『なぁ、あの頃のオレ』青春編 第48話「受験やのに、オレだけ違うとこ見てた」 | 夢見てズレて転び続けたオレの黒歴史ノート

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【連載】

なぁ、あの頃のオレ。
ちゃんとできへん人生の話

青春編 (77話完結済)
社会人編 現在執筆中

第1話はこちら
https://note.com/regal_wren4369/n/n802c36a0d555



先に言うと、私立は受かってた

まず前提から言うとな。

私立高校の受験は先にあって、
そこは一応……
ほんまにギリで合格してた。

滑り込みセーフ。

もうな、

“合格”というより、

試験用紙が
「しゃーない、入れたるか……」
って情けかけてくれた感じ。

なぁオレ。

合格発表、
たぶん高校側もちょっと悩んでる。

せやけど私立は👇

・遠い
・金かかる
・制服ダサい(※個人の感想)

親としては当然の願い。

「公立行け。公立!!」

そらそうや。

オトンもオカンも
言うてることは正論や。

今のオレなら、
土下座しながら同意する。

でもな。

当時のオレの心の中は──

ドロッドロやった。

頭の中、ずっとイタリア

受験勉強してても、
頭の中ずっとイタリア。

英単語見ながら👇

(イタリア語ちゃうんかい)

数学解きながら👇

(オレ、ほんまにここおる意味あるんかな)

先生の進路指導👇

「高校入ったらな──」

オレ👇

(オレ、日本おる予定ないねんけどな……)

なぁオレ。

協調性ゼロの脳内してる。

でもな、

家では留学の話なんか
もうできへん。

言うたら揉める。

学校では
進路の話ばっか。

周りはどんどん決まっていく。

なぁオレ。

どこ見ても、

“普通の道”
しか見えへんかった。

ほんでお前な、

その普通の道を見れば見るほど、
逆にイライラしてた。

怒りはマグマより熱い

理由はひとつ。

「イタリア留学反対された怒り」

これがな、

もうマグマみたいに
溜まっとった。

表では👇

「うん……」
「そやな……」

とか言うてるくせに、

心の中では👇

「ふざけんなや!!」
「オレの人生やろが!!」
「なんで最初から無理って決めんねん!!」

って大暴走。

なぁオレ。

感情、
完全に制御不能や。

中学生が編み出した最悪の作戦

そこで中学生のオレが
本気で考えた作戦。

「公立高校、わざと落ちる」

……

なぁオレ。

怖い怖い怖い。

発想がもう崖側に寄ってる。

今なら言える。

アホか。

ほんまにアホか。

誰が得すんねん、この作戦。

でも当時は本気。

「これで私立も公立も行かん」

「もうイタリア行くしかなくなるやろ」

という、

論理も倫理も置き去りにした
謎理論オブ謎理論。

なぁオレ。

追い込まれすぎて、
脳みそショートしてる。

試験当日、悪い顔のオレ

試験当日。

答案用紙を前にしたオレ、
心の中で悪い顔してた。

「よし……やったるか……」

なぁオレ。

顔だけは
犯罪映画のラスボスや。

でも実際のお前👇

めちゃくちゃ普通の中学生。

しかもな、

“わざと落ちる”
とか言いながら、

半分以上ほんまに分からんかった。

数学の答え
「12」って書くとこで👇

「12って……何やっけ……」

って一瞬止まる。

なぁオレ。

数字見失うな。

ほんで最終的に👇

「もうええわ」

って適当に書く。

英語の長文なんか、
もはや暗号。

なぁオレ。

問題用紙見ながら、
ずっと外国との距離感じてる。

※さすがに
「パスタ」「ピザ」
とは書いてへんけど、
精神状態は完全にそのノリ。

空気が変わった学校

数日後。

学校の空気が、
なんかおかしい。

先生らが👇

ヒソヒソ……
ヒソヒソ……

廊下歩いてても、
やたら視線感じる。

「……なんやこれ?」

嫌な予感しかしない。

なぁオレ。

こういう時の勘だけ
異常に当たる。

作戦、秒でバレる

答えはすぐ来た。

オレの答案が

「明らかに“わざと”間違えてる」

って、
公立高校側からクレーム。

はい、アウトーーーー!!!

なぁオレ。

隠密行動、
開始3秒で見つかってる。

むしろ👇

「こんな分かりやすい自爆ある?」

ってレベル。

先生らもたぶん、

「いや何してんねんコイツ……」

ってなってた。

家に帰ったら、先生おる

ある日、
家に帰ったら👇

中学校の先生、
座ってる。

しかも3人。

なぁオレ。

この光景、
中学生には重すぎる。

そのまま部屋戻って、
寝たフリしたかったよな。


「どうしたんや?」
「何があったんや?」
「何考えてるんや?」

質問責め。

オレ、黙秘。

なぁオレ。

ここで急に
ハードボイルド主人公なるな。

そこへ──

オトン帰宅。

地獄、開幕

玄関の音した瞬間、

家の空気、
一気に変わった。

なぁオレ。

体が先に察したよな。

「あ、終わった」って。

オトン、
ブチギレ。

「お前なんか、
 夜間の高校でも行っとけ!!」

なぁオレ。

人生終了のお知らせ、
急にボリューム最大で流れてきた。

オカンは泣く。

先生は困る。

オレは黙る。

家の中、
完全に修羅場。

なぁオレ。

夢叶える前に、
家の空気終わらせるな。

全員しんどい夜

心の中では叫んでた。

「イタリア行かせへん
 お前のせいやーー!!」

……

今ならわかる。

それは違う。

100%違う。

でも当時は、

本気でそう思ってた。

なぁオレ。

夢を守ってるつもりで、
一番自分を壊してた。

怒りだけで動くと、
こうなる。

周りも苦しい。

自分も苦しい。

でも当時のお前には、
もうそれしか見えてへんかった。

結論

なぁ、あの頃のオレ。

お前な、

夢叶えたいだけやった。

でも方法、
全部むちゃくちゃや。

ビビって、
怒って、
暴走して、
人生ごとコケかけてる。

なぁオレ。

青春のアクセル、
踏み方ヘタすぎる。

でもな。

この時のお前、
ほんまに必死やった。

だから余計、
止まれへんかったんや。

一言まとめ
怒りだけで動いたら、夢も人生もぐちゃぐちゃになる。

次回】
もう隠されへん。切り札出す時が来たオレ。