札幌はいい夏~。
日焼け注意報~、痒い~。夜は
。
読書は柳美里(ゆうみり)著、「JR上野駅公園口」。2017年文庫。
2020年に全米図書賞受賞!
柳美里は初めて読みます。暗いイメージでメンタルが強い時に読む本と思ってます。
今もめちゃくちゃメンタルは弱いんですが・・・。![]()
帯の全米図書賞
が気になり読んでみました。
上野恩賜公園のホームレスは東北出身者が多いという。
福島出身の男(1933年~2006年)がなぜ上野公園でホームレスになったのか?
男は天皇(元上皇)と同じ日に生まれ、息子も同じ日に生まれた。
貧しい家に生まれ職を転々とし、東京オリンピックの出稼ぎ労働者として上野へ。
家族へ仕送りのため、懸命に働き続ける。
21歳の息子が突然死。このショックを引きずる人生で、救われることはなかった。
60歳で故郷に戻るが、ほどなく妻が突然死する。
その後、娘や孫に良くしてもらうが、導かれるように上野へ戻る。
最後に居場所がない男が見たものは、故郷の田んぼであり波の音であり・・・。
男は思う、「仕事には慣れるが、人生にだけは慣れなかった」と。![]()
これは男が選んだ道だ!というだろう、そもそも選択肢はあったのか?
「自分が選んだ道は責任を持ち、人のせいにしない」風潮があるが・・・。
これほど厳しい言葉はないと思う。![]()
それだけで片づけられるほど、人は単純じゃない。
生まれ持ったDNA、育った環境・・・。
自分の人生が正解だったと誰が決めるのか?正解である必要は?
東京のホームレスは1000人を超える。(札幌は30人以上)
無視したり邪魔者扱いはもっての外。
生き方を尊重したいけれどね。
柳美里さんは何度も現場を取材して、本を完成させた。![]()
心にズシッとくるものがあった。![]()
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