朝から晴れている札幌です。
気温が上がり、雪解けが進みますね。
読書は小川洋子著、「小箱」。2019年単行本。
大好きな作品「ことり」から7年の書下ろし小説は、文庫化されず…。![]()
私の住んでいる家は元幼稚園だったので、何もかも小振りにできている。
かつて郷土資料館のガラスの小箱は、幼稚園の講堂にある。
今は死んだ子供の未来を保存するため…その中で子どもたちは成長し続ける。
小さな息子を亡くした従妹は、死んだ作家の本しか読まない。
歌でしか会話できない、元学芸員。
死んだ子供の頭髪で弦を張る、元美容師。
クリーニング店の奥さんは、大人なら足がつかえる鉄棒で大車輪をする。![]()
そんな静かな物語。
静かで不気味な、小川ワールド![]()
ですが、
不気味すぎて感情移入できない。
小説の独特の世界観を楽しむことができない。
この小説にある「深い」ところがくみ取れない。
私の読解力のなさかもしれませんが…。![]()
こりゃ、読む人を選びますね。
装丁は美しい。![]()
