2019-20年中国 全62話 ハートハートハートハートラブラブ

 

元から明に時代が移ったのは1368年

明の太祖洪武帝が即位してからのことになる

 

異様な面相で知られる明の初代皇帝・洪武帝

 

疑り深い性格で、死ぬ間際まで功臣を殺し続けた残忍な皇帝だったとかあせる

 

その死後16歳で皇太孫の建文帝が第2代皇帝に即位する

 

この建文帝も叔父たちの力を恐れて叔父たちの領土を減らしたり、殺戮をしたりしたため、立ち上がった叔父の燕王によるクーデター「靖難の役」により皇帝の座を追われ、髪を剃り、僧侶に変装して命からがら南京城から逃亡する

 

第2代皇帝・建文帝

 

1402年 クーデターに成功した燕王は 第3代皇帝永楽帝に即位首都を北京に移す

朱棣・永楽帝/ ワン・シュエチー

 

血の繋がった甥を追いやってたくさんの犠牲者を出して得た王座には大義名分に欠けるところがあり、永楽帝は時折後悔の念にさいなまれている

 

 

 

この「靖難の役」のさ中、高官であった両親を殺され散り散りとならざるを得なかった長女若微とその妹蔓茵との別離のシーンから、この物語は始まる

8歳の若微と父(当時妹蔓茵は4歳)

 

 

恩ある若微の父から姉妹を託された孫愚は、若微を連れて山奥の村へと身を隠す

 

若微の養父 孫愚/ ホウ・イェンソン

 

一方妹蔓茵は、燕王の皇太子と皇孫に拾われ、胡尚儀に託され以後胡尚儀の元、宮中で厳しく育てられて行くことになる

 

蔓茵の育ての親 胡尚儀

 

 

孫若微となった若微は「靖難の遺児」たちを中心とした組織で訓練を受けながら、仇である永楽帝を討つ時を待ち続けていた

 

組織には聡明で剣の腕も立つ徐浜がいて、いつも若微を見守ってくれている

右 徐浜/ チャオ・ジュンユー

 

組織をずっと支援している影のスポンサーは自らを「皇帝」と名乗っている

 

その「皇帝」から城下に来るよう指令が出たために組織は村を後にする

遠征から帰ってくる永楽帝を襲撃せよと言う指令が出たのだ

 

若微の幼馴染の聶興は命令通りに襲撃を掛けるが、籠の中はもぬけの殻、呆然とする聶興たちは捕縛され牢に入れられる

 

永楽帝暗殺に命を懸ける幼馴染の聶興

 

最初から罠と判っていて襲撃をさせられたとしか思えないと、若微は「皇帝」に不信感を募らせる

 

聶興の身を案じながらも骨董品店の店主とその息子に扮して街に入り込んだ孫愚と若微

そこへ永楽帝より命を受けた皇孫瞻基が錦衣衛に扮して、店の戸を叩く

 

二人の運命の出会いだ

ここでは錦衣衛、黄様に扮した皇孫 朱瞻基/ ジュー・ヤーウェン

 

骨董品店の若旦那に扮した若微/ タン・ウェイ

 

店内の捜索を終えて帰る間際矢じりを見つけた瞻基は、若微の男装を見抜いた上で酒房で会う約束を取り付ける

 

錦衣衛を殺す指令を受けた若微と、間違いなく靖難の遺児だと睨んだ瞻基は酒房で再会
お互いに腹の探り合いをしながら盃を交わす

 

相手が皇孫とも知らず毒を盛り、それと気づいた瞻基から毒盃を飲まざるを得ない苦境に陥った若微だったが、瞻基の機転で事なきを得る

 

瞻基は肝の据わった若微に興味を覚えるが、靖難の遺児であることを確信する

 

放っておけない案件も出て来て、牢に入れてみたりもするが、若微を傷つけることができない瞻基

相容れない相手とわかってはいても、若微に魅かれて行く気持を瞻基は抑えることができない

 

若微の身を案じた瞻基は、若微を宮中に連れて行く

 

瞻基が自ら女性を連れて来たのは初めての事で、祖父の永楽帝も興味深々

近々催される園遊会に、若微も伴って参席するよう沙汰をする

 

そしてその園遊会の日

 

堂々と自分の意見を言う若微と永楽帝が楽しそうに話をしていると、突然永楽帝めがけて一本の矢が放たれる

 

その矢を身を挺して受け、永楽帝を守った若微は瀕死の重傷を負う

 

自分が身代わりになりたかった

生死の境を彷徨う若微を瞻基は傍で見守る


そして若微はかろうじて命を取り留める

 

命の恩人の若微を見舞った永楽帝は若微に「靖難の役」を悔いていて、建文帝との会談を希望していること、それが実現したなら三万の靖難の遺児たちが帰ってこられるよう、旧家臣たちの名誉も回復できるよう尽力すると誓う

 

折も折瞻基の結婚相手を選ぶための秀女選びが始まっていた宮中で、永楽帝の命の恩人となった若微は、にわかに瞻基の結婚相手としてその名を挙げられることになる

 

しかし若微は宮中に引き留めようとする瞻基の想いをよそに、回復したらここを出て行き、徐浜と共に異国を旅するのも悪くないとか、瞻基のハートにグサッと来るような言葉を投げつける

 

そして体調の落ち着いた若微は養父の待つ家に戻るが、養父は若微の身を案じ、若微に瞻基の妃となって幸せになるよう若微を諭す

瞻基には若微に対しての愛情を感じると養父は言う

 

お互いに好き同士の若微と徐浜だったが、徐浜にも身を引くよう諭す

そして養父は若微の偽の経歴が調べられる事を恐れ、自ら死ぬことによって若微の出自を正当化する道を選ぶ

 

 

若微を待っていたのは辛い事ばかりでは無かった

 

宮中で靖難の役以来生き別れになっていた妹蔓茵こと胡善祥と歓喜の再会が出来たのだ

 

そして二人は共に一人の夫、瞻基と結婚すると言う奇遇を得る

 

漢王の推薦で秀女に選ばれた蔓茵は正室に、後ろ盾のない若微は側室になり、共に仲良く瞻基を支えることになる

 

蔓茵こと胡善祥/ ドン・ジアジア

 

 

さて永楽帝には多くの息子たちがいるが、上3人の息子たちを傍に置いて特に重用していた

 

まずは長子である皇太子朱高熾

瞻基の父朱高熾/ リャン・グァンホア

 

何事にも細心の注意を払うため、周りからは臆病とも捉えられるが実は洞察力の豊かな懐の深い人物

 

持病持ちで体が弱く戦場に赴くことは出来ないが、永楽帝からの信頼は厚く、内政を一手に任されている

 

弟たちとも仲良くやって行きたいと心から思っている温厚な人柄だが、弟たちはそうでは無かった

 

 

第2皇子漢王/ ユー・ハオミン

武力に優れた強者で兄弟の中では一番永楽帝に似ていると言わ

れる

 

漢王には永楽帝の後を継ぐのは自分だと言う自負があり、兄の高熾を軽く見ていて、折あらば高熾と息子瞻基を潰そうと狙っている

 

野心家で非情な人物だが、どこか抜けているところも垣間見える

 

 

第3皇子趙王/ ルワン・ユエンフィ

趙王は高熾が後を継げば、永楽帝お気に入りの孫、瞻基が付いているため自分に出番は無いと見て、漢王と結託して自分たちで次の皇帝になろうと画策している

 

漢王と趙王は一蓮托生だ

 

万事抜け目が無く、注意深い性格で兄漢王に的確なアドバイスをすることもある

 

 

年老いた永楽帝は自分の死後は人格者である皇太子高熾を中心に、三人力を合わせて自分の死後も明の繁栄に勤めてほしいと心から願うが、残念ながら永楽帝の不安は命中

 

漢王と趙王の謀はどんどんエスカレートして行く

 

そして領地を広げるために戦いに出た永楽帝は、漢王、趙王、瞻基を伴って出陣した長い長い戦闘の中、ついに最期の時を迎える

 

永楽帝の死を知った途端、漢王と趙王が反旗を翻すのは火を見るよりも明らか

 

瞻基は永楽帝がまだ存命と見せかけて、漢王と趙王を戦闘に出し、その間に永楽帝の遺体を城に運び、永楽帝の葬儀を終え、父皇太子の皇帝即位の儀を急ぎ執り行う

 

高熾は第4代皇帝洪煕帝を名乗った

 

後で知らされた叔父たちはとうてい承服できないと大騒ぎ

黙っていられない瞻基が口を挟み、不穏な空気が漂う

 

二人の叔父と戦うと言う瞻基を洪煕帝は叱責し、一触即発の危機を逃れるため瞻基を南京の閑職に任命し北京から追い出す

 

最初は父の意図を読めなかった瞻基だったが、南京で指示された山のような蔵書を読んでいる内に、瞻基は己の身勝手さ、傲慢さに気付かされる

 

一見頼りなさそうに見えながらも父がいかに聡明で先を見据えた本当に強い人間であるかと言う事実を思い知らされる瞻基

 

父への感謝の思いをしたためた手紙を読んでくれる母皇后の声を聞きながら、洪煕帝は安心したように永遠の眠りにつく

 

皇帝としての短い時間を洪煕帝はこうして全うする

 

 

洪煕帝の死を受けて、すわ漢王と趙王は後継者の瞻基を亡き者にしようと企てるが、それが謀反と取られてはまずい

 

万人に認められる形で無ければならないと画策する二人

 

 

経緯を見守る瞻基の母皇后は息子一人では荷が重すぎると内心覚悟を決めていた

 

しかしこの難関を、成長した瞻基は賢さと真心を持って家臣たちを従えることにより克服し、見事次期皇帝としての器を家臣たちに知らしめる

 

瞻基が第5代皇帝になったとしても、当然黙っていない叔父たちとの確執はこれからもずっと続くに違いない

 

瞻基はどうやってその危機を切り抜けて行くのだろうか

 

どこでその終止符は打たれるのか

 

そして若微はどうやって大明皇妃への道を歩んで行くのだろうか

 

 

 

 

・・・以上36話までのちっともまとまっていないザッとストーリーでしたあせる

 

長かったので、話は前後しているところもあると思います

ご容赦くださいお願い

 

 

久しぶりの本格的な中国時代劇「大明皇妃」、とても面白くてこれまでのところ期待以上ですキラキラ

 

なにせ空を飛んだり術を使ったりイケメンがわんさか出て来たりと言う架空時代劇をずっと見てたので、一応史実をもとにして作られた作品は、やはり現実味があって重厚で見応えを感じます

 

ストーリーが時間を逆行せず、同時進行で流れてくれるのも有難いです(笑)

 

恋愛色が薄くて、今のところ瞻基が若微を大好きなのはわかりますが、肝心の若微がどれほど瞻基の事を思っているのかが不明です

 

徐浜に対しての気持も尊敬の気持にプラスアルファくらいの恋心にしか見えませんし、恋愛には淡泊なタイプの若微です(笑)

 

確かに情が湧いて来て、瞻基を大切に思っているのは伝わって来るのですが、若微にも瞻基の気持ちに少しは応えてほしいですあせる

 

 

このドラマのすごいところたくさんありますキラキラ

 

まず撮影が大変なので省略されることが多い戦闘場面が実に丁寧に描かれていて、しかもそのスケールの大きなこと!!

映画かと思うスケールです

 

人間もお馬さんもどんだけ~と思うくらい大勢出て来て迫力満点

雪もちらつく寒い中重い鎧をつけて、4ヶ月間の撮影、皆さんどれだけ大変だったか汗

戦闘シーンばかりでなく、敵国との駆け引きや作戦についても丁寧に描かれていて、とても興味深かったです

 

一方女性陣ばかりでなく、男性陣の衣装までもが豪華で煌びやか見ててとても楽しいです

あちこちにお金がたくさんかかっていますキラキラ

 

 

 

 

でも一番の面白さは登場人物のすべてのキャラクターがすごく魅力的だと言うことですキラキラ

 

威厳のある永楽帝も、次男の漢王も三男の趙王も、すごい野心家で嫌なところもたくさんで怖い人たちなんだけど、どことなく憎めないキャラなんです

 

長男のふっくら皇太子だけはめちゃめちゃ良い人で出来た人でした

身体弱いし戦争に行けないけど、永楽帝から信頼されるのよくわかります

 

左から3皇子趙王、長男皇太子、2皇子漢王

 

この兄弟三人のやり取りは肉親の情もちゃんとあって、それでもそれぞれ思う所があって、相容れない様子が垣間見られ、仲良くやったら良いのにと思いつつそうも行かない事情も悲しいかな伝わって来ます

 

プライドと権力欲というのは恐ろしいものです

 

このようにすべての登場人物が多面的に描かれていて人物の肉付けが良く出来ているので、ついすべての登場人物に感情移入して見ています

 

組織の「皇帝」については見て行くとすぐにわかります

 

永楽帝と建文帝との会談はとても見ごたえがありました

建文帝が実に立派な僧侶になっていて感動しました

 

僧侶と言えばもう一人重要な僧侶が出て来ます

雞鳴寺の高僧 姚廣考

 

永楽帝の相談相手で、瞻基の師父でもある人物

唯一永楽帝に歯に衣着せず話し、永楽帝の心の拠り所となっています

 

もう一人紹介したいのは、瞻基の母、張研

皇太子妃張研/ウー・ユエ

 

似た者夫婦で飾らない性格でとてもおおらかで心が広い

こういうタイプの皇太子妃はドラマではあまり見たことがありません

いつも皇太子のお尻を叩いてますが、優しい愛を感じます

 

比べて漢王の妻は外面は良いがすごくプライドが高くて損得勘定に長けていて、こちらも似た者夫婦だと思いましたガーン

 

 

 

37話から最終回62話までの展開はどうなるのでしょうか

 

史実によると正室の胡善祥は子供ができず廃妃されるらしく、皇子を産んだ若微が正室になることや、瞻基は残念ながら早く亡くなるようなので幼い皇帝の後見人として若微が国のために尽くすことなどが想像できます

 

妹が計算高く名誉欲の強いところが気になるところですあせる

姉妹の仲が悪くならないでほしいのですが汗

 

真っすぐに生きる若微の生き方だけは変わらずにいてほしいです

 

これから先は週2話ずつのWOWOWの放送を楽しみに見て行こうと思います爆  笑

 

 

 

若微役のタン・ウェイさん、凛として実にお美しいキラキラ