
まず前提から言うとな。
私立高校の受験は先にあって、
そこは一応……
ほんまにギリで合格してた。
滑り込みセーフ。
もうな、
“合格”というより、
試験用紙が
「しゃーない、入れたるか……」
って情けかけてくれた感じ。
なぁオレ。
合格発表、
たぶん高校側もちょっと悩んでる。
せやけど私立は👇
・遠い
・金かかる
・制服ダサい(※個人の感想)
親としては当然の願い。
「公立行け。公立!!」
そらそうや。
オトンもオカンも
言うてることは正論や。
今のオレなら、
土下座しながら同意する。
でもな。
当時のオレの心の中は──
ドロッドロやった。
◆ 頭の中、ずっとイタリア
受験勉強してても、
頭の中ずっとイタリア。
英単語見ながら👇
(イタリア語ちゃうんかい)
数学解きながら👇
(オレ、ほんまにここおる意味あるんかな)
先生の進路指導👇
「高校入ったらな──」
オレ👇
(オレ、日本おる予定ないねんけどな……)
なぁオレ。
協調性ゼロの脳内してる。
でもな、
家では留学の話なんか
もうできへん。
言うたら揉める。
学校では
進路の話ばっか。
周りはどんどん決まっていく。
なぁオレ。
どこ見ても、
“普通の道”
しか見えへんかった。
ほんでお前な、
その普通の道を見れば見るほど、
逆にイライラしてた。
◆ 怒りはマグマより熱い
理由はひとつ。
「イタリア留学反対された怒り」
これがな、
もうマグマみたいに
溜まっとった。
表では👇
「うん……」
「そやな……」
とか言うてるくせに、
心の中では👇
「ふざけんなや!!」
「オレの人生やろが!!」
「なんで最初から無理って決めんねん!!」
って大暴走。
なぁオレ。
感情、
完全に制御不能や。
◆ 中学生が編み出した最悪の作戦
そこで中学生のオレが
本気で考えた作戦。
「公立高校、わざと落ちる」
……
なぁオレ。
怖い怖い怖い。
発想がもう崖側に寄ってる。
今なら言える。
アホか。
ほんまにアホか。
誰が得すんねん、この作戦。
でも当時は本気。
「これで私立も公立も行かん」
=
「もうイタリア行くしかなくなるやろ」
という、
論理も倫理も置き去りにした
謎理論オブ謎理論。
なぁオレ。
追い込まれすぎて、
脳みそショートしてる。
◆ 試験当日、悪い顔のオレ
試験当日。
答案用紙を前にしたオレ、
心の中で悪い顔してた。
「よし……やったるか……」
なぁオレ。
顔だけは
犯罪映画のラスボスや。
でも実際のお前👇
めちゃくちゃ普通の中学生。
しかもな、
“わざと落ちる”
とか言いながら、
半分以上ほんまに分からんかった。
数学の答え
「12」って書くとこで👇
「12って……何やっけ……」
って一瞬止まる。
なぁオレ。
数字見失うな。
ほんで最終的に👇
「もうええわ」
って適当に書く。
英語の長文なんか、
もはや暗号。
なぁオレ。
問題用紙見ながら、
ずっと外国との距離感じてる。
※さすがに
「パスタ」「ピザ」
とは書いてへんけど、
精神状態は完全にそのノリ。
◆ 空気が変わった学校
数日後。
学校の空気が、
なんかおかしい。
先生らが👇
ヒソヒソ……
ヒソヒソ……
廊下歩いてても、
やたら視線感じる。
「……なんやこれ?」
嫌な予感しかしない。
なぁオレ。
こういう時の勘だけ
異常に当たる。
◆ 作戦、秒でバレる
答えはすぐ来た。
オレの答案が
「明らかに“わざと”間違えてる」
って、
公立高校側からクレーム。
はい、アウトーーーー!!!
なぁオレ。
隠密行動、
開始3秒で見つかってる。
むしろ👇
「こんな分かりやすい自爆ある?」
ってレベル。
先生らもたぶん、
「いや何してんねんコイツ……」
ってなってた。
◆ 家に帰ったら、先生おる
ある日、
家に帰ったら👇
中学校の先生、
座ってる。
しかも3人。
なぁオレ。
この光景、
中学生には重すぎる。
そのまま部屋戻って、
寝たフリしたかったよな。
「どうしたんや?」
「何があったんや?」
「何考えてるんや?」
質問責め。
オレ、黙秘。
なぁオレ。
ここで急に
ハードボイルド主人公なるな。
そこへ──
オトン帰宅。
◆ 地獄、開幕
玄関の音した瞬間、
家の空気、
一気に変わった。
なぁオレ。
体が先に察したよな。
「あ、終わった」って。
オトン、
ブチギレ。
「お前なんか、
夜間の高校でも行っとけ!!」
なぁオレ。
人生終了のお知らせ、
急にボリューム最大で流れてきた。
オカンは泣く。
先生は困る。
オレは黙る。
家の中、
完全に修羅場。
なぁオレ。
夢叶える前に、
家の空気終わらせるな。
◆ 全員しんどい夜
心の中では叫んでた。
「イタリア行かせへん
お前のせいやーー!!」
……
今ならわかる。
それは違う。
100%違う。
でも当時は、
本気でそう思ってた。
なぁオレ。
夢を守ってるつもりで、
一番自分を壊してた。
怒りだけで動くと、
こうなる。
周りも苦しい。
自分も苦しい。
でも当時のお前には、
もうそれしか見えてへんかった。
◆ 結論
なぁ、あの頃のオレ。
お前な、
夢叶えたいだけやった。
でも方法、
全部むちゃくちゃや。
ビビって、
怒って、
暴走して、
人生ごとコケかけてる。
なぁオレ。
青春のアクセル、
踏み方ヘタすぎる。
でもな。
この時のお前、
ほんまに必死やった。
だから余計、
止まれへんかったんや。
【一言まとめ】
怒りだけで動いたら、夢も人生もぐちゃぐちゃになる。
【次回】
もう隠されへん。切り札出す時が来たオレ。