で、
あの右手小指骨折後の源田選手のガッツ、一度も弱気なところを見せずかっこいい
あのガッツ見たら、監督・コーチも何も言えません
うちの中野が源田選手のお蔭で本当に大きくレベルアップ出来ました
源田選手には感謝、感謝です
メキシコ戦で登板して3ラン浴びて降りた佐々木投手
誰もいない裏の隅っこに座り込んで一人、涙
このシーン見るの初めてで、見てるこっちも思わず涙
佐々木投手は究極の負けず嫌いと聞いてはいたけど、自分のせいでもし負けたらと思うとほんと辛かったと思います
そして吉田選手の起死回生のホームランで同点に追いついた時の佐々木投手の笑顔最高でした
ここぞと言う時にいつも打ってくれる吉田選手は別格です
宮崎キャンプではダルビッシュ投手が熱心に若手投手陣とコミュニケーションを取って、投げ方や栄養面の話など教えてくれてました
特に映画では佐々木投手にスライダーを伝授していて、あっという間に自分のものにしてしまう佐々木投手に「それだけ曲がったらスイーパーと呼ばれるレベル」って褒めてました
ダルビッシュの教え方が上手なのか、佐々木投手の呑み込みが早いのか、こんなにあっという間に新しい球種を会得できるものなんでしょうか
さすが一流選手の集まりだなぁと思いました
栗山監督も超一流の集まりだから、こちらが心配することは何もないと言われてましたが納得でした
栗山さんから若い子達をよろしくと言われているのもあり、ダルビッシュ投手は自分の調整はさておき、若い選手達の相談相手をしていたので本試合では調子が出ないままでしたが、それを言い訳にするで無く、ほんと潔い人です
本当に懐の深い、真のリーダー、ダルビッシュ選手
実戦に入ってからは大谷選手がベンチでもロッカーでもチームの中心となりチームを引っ張りました
大谷選手のテレビでは見られなかったお顔もこの映画でいろいろ見れて楽しかったです
球場にはいなくても、練習場でもちゃんと国歌斉唱は選手、スタッフの皆さん起立して胸に手をあてて聞いてらして感動でした
良い時も悪い時もダックアウト裏で、チームメイトに素直に気持ちを吐露する大谷選手
チームの旗色が悪い時は明るく笑顔でみんなに声かけるし、殊勲打の選手には近寄って「さすが!」って褒めてあげて
そしてみんなからは「翔平」「翔平さん」って呼ばれてて、やはり愛されてるなと思いました
ほんと頼りになる兄貴分でした
バスの中でダルビッシュと席が近かった宮城君、早速挨拶していたけど
やはり人懐っこい
吉井さんにからかわれてて可愛かった
吉井コーチ、あんなに楽しい人とは知らなかったです
ロッテの選手達、あんな明るい監督で毎日楽しいでしょうね
終始選手たちを信じ、ブレなかった栗山監督の下、コーチ陣も選手たち30人もひとつになって戦って手にした世界一
最後に、嫌な思いをした人がいたらごめんなさいと栗山さんが選手に謝っていたけど、それはもっと出たかったと思っている選手たちも中には居たと思うし、そこまでちゃんとわかってて、頭を下げた栗山さん、さすがでした
次期監督は誰に決まるのでしょうか
でも今回はコロナのせいで6年間も空きましたが、次回は3年後
ダルビッシュが言ってくれたように、ほぼ同じメンバーが収集されるかもしれません
次回も世界一期待したいです
エンドロールの最後まで席を立たないでと聞いていたので、どんなシーンが見られるのかなと楽しみにしていたら・・・そのオチに笑いました
大好評につき、6月29日(木)までの1週間の上映期間の延長と、全国83館の追加上映が決まりました
まだの方はぜひ映画館で、あの感動をもう一度!!
超! おススメです
画像お借りしています