クローバーおはようございます

今朝も少し雪はねをした札幌です

午後は晴れて風は強め予報

そろそろダウンコートは脱ごうかしらね

 

読書は馳 星周著「神(カムイ)の涙」、2020年文庫

小説、はじめましての作家

馳さんが北海道出身は知ってるが、一番苦手なジャンルだ(と思っている)

くま北海道東部の小さな町が舞台

中学生の孫と祖父が暮らす家に、マサヒコが木彫りの弟子になりたいとやってくる

はじめは煙たがったが、木彫りを教え、山にも連れていく

自然を尊んで生きるアイヌの祖父、アイヌから逃げたい孫、母親が震災に合い自分のルーツを探すマサヒコ

それぞれの心のもやもやが丁寧に描かれる

しかし、マサヒコは追われている身だったくま

 

今も偏見や差別があるとされる、北海道の先住民族アイヌと和人問題

東日本大震災と原発問題

犯罪者と出所後の問題

どれも重いテーマだが、静かに描かれる生活は好感が持てた

豊かな自然描写に、そこへ行ってみたいとさえ思わせるキラキラ

私はアイヌ民族が差別される意味がわからないし、原発問題は一言では語れない

出所後に受け入れ先がない現実は問題だ

人の愚かさと温かさが味わえる小説だった