夢見てズレて転び続けたオレの黒歴史ノート -2ページ目

夢見てズレて転び続けたオレの黒歴史ノート

【連載】

なぁ、あの頃のオレ。
ちゃんとできへん人生の話

青春編 (64話完結済)
社会人編 現在執筆中

第1話はこちら
https://note.com/regal_wren4369/n/n802c36a0d555






◆ きっかけ、ほんまに終わってる

なぁ、あの頃のオレ。

お前な、

情緒不安定とかいうレベルちゃう。

ただの厄介なやつや。

そんなある日。

自転車で帰ってたらな、

後ろに同級生おる。

以前からちょっとだけ好かんヤツ。

たぶん普通に同じ方向帰ってるだけ。

それ見てお前、

思う。

(なんやねんコイツ)
(さっきからついてきとるな)

……いや待て。

帰り道一緒なだけや。

なぁオレ。

世界、お前中心に回ってへんぞ。

---

◆ 勝手にイラつくやつ

相手、何もしてへん。

マジで何もしてへん。

でもお前、

勝手にイライラしてくる。

なぁオレ。

完全に自分都合や。

---

◆ 意味不明な開戦

で、どうした?

振り返って——

「なに後ろついてきとんじゃー!!」

……いやだから。

帰り道一緒やって。

なぁオレ。

GPSでも付けられてると思ったんか?

---

◆ 自分から地獄に突っ込む

そこからや。

自転車放り投げて、

相手掴んで——

**殴り合い開始。**

なぁオレ。

理由、勘違いやぞ?

しかもお前からやぞ?

終わってるやろ。

---

◆ 弱いくせに手出すな

でな、

殴るやん。

でもな、

全然効いてへん。

手、痛いだけ。

しんどいだけ。

なぁオレ。

ダメージ受けてるん、
お前だけや。

---

◆ 神、来てるのに…

そこにや。

通りすがりのオッサン。

「お前らやめとけ!!」

完全に救世主。

ここで止まれば、

ただのバカで済む。

---

◆ 外ヅラ:最悪

でもお前、

何言うた?

「オッサンは黙っとけやぁ!!」

……なぁオレ。

何イキがっとんねん。

助けてくれてる人に、

一番イキってるやん。

終わってるやろ。

---

◆ 内心:終わってる本音

その裏でどう思ってる?

(オッサンありがとう)
(助かる)
(ほんま止めてくれ)

なぁオレ。

口と心、

別人格やん。

---

◆ さらにダサい

オッサンが言う。

「ええかげんにせぇ!警察呼ぶぞ!」

ここで普通は止まる。

でもお前は違う。

「オッサンどっか行けやぁ!!」

……いや行かれたら終わるやろ。

なぁオレ。

自分で詰みにいってるで。

---

◆ 内心ビビり散らかし

そのくせ内心これや。

(いや待って)
(警察はやめて)
(ほんまに呼ばんといて)
(でもケンカは止めて)

なぁオレ。

都合よすぎるやろ。

---

◆ 強制終了(当然)

オッサン、

ガチで間に入る。

物理的に止められる。

ケンカ、終了。

なぁオレ。

最初からそれでよかったやろ。

---

◆ 最後までダサい

「もうええわ」

……言うてる。

「お前覚えとけよ!」

捨てゼリフはいてる。

なぁオレ。

最初から始めんなや。

---

◆ 真実、ただのダサいやつ


全部終わってな、

心の中これや。

(オッサンほんまありがとう)
(助かりました)

なぁオレ。

お前な、

イキってたんちゃう。

ただビビってただけや。

しかもそれを、

人にぶつけてただけや。

なぁオレ。

一番ダサいパターン、
それや。

---

【一言まとめ】

弱いのにイキって、
助けてもらってるのに噛みついてた、
ただのダサいオレ。

---

【次回】

囲まれてるのに、ずっと笑ってごまかしてたオレ


前回

▶第28話「何もされてないのに、感情だけ忙しすぎたオレ」


次回
 ▶第30話 「囲まれてるのに、ずっと笑ってごまかしてたオレ」


はじめての方はこちら👇  

 【第1話】「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」









◆ 平和なはずの教室で一人だけ大荒れ

なぁ、あの頃のオレ。

お前な、

別にいじめられてたわけでもない。

仲いいやつもおるし、
普通に会話もしてる。

環境だけ見たらな、

**めっちゃ平和や。**

……なのにや。

お前の中だけ、

**常に大荒れ。**

なぁオレ。

台風発生源、お前や。

---

◆ 小さなことで爆上がり


例えばな。

ちょっと誰かに話しかけられる。

ちょっと笑ってもらえる。

それだけでお前——

(いけるやんオレ)
(今日、調子ええやん)
(クラス馴染んできたんちゃう?)

なぁオレ。

上がり方、雑すぎるやろ。

株か。

---

◆ 小さなことで即暴落

でもな。

ちょっと反応薄いだけで、

すぐこれや。

(あれ?)
(今の間なに?)
(なんか変なこと言った?)
(やっぱオレ浮いてる?)

なぁオレ。

落ちるスピード、

ジェットコースターやぞ。

さっきまでの自信、

どこ行ったん。

---

◆ 脳内だけで事件発生

そこからや。

お前の脳内、

勝手に物語作り出す。

(さっきの笑い、オレちゃう?)
(目合ったの絶対意味あるやろ)
(ヒソヒソしてたんオレのことやろ)

なぁオレ。

証拠ゼロ。

情報源、

全部お前の想像や。

妄想だけでここまで落ち込めるん、

逆に才能やで。

---

◆ 女の子で完全バグる

その中でもな、

1人おったんよ。

ちょっと騒がしめの女の子。

よう笑う。

でな、

なんかオレの方見て笑ってる気がする。

……いや多分な、

関係ない。

ほんまは関係ないねん。

でもその時のお前には——

**全部オレに向けられてるように見えてる。**

なぁオレ。

被害妄想、

フルスロットルや。

---

◆ そして最悪の一手

で、どうした?

ある日。

その子の上靴——

**隠した。**

……いや待て。

なぁオレ。

動機、

妄想100%やぞ。

証拠ゼロ。

確認ゼロ。

なのに行動だけ一人前。

お前、

思春期版サスペンスの犯人や。

---

◆ その時の自分、ちょっとだけ満足

しかもな。

その瞬間のお前、

ちょっとだけ思ってる。

(これでちょっとスッとした)

なぁオレ。

最低やぞ。

---

◆ ちゃんとビビって、ちゃんと戻す


でもな。

そのあとや。

急に来る。

「……あれ?」

「オレ、何してんの?」

なぁオレ。

遅いけど気づいたな。

で、お前どうした?

**こっそり戻した。**

誰にも見られんように、

そっと元の場所に。

なぁオレ。

やるなら最初からやるな。

でもな、

戻したのはえらい。

……いや、

**最低ラインやけどな。**

ほんま、

あと一歩でアウトやったな。

---

◆ 冷静になった後の地獄

しかもな、

よく考えたら分かる。

あの子、

多分なんもしてへん。

ただ笑ってただけや。

なぁオレ。

無実の人間に対して、

**ただの迷惑行為や。**

危なかったな。

ほんまに。

---

◆ 追い打ちの一言

さらにや。

いつも一緒に行動してる
クラスの友達とのことで、

別のクラスのやつが言うてきた。

「お前、男同士で付き合ってんの?」

……は?

なぁオレ。

軽い一言やで?

でもな、

その時のお前には——

**致命傷。**

「違うし」って言うのが精一杯。

でも内心、

めちゃくちゃ引きずってる。

なぁオレ。

メンタル、

紙より薄いな。

---

◆ 女というバグシステム

しかもな。

女の子全員無理やったわけちゃう。

普通に話せる子もおる。

笑って、ツッコんで、

ちゃんと会話できる。

なぁオレ。

いけるやん。

……でもな。

ちょっとでも

「あ、この子女の子やな」

って意識した瞬間——

**完全停止。**

頭、真っ白。

言葉、消滅。

目、合わせられへん。

心の中で

「なに話したらいいんやろ?」

ってパニックなってた。

なぁオレ。

スペック急に落ちすぎやろ。

---

◆ 結論、全部忙しいだけ

なぁ、あの頃のオレ。

ここまで全部並べてみて、

分かるやろ。

特に何かされたわけちゃう。

いじめられてたわけでもない。

でもお前——

**勝手に上がって、
勝手に落ちて、
勝手にやらかしてる。**

なぁオレ。

一人で忙しすぎるやろ。

---

【一言まとめ】

誰もオレを振り回してへんのに、

オレが一番オレに振り回されてた。

---

【次回】

「イキったけど、ただ助けられてただけのオレ」


前回

▶第27話 

▶第27話 「不良になるって言われてたのに、一番マジメやったオレ」


次回

はじめての方はこちら👇  

【第1話】 「親の顔色ばかり見て育ったオレ」  



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【青春編まとめ】







◆ 未来予想、外れすぎ問題

なぁ、あの頃のオレ。

お前な、

同級生の1人から

ずーっと言われてたよな。

「オレくんは絶対不良になるわ」

……なにを根拠に言うとったんか知らんけど、

まぁまぁ失礼な未来予想やでそれ。

でもな。

今のオレから言わせてもらうと——

**一番ならんかったやつ、お前や。**

---

◆ 学校、締めにかかる

当時の中学な、

ちょっと特殊な状況やった。

2個上の先輩、

ヤンキーだらけ。

なぁオレ。

あれ学校ちゃう。

ほぼ別のルールで動いとる世界や。

ほんで1個上。

ちょい落ち着いてる。

まだ人間。

で、オレら1年。

先生ら、決断する。

「この代から締める」

急に治安改善プロジェクト開始。

---

◆ 校則、急に本気出す

そこからな、

校則、鬼強化。

髪の毛チェック。
制服チェック。
ボタンチェック。

ちょっとでもズレてたら——

即呼び出し。
即修正。

なぁオレ。

取り締まり方、

ほぼ警察や。

---

◆ 小物のイキり

そんな中でお前。

ちょっとだけイキる。

ボタンの裏、変える。

つまり裏ボタン。

……いや弱い。

なぁオレ。

それで反抗した気になるな。

反抗のスケール、
駄菓子屋レベルやぞ。

結果、バレて注意される。

即終了。

---

◆ 校則、完全支配

そんなこんなで、

学校全体、

マジメ空気。

髪、黒。
制服、正規。
態度、無難。

なぁオレ。

めっちゃ平和やな。

……その時までは。

---

◆ ヤバいキャラ登場

ある日。

転校生が来る。

隣の凄いヤンキー学校から。

なぁオレ。

この時点で察しろ。

絶対ヤバいやつや。

初登校。

見た瞬間、

全員理解。

**あ、終わった。**

---

◆ 見た目、別ジャンル

金髪。

いや、

金っていうか、

ほぼ発光。

制服、

原型なし。

なぁオレ。

あの制服、

どこで作られてんねん。

学校指定ちゃうやろ絶対。

---

◆ 先生ら、まさかの沈黙

ここで先生ら。

普通なら言うやろ。

「髪戻せ」
「制服直せ」

……言わん。

なぁオレ。

先生らな、

あまりにも従う子羊に慣れすぎて、

いきなりライオン来たら、

逆にビビってもうてる。

完全にフリーズ。

固まっとる。

……何やってんねん先生。

いや対応せぇや。

---

◆ 一瞬で崩壊

その瞬間。

みんなの空気、変わる。

「……あれ?」

「いけるんちゃう?」

なぁオレ。

察するの早すぎるやろ。

そこから一気や。

金髪、増殖。
ボタン、外れる。
制服、崩壊。

なぁオレ。

一人で革命起こしとるやんあいつ。

---

◆ リアル被害者、オレ

しかもな。

そいつ、

元々この学区の小学校おったやつで、

友達もそこそこおる。

つまりどうなる?

知らんヤツには——

ケンカ売り放題。

なぁオレ。

ルール無視の最初から強いやつやん。

ある日な、

階段降りてたら——

後ろから、

**後頭部、蹴られる。**

ゴンッ。

「何すんねんっ!!」

ってキレて振り返ったら、

そいつ。

ニヤニヤ。

なぁオレ。

普通に終わりの始まりや。

……って思った瞬間。

横におったサッカー部のやつが、

「お前やめとけや!」

って止める。

そいつ、

そのヤンキーと知り合いやった。

その一言で、

空気、止まる。

ヤンキー、

「チッ」って顔して、

そのまま離れる。

……助かった。

なぁオレ。

あれな、

あの一言なかったら、

普通にボコられてたで。

---

◆ 流される世界

学校全体が、

「まぁええか」モード。

以前までの厳しさ、

どこ行ったん。

なぁオレ。

ルールって、

こんな簡単に終わるんやな。

---

◆ 逆張りのオレ

そんな中でお前。

どうした?

なぁオレ。

お前だけ、

**マジメ。**

髪、黒。
制服、完璧。

いや、

なんでやねん。

空気読めやオレ。

---

◆ 過去の呪い

理由な。

小学校の同級生。

「オレくんは絶対不良になる」

ずっと言われてた。

なぁオレ。

その一言、

引きずりすぎや。

---

◆ まさかの反転

その結果どうなった?

周り、

どんどん崩れる。

でもお前、

どんどん固くなる。

なぁオレ。

逆や。

完全に逆や。

---

◆ 一番普通なやつ

結果。

ヤンキー増殖。

校則崩壊。

その中で——

一番マジメなやつ、

オレ。

なぁオレ。

一番なりたくなかった立ち位置、
そこやで。

---

◆ 学んだこと(ズレてる)

なぁ、あの頃のオレ。

お前な。

周りに流されるタイプやと思ってたけど、

違ったな。

**変な方向に流されるタイプやった。**

---

【一言まとめ】

不良になるって言われ続けて、
一番マジメに育ったオレ。

---

【次回】

「何もされてないのに、感情だけ忙しすぎたオレ」


前回

▶第26話 「静かにせなアカン場所で、一番やらかしたオレ」


次回

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  【第1話】「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」


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 【青春編まとめ】









◆ 一回引っ込んだはずやのに

なぁ、あの頃のオレ。

新人ヤンキーにからまれてからというもの、

お前な、

一回はちゃんと反省したやろ。

「目立つのはほどほどにしとこ」
「また余計なことしたらアカン」

そう思って、

少し大人しくなってた。

……はずやのに。

なんでや。

なんで一回痛い目見たのに、

また前出てきとんねん。

学習能力、どこ置いてきた。

---

◆ 中学校名物・地雷イベント

舞台は、

中学校名物イベント。

**クラス対抗・合唱コンクール。**

なぁオレ。

鬼門すぎるやろ。

人前。
静寂。
声。
評価。

苦手四天王、

フルメンバー集合。

なぁオレ。

お前の弱点、

全部ここに詰まっとるやん。

---

◆ 合唱をナメてた罰

正直な。

最初のお前、

完全にナメとったな。

合唱っていうより、

「流しイベント」扱いや。

「どうせ適当に歌って終わりやろ」
「口パクでもバレへんやろ」

……浅い。

考えが浅い。

なぁオレ。

そういうとこやぞ。

---

◆ 急に本気出す大人たち

音楽の先生が言う。

「このクラス、かなりいい線いってますよ」

……え?

担任の先生、

目ギラッギラ。

「これは優勝、狙えるな」

なぁ先生。

さっきまで普通やったやん。

なんで急に

全国大会目指してる部活みたいになっとんねん。

---

◆ いつの間にか戦場

そこからや。

練習、増える。
指導、熱くなる。
声、でかなる。

「もっと腹から!」
「気持ちが聞こえん!」
「その歌い方は負けにいってる!」

なぁオレ。

いつから戦闘始まったん。

---

◆ 意外と嫌いじゃなかったオレ

でもな。

不思議なもんで。

オレ、

歌うこと自体は

嫌いやなかった。

音程そこそこ。
声量そこそこ。

天才ではない。

でも、

足引っ張るほどでもない。

なぁオレ。

その“そこそこ”が

一番油断するやつや。

---

◆ 本番前、すでに負け

そして本番。

体育館。

あの静けさ。

イス引く音すら響く。

心拍数、

限界突破。

なぁオレ。

まだ歌ってへんのに、

もう一回負けとる。

---

◆ 1曲目、順調

1曲目。

無事終了。

音程ヨシ。
リズムヨシ。

拍手もそこそこ。

「いける」
「これいける」

なぁオレ。

その“いける”、

だいたいアカンやつや。

---

◆ 地雷投下

問題は2曲目。

歌ってる途中、

一瞬の“間”。

その瞬間。

隣のヤツが、

超小声で、

しかもご機嫌に言う。

「はぁい♪
それがどうした?どうした?♪」

……はぁぁあ?

なぁオレ。

そいつ、普段めっちゃ普通に
歌ってたヤツやろ。

なんで本番で急に
必殺技ぶち込んでくんねん。

お前なにしてくれてんねん!

---

◆ ツボ崩壊という最悪の事故

意味分からん。

分からんのに。

**ツボ入った。**

なぁオレ。

分からんのに笑うな。

一番タチ悪いやつや。

腹筋崩壊。

喉封鎖。

歌、消滅。

---

◆ 一番目立つやつ

口は歌ってる“風”。

オレ下向いてる。

でも肩、

ブルッブル。

なぁオレ。

舞台の上で

一番目立つ動きしてるで。

“感情バレバレランキング1位”や。

---

◆ 連鎖崩壊

それ見て、

周りも崩れる。

つられて笑う。
音程ズレる。
声バラける。

なぁオレ。

一人で崩れとけ。

なんで周り巻き込んどんねん。

優勝候補、

一瞬で

「なんか変なクラス」

に転落。

---

◆ 教室で公開処刑

教室戻る。

担任、

顔真っ赤。

「何を笑っとんねん!!!」

集中砲火。

「なんで合唱中に笑うんや!!」
「なんで髪かきあげとんねん!!」

……知らんがな!!!

いや半分はオレやけど!!!

---

◆ 主犯扱いの理由

正直な。

髪かきあげた記憶、

ほぼない。

でもな、

先生から見たら

「余裕ぶってるやつ」
「ふざけてる主犯」

なぁオレ。

一番やったらアカン見え方しとる。

---

◆ 救いと現実

救いやったんは、

他にも笑ってたやつおったこと。

「つられました…」

その一言で、

怒り分散。

なぁオレ。

これ一人やったら、

終わってたな。

---

◆ 学んだこと

なぁ、あの頃のオレ。

お前な。

静かな場所、

向いてへん。

ほんまに。

---

【一言まとめ】

静かにしないといけない場所ほど、
一番うるさいミスするタイプやった。

---

【次回】

校則で締めたはずの学校が、一瞬で崩壊した話。


前回

▶第25話 「調子乗ったら、新人ヤンキーにからまれたオレ」


次回 

▶第27話 「不良になるって言われてたのに、一番マジメやったオレ」



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【第1話】「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」



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 【青春編まとめ】






◆ 無難代表、まさかの解放期

なぁ、あの頃のオレ。

小学校の頃のお前ってな、

ほんまに「無難」の化身やったな。

たまに目立って、
たまにはみ出て、
たまに怒られて。

……いや全部“たまに”や。

基本、

存在感エコモード。

省エネ設計。

いや聞こえはええけど、

ただの
目立たんやつや。

それがや。

中学入った途端、

どうしたんやお前。

急に出てきたな。

---

◆ 「ここ、いけるんちゃう?」の大事故

クラスの空気が
思ったよりゆるいって分かった瞬間、

お前の中で何かが鳴る。

(あれ?)
(ここ、いけるんちゃう?)

……鳴るな。

その通知、まだ早い。

なぁオレ。

その判断、誰基準やねん。

実績ゼロやぞお前。

---

◆ 端っこ芸人という一番危ない席

そこからのお前、

まぁまぁ調子乗っとる。

センター行く勇気はないくせに、

端っこの席から
ちょいちょいダジャレ投下。

しかもな、

質、低い。

ようそれで勝負しよう思ったな。

本人は完全に

「場を和ませてる」

つもり。

……いや和んでへん。

気ぃ使わせとる。

優しさで笑われとるだけや。

なぁオレ。

それ成功ちゃう。

救われとるだけや。

でもお前、

完全に勘違い。

(オレ、今ちょうどええポジションや)

……ちゃう。

一番危ないとこやそれ。

---

◆ トイレに連れて行かれる合図

そんなある日。

休み時間。

呼ばれる。

同じ1年。

ちょい背低め。

でも明らかに空気が違う。

新人ヤンキー、2人組。

なぁオレ。

1対2の時点で、

もう詰んどる。

「ちょっとトイレ来い」

なぁオレ。

この時点で分かるやろ。

ハッピーエンドの可能性、

ゼロや。

心拍数、

限界突破。

もう運動会や。

---

◆ トイレという名の処刑場

連れて行かれた先、

トイレ。

なぁオレ。

便器より先に

人生の終わり見えたやろ。

「最近ちょっと調子乗ってへん?」

来た。

中学名物、

調子乗り認定。

そして拳、

スッ。

ヤンキーの1人が

殴ってくるフリ。

なぁオレ。

どうした?

目、ギュッ。

完全防御。

……いや違う。

現実逃避や。

何も守れてへん。

その瞬間、

新人ヤンキー2人爆笑。

「ビビりすぎやろ!」

……そら笑うわ。

お前、満点のリアクションや。

---

◆ 笑い返したら対等やと思うな

ここでお前、

謎のスイッチON。

殴るマネし返す。

笑い返す。

なぁオレ。

それで対等なった思ってるやろ。

なってへん。

全然なってへん。

お前、

まだ観客席や。

---

◆ 知ってる先輩ゲームという地獄

ここから謎の勝負。

ヤンキーA:
「俺らO先輩ついてるで」

オレ:
「O先輩?知ってる」

ヤンキーB:
「Y先輩もおる」

オレ:
「Y先輩も知ってる」

ヤンキーA:
「K先輩もおるで」

オレ:
「……」

なぁオレ。

ここや!!!

言え!!!

「知ってる」でええねん!!!

空気や!!

流れや!!!

なんでこういう時だけ

正直なんや!!!

沈黙。

その瞬間、

相手の顔

完全勝利。

なぁオレ。

自分で負けに行っとるやん。

なぁオレ。

このゲーム、

「知ってる」言い続けたら勝ちや。

---

◆ メンチ合戦という無謀チャレンジ

それ以降、

廊下でメンチ。

なぁオレ。

お前も返しとるけどな。

……誰と戦っとんねん。

勝てる相手ちゃうぞそれ。

スペック差、

見えてるやろ。

でも頭の中におる。

K先輩。

なぁオレ。

もう想像で負けとる。

---

◆ 静かに引っ込むオレ

ある日から、

目そらす。

見んようにする。

なぁオレ。

早いな引き際。

でもな、

それ正解や。

---

◆ 出て、引っ込むという謎の動き

なぁオレ。

また出たな。

「出て、引っ込む」

このムーブ。

エレベーターかお前。

上がって、
下がって、

結局1階。

何しとんねん。

でもな。

この時のお前、

ちゃんと傷ついてる。

「出たら叩かれる」

「調子乗ったら終わる」

なぁオレ。

また一個、

変な学習しとるな。

---

◆ それでも続く中学生活

でもな。

それでもお前、

逃げへんかった。

ビビりながら、

教室おる。

なぁオレ。

そこだけは、

ようやっとる。

---

◆ そして次の事件へ

この「出て、引っ込む」を繰り返して、

次の舞台。

合唱コンクール。

なぁオレ。

また人前やぞ。

懲りてへんな。

---

【一言まとめ】

調子乗ったら、普通に痛い目見た。

---

【次回】

その「引っ込んだオレ」が、

合唱コンクールでまた前に出る話。


前回 

第24話  「朝から修行すぎる中学サッカーにぶち込まれたオレ」


 次回

▶第26話「静かにせなアカン場所で、一番やらかしたオレ」



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  【第1話】 「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」



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 【青春編まとめ】









◆ 朝から修行僧ルート確定

なぁ、あの頃のオレ。

中学入って、
最初に度肝抜かれたもん覚えてるか?

朝練。

……いや待て。

朝からサッカーて、
正気か?

サッカーって放課後にやるもんちゃうんか?
なんで一日の始まりから
ボール追いかけなアカンねん。

しかもな、
その前にや。

新聞配達。

なぁオレ。

もう働いとるやん。

いや待て。

これ中学生のスケジュールちゃう。

社会人でもキツいわ。

てか社会人なら
普通に転職考えるレベルやぞ。

なんでお前、
継続しとんねん。

根性とかちゃう。

ただのバグやそれ。

その状態で、
バタバタ準備して、

さらに6kmチャリ。

なぁオレ。

お前いま、

何と戦っとるん?

人生ハードモード設定ミスっとるやろ。

薄暗い道走りながら、

「これ修行僧の朝課ちゃうか?」

……いや違う。

修行僧でもこんな働かん。

なんの修行やねん。

悟り開く前に
体壊れるわ。

---

◆ ハードルゴールという地味な地獄

朝練は30分のミニゲーム。

ゴール?

**ハードル。**

……いや待て。

なんでやねん。

サッカーやりに来てるのに
なんで障害物競走混ざってんねん。

幅、せまっ!!

これゴールちゃう。

ただの“奇跡待ち”や。

もはやサッカーちゃう。

運ゲーや。

神頼みスポーツや。

なぁオレ。

なんでそんな環境で
「よしやるか」ってなっとんねん。

順応力バグっとるやろ。

ちょっとズレたら
ガンッ。

いやズレるに決まっとるやろ。

人間やぞこっちは。

でもな、

嫌いじゃなかった。

……いやどっちやねんお前。

朝日。
土の匂い。
抜けきってない疲れ。

「あ、オレ今サッカー部や」

いやその前に、

オレ今、
働いとるで?

---

◆ 冬の水道=精神修行

朝練終わり、

水道で頭から水。

冬。

「うぉぉぉぉ!!!」

……誰にアピールしとんねん。

観客ゼロやぞ。

誰も評価せん根性、

一番コスパ悪いからな。

なぁオレ。

それ頑張りどころちゃう。

ただの無駄ダメージや。

---

◆ 顧問の期待という名の事故

顧問のおっちゃん先生。

なぜかオレに期待。

理由?

分からん。

才能?

ない。

断言できる。

ない。

なぁ先生。

人選ミスってるで。

でもその期待で、

オレのメンタル終了。

---

◆ 正論シャワーで脳フリーズ

ボール来た瞬間、

「ボールあっち!」
「止めて蹴る!」
「判断せぇ!」

……うるさっ!!

全部正しい。

めっちゃ正しい。

でもな、

一気に言うな。

こっち今、

人生初のCPUフル稼働中や。

(止める)
(蹴る)
(あっちどこ)
(見られてる)
(終わった)

結果。

全部ミス。

なぁオレ。

全部やらかしとるやん。

器用ぶるな。

無理や。

---

◆ 廊下で人生分岐

バスケの先生登場。

「お前バスケや」

……誰が決めてんねん。

なぁオレ。

人生の進路、

廊下で即決されかけとるぞ。

軽すぎるやろ。

お前も笑って逃げとるけど、

それ対応として
だいぶ雑やからな。

---

◆ 期待が消えて、正常化

先生来なくなる。

期待消える。

結果。

めっちゃ楽。

なぁオレ。

それ正解や。

プレッシャーなくなって
やっと普通や。

最初が異常やねん。

---

◆ 三重苦セット

「期待されたい」
「怖い」
「自由がいい」

なぁオレ。

欲張りすぎや。

そらしんどいわ。

全部同時は無理や。

ゲームでも詰むわ。

---

◆ それでも続けた理由

朝から働いて、

チャリこいで、

ハードルに蹴って、

怒鳴られて、

勧誘されて。

それでも続けてた。

なぁオレ。

……なんでやねん。

ほんまに。

普通やめるやろ。

お前ちょっとおかしいで。

でもな。

その“おかしさ”で

続けられたんやろな。


【一言まとめ】
しんどさの中でも続けてたのは、
ちょっとおかしかったからかもしれん。

【次回】
調子乗ったら、

新人ヤンキーに普通に絡まれたオレ。


前回

▶第23話 「気づいたらオレ、中学生になってた」




次回

▶第25話 「調子乗ったら、新人ヤンキーにからまれたオレ」




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  【第1話】 「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」


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 【青春編まとめ】








◆ 人生、ページめくるの早すぎ問題

なぁ、あの頃のオレ。

気づいたら中学生になってたよな。

いや、早すぎるやろ。

昨日までランドセル背負ってたのに、
もう制服や。

なぁオレ。

切り替え雑すぎるやろ人生。

準備期間終わった瞬間、
いきなり本番や。

心の準備?

できてるわけない。

そもそも準備する時間、
一切与えられてへん。

---

◆ 全員知ってる世界からの解放(強制)

小学校。

1学年2クラス。

全員知ってる世界。

安心感の塊。

それが中学——

**8クラス。**

……いや待て。

増えすぎやろ。

なぁオレ。

なんで急に
人口4倍なっとんねん。

朝の昇降口、

知らん顔だらけ。

「あれ?ここどこ?」

いやそうなるやろ。

お前の世界、
一回リセットされとるからな。

いきなりフル人数。

しかもほぼ初対面。

会話も何も始まらん。

なぁオレ。

ようその状況で
普通の顔して立っとったな。

---

◆ 通学距離、急に修行編

通学も意味分からん。

小学校:徒歩2km。
中学校:チャリ6km。

……増え方おかしい。

なぁオレ。

倍率どうなっとんねん。

しかも家から1kmのとこに
中学あるのに、

なぜか6km先。

学区ってなんやねん。

人生ガチャか?

いや普通にハズレ引いとるやん。

毎朝チャリで小旅行。

もう通学ちゃう。

遠征や。

なぁオレ。

中学生やぞお前。

なんで毎日
長距離選手みたいな生活しとんねん。

---

◆ 変われてない自分と、変わらない支え

教室では相変わらず。

人の目気になる。
空気読む。
発言最小限。

なぁオレ。

安定の陰キャムーブやな。

環境変わっても
中身据え置き。

でもな。

一つだけ違った。

**サッカーがある。**

なぁオレ。

メンタル回復手段、

サッカー一本。

だいぶ偏っとるでそれ。

---

◆ 部室=文明開化

中学入って衝撃。

**部室がある。**

……いや喜びすぎやろ。

文明開化て。

小学校どんな生活やねん。

着替え外、
雨風フル装備。

それが急に

屋根あり、鍵あり。

なぁオレ。

急に環境よくなりすぎて
戸惑っとるやろ。

---

◆ ヤンキーという未知の生物



中学、ヤンキーおる。

2個上。

別ジャンル。

髪の毛、黒じゃない。

制服、違う。

なぁオレ。

あの制服どこで売ってんねん。

学校指定ちゃうやろ絶対。

いじりすぎや。

歩き方もおかしい。

もうオーラで分かる。

「近づくな」って。

なぁオレ。

あれ人間ちゃう。

ボスや。

序盤で出てくるやつちゃう。

しかもな。

あの人ら、

なぜか普通に

サッカーの部室におる。

いやなんでやねん。

サッカー部ちゃうやろ。

勝手におる。

しかもタバコ。

普通に吸う。

部室、

煙で充満。

なぁオレ。

ここサッカー部やんな?

なんで呼吸するだけで
ダメージ入る場所になっとんねん。

---

◆ 兄貴の名前、なぞの安心感

ここで兄貴。

「あ、○○の弟か」

→急に優しい。

なぁオレ。

なんもしてへんのに、
もう味方されとる。

どういう仕組みやそれ。

努力ゼロで
安心手に入れとるやん。

---

◆ 実力差、現実パンチ

サッカー。

小学校の技。

——通用せん。

なぁオレ。

そらそうや。

場所変わっとる。

前に蹴って走る。

——負ける。

なぁオレ。

単純に足りてへん。

中学生、

速い、デカい、強い。

完全に上位。

「あ、ここ簡単ちゃう」

いや気づくの遅い。

---

◆ 命日未遂事件

事件起きる。

なぜかオレがキーパー。

キャッチしてボール蹴る。

ヤンキー先輩の後頭部に

**直撃。**

ゴンッ!!!

……

なぁオレ。

終わったな。

人生ここで終了や。

セーブしてへんぞ。

心臓、

ほぼ外出とる。

---

◆ バグ発生

先輩振り向く。

「オレくん、やってくれるやんけー!」

……え?

なぁオレ。

なんで笑っとんねん。

怒る流れやろ普通。

完全に予想外。

でも思ったやろ。

「あ、生き残れるかも」

いや一回終わっとるけどな。

---

◆ 新しい世界の始まり

中学は優しくない。

でも全部敵でもない。

なぁオレ。

怖いけど、

ちょっとおもろいやろ。

ビビりながらでも、

ちゃんと進んどる。

それでええ。

---

【一言まとめ】
中学は怖い。

でも、全部が敵なわけじゃなかった。


【次回】

朝から働いて、そのままサッカーしてたオレ。


前回

▶第22話「キャプテンやからって、我慢ばっかりやったオレ」



 次回 

 ▶第24話 「朝から修行すぎる中学サッカーにぶち込まれたオレ」




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【第1話】「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」



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 【青春編まとめ】






◆ キャプテン=我慢役やと思ってた頃のオレへ

なぁ、あの頃のオレ。

キャプテンなった途端、
お前ちょっとだけ“大人”になろうとしてたやろ。

揉め事起こしたらアカン。
空気悪くしたらアカン。
自分が我慢すれば丸く収まる。

……それ、誰から教わったん?

小学生やぞ?

給料もらってへん管理職やんけ。

---

◆ 試合前恒例・地味すぎるライン引き

その日はな、
次の日に試合があるから、
みんなでグラウンドのライン引き。

白線引く、あの作業。

地味。
しんどい。
でも絶対必要。

砂まみれになりながら、
文句言いつつも進んでた。

終盤。

「もうほぼ終わったな〜」
「帰ろか〜」

そんな空気。

オレも
「よし、帰ろ」
って歩き出した。


◆ 背中に刺さる、あの一言

その時や。

後ろから聞こえてきた。

「……キャプテンやのに、
 まだ終わってないのに帰るんや」

「ちゃんとキャプテンやってもらわんと困るわ〜」

……出た。


いつもイヤミ言ってくるアイツ。


聞こえるか聞こえへんかの
一番イラつく音量。

なぁオレ。

その言い方、
教科書載るレベルで腹立つやつや。

“キャプテン”って言葉、
武器にしてきてるやん。

---

◆ 今までなら飲み込んでた

今までのオレやったらな。

「……」

って聞こえへんフリして帰ってた。

モヤモヤだけ育てて。

でもこの日は違った。

腹の底から、

グワッ。

って来た。

(なんやねん)
(ちゃんとやってるやろ)
(なんでオレばっかり)

気づいたら——

振り返ってた。


◆ キャプテン、全力で追いかける

そいつ、ニヤニヤしながら歩いてる。

次の瞬間。

……

オレ、走ってた。

なぁオレ。

キャプテンの動きちゃうやろそれ。

向こうも
「え、マジ?」
って顔して逃げる。

グラウンドで鬼ごっこ開始。

怒り8割。
悔しさ2割。

いや配分おかしいやろ。


◆ まさかの柔道、発動

相手が一瞬止まった。

その瞬間、捕まえた。

脳内で何かが叫ぶ。

「今や!!!」

……いや待て。

なんでや。

サッカーやぞ?

ボールどこ行った。

そして。

すでに辞めていた柔道。

なぜか発動。

一本背負い。

なぁオレ。

競技変わってるやん。

クルッ。

ドン。

相手、空中。

……なんでこんなキレイに決まってんねん。

誰も拍手してへんぞ。

バフッ。

砂煙。

静寂。

なぁオレ。

お前、今なにしてんねん。


◆ 小学生、鼻で戦う

オレ、馬乗り。

殴らんかった。
そこは耐えた。

……と思ったら。

下から反撃。

鼻に指。

……は?

なぁオレ。

その技、初見や。

ルールブックどこや。

審判呼べ。

でもオレも負けてへん。

反射で突っ込み返す。

結果。

二人で鼻いじり合い。

なにしてんねん。

これサッカーやぞ。

いや柔道でもない。


◆ 泣いた帰り道と、残った感情

そこで終了。

オレは一人で帰った。

帰り道。

悔しさ。
悲しさ。
よう分からん感情。

全部来て、

声出さずに泣いた。

---

◆ 初めて「イヤや」が外に出た日

でもな。

その涙の中に、

確かにあった感情。

……スッとした。

初めてや。

イヤやと思ってた相手に、
イヤやって返したん。

今まで飲み込んできた分が、
ちょっとだけ外に出た。


◆ キャプテンは我慢役ちゃう

その日からな。

そのチームメート、
強く言ってこんくなった。

仲良しではない。

でも、一線は越えへん。

それで十分。

キャプテンってな、

何でも我慢する役ちゃう。

言うべき時に、
言う役でもある。

この時のオレは、
身体で覚えてもうた。

……だいぶ荒い方法でな。

でもな。

あの日のオレ、
ちょっとだけ自分守れたで。


【一言まとめ】
我慢ばっかりしてたオレが、
初めて「イヤや」って言えた日。

【次回】

気づいたらオレ、中学生になってた


前回

 ▶第21話 「気づいたらまた毎日サッカーしてたオレ」



 次回

▶23話 「気づいたらオレ、中学生になってた」



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【第1話】 「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」


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 【青春編まとめ】








◆ 気づいたら沼に再ダイブしてた件

なぁ、あの頃のオレ。

サッカーに対して
「ちょっと距離置こかな…」
とか言うてた時期、どこ行ったん?

気づいたらお前、
サッカーの沼に
頭からズボーーーッ!!
って飛び込んでるやん。

しかも助走付きで。

モヤ期抜けた反動、
エグすぎる。

生活の中心、
完全にサッカー。

気づいたら毎日、
ボール触ってへんと
落ち着かん身体になってた。


◆ 朝から始まる謎の自主トレ

まず朝。

学校行く前から
勝手に練習開始。

誰に言われたわけでもない。

でもボール触らんと
落ち着かへん身体になってた。

オレ右利きやのに、
ある日突然、

「今日から左足強化するで!」

って
自分に謎の宣言。

誰に言うてんねん。

ボール蹴る時も、
階段上がる時も、
石ころ避ける時でさえ
全部左足。

朝から
片足縛られたペンギン
みたいな歩き方。

登校中のオレ、
絶対ちょっと変なヤツやった。


◆ 風呂場がトレーニング施設化

家帰ったら今度は
風呂トレ。

普通の人:
「はぁ〜気持ちええ〜」

オレ:
「お湯の抵抗で
 キック力上げんねん!」

バッシャン!
バッシャン!

風呂場で
ひたすらキックの素振り。

結果、
湯船のお湯、どんどん減る。

最終的に、
底にペタンッて
貼り付くレベル。

そこに
オカン乱入。

「ちょっと!!何してんの!?
 お湯代タダちゃうねんで!!」

オレ、
タオルで必死に隠しながら

「……鍛えてんねん」

オカン、
一瞬無言。

からの、

「知らんわ!!!」

そらそうや。


◆ 部屋はもうワールドカップ会場

部屋も無事では済まへん。

壁という壁に
サッカー雑誌の付録ポスター。

リビングより
ワールドカップ感ある部屋。

有名選手全員が
オレを見下ろしてる気がして
勝手にテンション爆上がり。

鏡の前では
“ゴール後ポーズ研究会”
毎日開催。

片手上げる?
両手広げる?
ユニ脱ぐ?
(※即イエロー)

兄貴の一言。

「ポーズより先に
 まず点決めろや」

……ごもっとも。


◆ 脳内、完全にサッカー専用

それくらい、
四六時中サッカー。

授業中、
先生の声は
右耳から左耳へフルスルー。

ノートの端は
全部サッカーの戦術メモ。

昼休み、放課後、寝る前、
夢の中ですらドリブル。

完全に
“サッカー脳”。


◆ このチームの空気が好きやった

そんな中で始まった
チーム活動。

正直、
めちゃくちゃ強いわけちゃう。

でもな、
それが楽しかった。

「え、コイツ決めるん!?」
って意外なヤツが
急に点取ったり、

普段おとなしいヤツが
ゴール前で覚醒したり。

そのたびに
全員で大騒ぎ。

なぁオレ。
この空気、
めっちゃ好きやったやろ。


◆ 気づいたらキャプテン決定してた

そんなある日。

練習終わり、
なんとなく
みんなで座ってたら、

誰かが言い出した。

「なぁ、キャプテンどうする?」

オレ、完全に他人事。

(へぇ〜誰やろな)

次の瞬間。

「……オレくんでええんちゃう?」
「せやな」
「異議なし」

……ん?

立候補してへん。
手も挙げてへん。
心の準備ゼロ。

でも周りは
もう決定事項。

なぁオレ。
この流れ、
断れたか?

……無理やな。

結局、

「……まぁ、やるけどさ」

って
渋々引き受けるオレ。

心の中では
ガッツポーズと
不安が同時発生。


◆ キャプテンとしての第一歩

キャプテン言うても、
何したらええか分からん。

声出す?
まとめる?
引っ張る?

全部手探り。

でもな、
ひとつだけ決めてた。

「楽しいチームでおりたい」

勝ち負けより、
まずそれ。

その気持ちだけは、
本物やった。


【一言まとめ】
気づいたら、
オレの毎日はまたサッカーで埋まってた。
そして知らん間に、
キャプテンになってた。

【次回】
「キャプテンやからって、何でも我慢せなアカンのか?」

オレはまだ
その意味を
ちゃんと分かってなかった。

前回
▶第20話「サッカーやめたのに、またボール追ってたオレ」




次回
▶第22話「キャプテンやからって、我慢ばっかりやったオレ」





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【第1話】「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」



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◆口だけ引退、心は現役

なぁ、あの頃のオレ。

「サッカーやめよかな…」とか言うてた割に、
お前、全然サッカーから離れきれてへんやん。

口だけ引退。
心、現役。

---

◆グラウンドは避けるのにマイクは握る

サッカーから距離置こうとしてた時期のオレ、
担当の放送委員だけは真面目にやっとった。

グラウンドは避けるのに、
マイクは握る小学生。


逃げ方が独特すぎるやろ。
---

◆体調不良(演技)という名の大事故

その日も放送委員の仕事があって、
夕方の校内放送で
「本日の担当は〜」って
自分の名前言わなアカン日やった。

しかもその日は、
よりによってサッカーの練習日。

心は完全に
「今日は行かん方向」で固まってた。

そこで思いついた作戦。

**“体調不良を装う”。**

オレ、マイク持って言うた。

「本日の担当は……ゴホッ、ゴホッ……」

……完璧やと思った。

---

◆完璧なはずやった作戦

が、隣を見ると
同じくサッカー休もうとしてた友だちが
口押さえてプルプル震えとる。

それ見た瞬間、
オレの中の笑い袋が破裂した。

「……っ、フフッ……」

次の瞬間。

校内放送:

**「アハハハハハハハハ!!!」**

笑い声、フルボリュームで
学校中に大拡散。

---

◆ 教頭、降臨

生徒:
「え?なに今の?」
「誰やねんwww」

先生:
「誰や!!ふざけてるのは!!」

結果、
ハゲの教頭先生、登場。

「放送室は遊び場ちゃうぞ!!」

めっっっちゃ怒られた。

そらそうや。
完全に事故や。

---

◆久しぶりに、心がほどけた瞬間

でもな、
怒られながら、ふと思った。

(久しぶりに、こんな笑ったな…)

ガチガチやった心が、
一瞬やけど、確実にほどけてた。

---

◆ 呼び戻されるオレ

それから数週間後。

夕方、家でボーッとしてたら、
サッカー仲間が
息切らしながら飛び込んできた。

「オイ!!」
「今度の試合、監督が
 “アイツ呼んで来い!”言うてる!!」

◆30秒でバレる本音

当日ほぼ拉致。
断る間もなく強制出動。

足取りは重い。
心はまだ“やめかけモード”。

でも試合開始、
ほんまに30秒後。

体が、
勝手に動き出した。

◆魔法が戻る音

パスをトンッて触れた瞬間──
胸の奥で
**“パチンッ”**って何かが外れた。

相手抜いた瞬間、
血がドクドク騒ぎ出す。

味方の
「ナイス!!」

その一言で、
心の殻が
**バリッ**て割れた。


◆やっぱり好きやった

「あれ……?」
「オレ……」
「サッカー、めっちゃ好きやん?」

走れば走るほど楽しい。
汗かけばかくほどテンション上がる。

完全に、
**サッカーの魔法。**

【一言まとめ】
一度離れたからこそ、
好きやったことが、ちゃんと分かった。

【次回】
気づいたら毎日サッカー。

モヤ期明けの反動、えげつない。


前回

▶第19話「オレ、サッカーやめよかな事件」



次回

 ▶第21話 「気づいたらまた毎日サッカーしてたオレ」



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【第1話】「不器用オトンと顔色センサー全開の子ども時代」


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