アップヒルクライム -10ページ目

アップヒルクライム

    ~おもしろめエッセイ~

俳優をやってるズーボーのBボーイのあんちゃんが知人にいます。

会うと必ず「ヘイユー!オレ俳優!」とダサいラップをかまして来ます。

その知人は痴人なんですけど、まあ明るくていい人で、頑張って欲しいと思います。

5万円貸してるのだけは早く返して欲しいのですが、売れたときまで待とうと思います。
昨日、鼻毛大魔神と戦いました。

判定負けです。

胸毛大魔神には辛くも勝ちましたが、やはり嗅覚を司る鼻に生息する猛者だけあって今の自分では力不足でした。

明日は産毛大魔神との戦いが待ってます。

産毛大魔神には勝たないと!
キリンは高いとこにあるものを食べるためにどんどん首が長くなっていったという話は聞いたことがあると思います。

またこの説はダーウィンの進化論で説明できます。

同じように木というものは元々草だったというのはご存知でしょうか。

草の中で成長したものが木となったわけですが、つまり、キリンに食べられたくないと思った草がどんどん高く成長して、それに負けじとキリンも首を伸ばしていったわけです。

この戦いは永遠に終わることはないでしょう。
晴れて、農林水産大臣から『一日三植(いちにちさんしょく)』計画の代表に任命されたので、はりきってます。

ただし、『一日三食』は厳禁とのことなので、苗を植えたまま倒れている人がいたら、それは間違いなく私ですので助けてください。
jay0126さんのブログ-20101121222704.jpg

この人が 木~その三~ で登場した主人公でもある私の師匠です。

これは師匠が所有権を持たない森林で、抜いてきた木を運んでいるときの写真です。

そういうことをするときの師匠の手さばきは女に手を出す時ぐらいはやく、弟子の私でさえヒキました。
広がる野原一面にたった一本しか生えていない木がありました。

それを斧で切り倒そうとしているお爺さんがいたので思わず駆けより、アキレス腱にチョップをかましました。

木と同じ部分に痛みを食らわしたわけです。

そこはもともとは森で、そのお爺さんは木を切って加工して売って生計を立てていたのですが、切るばかりで育てることをしなかったため一本しか残っていなかったのです。

お爺さんはその木を他のどの木よりも気に入っていました。

気に入っていたが故に最後まで残っていたのです。
しかし、生来の女好きによる散財で、ついに最後の一本に手を出さざるを得なくなったわけです。

お爺さんはそれを阻止された上、力道山直伝の空手チョップにより、アキレスを断絶し、山仕事ができなくなりました。

数年後、その木はすくすくと育ち、野原を覆い尽くさんかというまでに大きくなりました。

次第に有名になり、人々が訪れるようになりました。

テレビコマーシャルにも使われ、仕事ができなかったお爺さんは大金を手にしました。

またまたいくつになっても卒業できないキャバクラ、風俗通いに拍車がかかり、近所の人からは盛りのついた猿だなどと揶揄されました。

そんな生活も終わりは見えているわけで、大金を全て失った上に、今度は借金を背負いました。

困ったお爺さんは有名になった木を切り倒し、高く売ろうと考えながら、その日眠りにつきました。

翌朝、斧を持って木のある場所に歩いていると、一向に木がみえません。

なんだかおかしいなと思いながら歩いていてお爺さんはようやく気づきました。

木が横に倒れているのです。

近づいて見てみると、その木には切られた形跡がひとつもありません。

木は自らその命を絶ったのです。

木はお爺さんを愛していました。

愛している人にだけは傷つけられたくなかったのです。

お爺さんは泣きながら自分の過ちを後悔しました。
木と木で林になります。

木が三本で森になります。

しかし、実際に木が三本だけ生えているのを見ても、誰も森とは思いません。

人生ってそんなものです。
木を見ていると、涙が出そうになります。

その木が大きければ大きいほどに……。

どっしりと地に根をさし、雷や台風もなんのその。

けれども、本当は木も痛いかもしれないし、つらいのかもしれない。

でも倒れることなく、今日もいっぱい酸素を吸って、太陽を浴びて生きている。

僕も木と同じように、空気を吸って、日の光を浴びて生きている。

果たして僕はあの木のようになれるのだろうか。

やっぱり人間だから木にはなれないか。
jay0126さんのブログ-20100912180431.jpg

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